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2018-08-03 [長年日記]
_ 「『しなる』のような尖鋭な言葉を肉体について使うことには違和感を覚える。」誰の言葉でもない、私自身の内側から沸き起こった言葉である。帰りのバスの中で私はウトウトとしていた。懐かしくて、昔持っていた小学1-2年生の書いた詩集「小さな目」をネットで買い求め、その中の詩のいくつかを思い出していた。まどろみの中で私は、夢の中の詩人あるいは批評家と一体となって、冒頭の言葉を吐いたのであった。これは私ではない。なぜならそんな言葉が出るなどと思いもよらず、自分の言葉に驚いたからである。たまにこういうこともあるのだ。そしてその言葉の意味をつくづくと考え、その語の余りの幾何学性にそう思ったのか、と推測した。自分の言葉なのに。