RSSフィード:http://alpha-ralpha.com/diary/index.rdf
2018-08-11 [長年日記]
_ 日付いつのまにか変わりニクラス。12年前の日記の記事を見て、歴史は繰り返してるなあと思う。今、舞台を替えて、まさに同じような空間の点の分布への興味が止まらないのだ。この現象を考えるおそらく基本となるのは、1857年に出版された本の中で著者であるシメオン・ドニ・ポアッソンが提唱したいわゆるポアソン分布なのである。私にとっては驚くべきことなのだが、この160年ほど前の文献が、読めるのだ。無料で。どうだろう、これは素晴らしいことではないのだろうか?明治維新の10年前だよ?その時に書かれた書物の内容が、当時の歴史を記録しているからというような価値とは違って、そこに書かれた知識が今も変わらずに有効で実践的な知識であるという価値を持ち続けているということが驚きなのだ。160年なんて、どれほど再生治療が発達してもなかなか生きられる時間ではない。知や技術の連続というものは適切に維持していけばいつまでも若々しく保たれるものなのだ。それを保つためには、折々そこに立ち返りかえり見るべきなのだ。ちょうど、古道がいつまでも存続するためには誰かがその上を歩き続けていなくてはならないように。
さらに、もう少しだけ頑張って探すなら、このポアッソンの理論をプロイセン軍で馬に蹴られて死ぬ事故の頻度分布に適用したボルトキーヴィッチの著作も読める。ただし、ポアソンの著作はフランス語、ボルトキーヴィッチのそれはドイツ語で書かれているので、これを楽しもうと思ったならそれなりに両語に関する知識が必要となる。つまりそういう知識(それはたいていの場合学校で教えてくれる知識だ)さえあれば、こういうことを楽しめるという世界が広がっているのだ。私はその広がりの辺境のたった一か所にいるに過ぎない。でももっともっと、遊び場を広げていきたいと思っている。
_ というわけで、寝て起きてゴミ出して図書館行って散髪してジム行った。暑さで疲れたのか、あまり調子は良くなかったがいつものメニューをこなす。ハヌマーナーサナ、右足前に伸ばすのがまた痛くなって来ている。少し調子に乗ってしまったか。でも昨晩はできた。朝より夜の方が体は柔らかいから。朝は伸ばすだけ、夜はくっつける、というので良いのでは無いか。暑さのせいなのか知れないが体重が減少傾向を示していて、一週間の間に1キロ強減っている。朝食欲があまり無くて秘蔵のグラノーラシリアルに豆乳かけたのと果物とかばかり食べてたというのはある。でも間食にかぼちゃの種をぽりぽりと結構たくさん食べたり、口中の涼を求めてついデリシャスミントをがりがりと何個も食べたりしてるので、この減少傾向は不審なところもある。
この歳になると気になるのはサルコペニアである。加齢による筋減少。注意しているけど防げないことはあるかも知れないのだ。ただ、指輪っかテスト(両手の親指と中指を合わせて輪っかを作ってふくらはぎの一番太いところを囲んでみる。余裕で囲めたらサルコペニア、というのだが、これは怪しい。だって脂肪でふくらはぎが太くて筋肉は無いかも知れないじゃないか。まあこのテストは私はクリア。街道歩きのおかげで私のヒラメ筋は中々立派なのです。ミニスカートを履くとそれが目立って恥ずかしいから履かないんです、ほとんど。もう一つ簡単なテストは、片足立ち。マットの上では怪しいけど、ヨガでよくやるのでこれもクリア。まだサルコペニアを心配する必要はなさそうだが、念のために(『念のため』をいちいち勝手に『何のために』と変換しようとするんじゃない、iPhone!)夜寝る前にピープロテイン飲むのは続けよう(でも何かドロッとして暑いと飲みたくないんだよな…)。何だ、結局は体重減ったって自慢したいだけなのか、自分?でも未だシックスパックは見えずなのでできれば筋肉減らさずにあと2キロは落としたい。パックはシックスじゃないかも知れない(人によって数が違う)。そうそう、そのあと、閉所日と知らずにまた学習センターに行ってしまいましたとさ…。暑いのに。