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2018-08-12 [長年日記]
_ [特撮] 快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー
ルパンイエロー「見てはいけないものを見てる気がする…」ルパンブルー(見られた方)「…殺せ。俺を殺してくれ」朝の子供番組で「くっころ」が出てしまった。そしてエアロビクスする巨大ロボット。ヤバヤバのやばすぎでしょw つづく。
_ さて、そういうわけで羽田に向かっている私です。エアポートライナーに乗るべく最寄駅で並んでると、私の基準ではメタボリックなアングロサクソン系の父と子が語りかけてきた。「この電車ヨコハマへ行くや」「然り」と応える。そのまま乗り口の中央にいるのを、同じ乗り口に並んでいた1人の日本人が注意したので、「こなたへ」と私の後ろに続くように促した。電車到着。先ほどアングロサクソン親子を注意した日本人男性は我先にと空席を目指して座る。誰かと電話しながら。それで彼は外人さんに日本のマナーを教えようとしたのではなくひとえに自分の権利だけを守りたかったのだ、と知れた。親子は気にもせず立って談笑している。電話の相手にぺこぺこと丁寧な言葉をかけて通話を終えた日本人は、踏ん反り返って長々とさほど長くはない足を伸ばして自らの権利を満喫している。やがてヨコハマ駅に着く。私も乗り換えなので親子に声を掛けた。「はやヨコハマステイションに着きたり。汝ら何処より来たる」「コロラドなり。子を連れてこのくうる・かんとりいに来たれり」「ヨコハマをゑんじょいなされよ」「かたじけのうござる」
英語を会話で使ったのは全く久し振りだった。簡単な会話でも中々言葉は出てこない。英会話もラジオの語学番組もずっとやっていない。過去の自分への投資を無駄に仕掛けているのかと思うと勿体無いことだと感じる。グループレッスンでもいいから、再開しようかな?けど以前よりもう少しカジュアルな習い方をしたい。そしてある程度、安く。
_ 空港でお昼。
食材に動物由来品が見当たらないので最近羽田ではいつもこれ。穴守稲荷の名物…ってことかな?画像、回ってないこと一応chromeで確認した。
_ [読書] 「エルサレムのアイヒマンー悪の陳腐さについての報告ー【新版】」、ハンナ・アーレント著、大久保訳、みすず書房、1969(初版)1994(新装版)。
原書は1963年の刊行。この間、とある問題意識によって読み始めるとこの日記に書いたのだが、危うく積ん読になるところを帰省時のすさびに携えた。旅路の共にはちょっと厚いし、どこまで読み進むかの懸念もあったがとまれ読み出した。しかし冒頭の文章がどうにも頭に入ってこない。自分の不明さに多くの原因があるのだろうが、どうやら大きな理由がわかってきた。まず、歴史的背景を知らない。さらに、書かれた当時の状況を知らない。そして、著者の意図、特にアーレントが誰、あるいは何を是としてまた非とする立場なのかが分からない。そのせいなのだろう。逆を言うと、これらが解決されている状況で読む文章はすんなりと頭に入っていくのではないか?もちろん基本的なレトリックの問題は誤字も含めて解消されていたとして。そしてその書かれている言語に対しリテラシーを持っているとして。もしかするとそれは、読まれやすい(好感を持たれるか反感を買われるかはともかく)文章を書くことのヒントなのかもしれない。で、上に書いた3つの問題の第1を補うべく、関連年表が巻末にあるのに気づいたので、そこを読んでみた。そして驚いた。
アイヒマン裁判は私の生まれる前の年に始まる。アイヒマンもアーレントも共に当時55歳。丁度現在の私の年とほぼ同じだ。私の生まれた年(そして或る領域については現在も、なのだが)戦後は全然終わっておらず、この裁判を契機としてドイツでは多くの戦犯とされるべき人物達が公職についているという事実が明らかになっていく。日本の事情はどうなのだろう?歴史が、実数の集合のように連続していることにあらためて思い至る。ここまでまだ全然本の内容に触れてない。続く(根気が続けば)。
_ 円山界隈は盆踊りの準備中。
夜涼しい。パラダイスじゃないですか。
_ 時計台は10/31までお化粧直し中です。
かわいそうに、知らずに来た観光の人が「ホントにガッカリ〜」って言ってる。しばらくはカキワリ。
_ 札幌、やばいな。水道の水冷たいよ。ここはパラダイスか?