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2005-04-08 一日教育の日/考現学が気になる/河あきら『WONDER!』1-3巻 [長年日記]
_ 会社で教育。疲れました。
教育受けながらくだらないことをコクヨ セ-Y3(野帖)に書き付けているうちに、なぜか考現学が気になり始めた。正規の科目に考現学(2単位くらい)のある大学がどこかにあるに違いない、と思ってネットで調べてみる。民俗学や建築のような講義の中でそれを取り上げるようなことはあっても、考現学教室のようなものはどうも存在していないようだ。考現学は今和二郎一代限りのきわめて短い体系であり、その手法に即しておのおのの現在を考現する人たちがいるだけのようなのである。これは考現学が考古学の手法を現代に適用した、ただその視点の転換が新しかったというものであるためで、考現学資料はその「今」が過ぎてしまえば「非常に新しい時代の考古学資料」になってしまう危険性がある。がそれよりも考現学が学としてその体系を発展させていく(誰がそれを望んでいるというのだろう?)ために必要なものは、博物学との差異を明確にすることだろう。この問題は(って何が問題なんだ?)今後も考え続けなくてはならないことのように思えたのだった。単に気が狂っただけかもしれない。