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2005-03-01 『西遊記の秘密』(続)/放送大学/フリーのメール [長年日記]
_ [読書] 『西遊記の秘密』中野美代子。
今III章「西遊記の社会学」を読んでいるところ。この章は星座の話から始まる。『五行大義』なる書の「論三十六禽」の条に、三十六禽とは十二支×(朝昼晩の)3で、たとえば子に関して言えば朝は燕(つばめ)、昼は鼠、夜は蝙蝠となる。ちょっと強引だがまあ色も大きさも似てるから許せるとしても、丑に関しては牛→蟹→鼈(すっぽん)、未(ひつじ)だと羊→鷹→雁…頭がクラクラしてきた。中野先生の講義を受けていたときはまさに毎週こんな風に頭がクラクラしていたものだった。明末の『武備志』全260巻は明代兵制の大著で、諸葛孔明や唐初の李靖といった名将の布陣が図解されているらしくちょっと見てみたい。「李という、中国ではきわめてありふれた姓は、かの老子の姓が李であると伝えられるところから、唐の天子たちには特別の意味をもった」。同じ特別の意味はブルース・リー(李小竜)の名にも付与されていたのかも知れない、なんてまあ単なる思い付き。
_ そろそろ放送大学の入学時期(私は選科履修生なので続けるためには毎年入学しなくてはならない)だが、久し振りに放送大学のHPを見てみると、なんと、選科履修生にも定員というものがあることを知った。科目履修生と合わせて40000人。ということは、不合格通知が届く可能性もあるということなのか?試験も無いのにどういう基準で選考するんだろう?入学金を払いさえすれば合格通知が来るものだと思っていたので、ちょっとビックリ。「学びたい!それが入学資格」って言ってるのになー。ただし現在の(選科+科目)学生は27000人ほど。意外に少ない。
何年も使っているフリーのメールアカウントから送信しようとするといつもサーバーに拒否されていたのでちょっと困っていたが、smtpの設定がいつの間にか変わっていたのにやっと気づいた。スパムが一杯来るようになったら捨てるつもりのフリーのメアドだったけどもう5年近く使っているからちょっと捨てられない。でもスパムは一杯来てる。
「実は私…男性との出会いが欲しくってメールしちゃいました。」とか
「新入学生の皆様、合格おめでとうございます。当校では、健康に学業を推進していただくために入学式の前に、性病等の健康診断を実施致します。」
とか。面白くてついコレクションしてしまっているけどちょっと危険?うかつにリンクを開いたりしないようにしましょうね。
2005-03-03 ゴミ/『西遊記の秘密』(読了) [長年日記]
_ 朝ゴミを出しに行ったらすでに回収が終わっていた。いつもは「わかば」を見てゆっくり出しに行けば間に合っていたのに…。ゴミ袋持って帰ってくるのは惨め過ぎる。
2005-03-04 雪/吾妻ひでお『失踪日記』/『MAIL』/松本光司『彼岸島』第10巻/ゆうきまさみ『鉄腕バーディ』第8巻 [長年日記]
_ 雪。会社行く途中に急坂があるので滑りながら出社。
_ [読書][漫画] 「失踪日記」「彼岸島」「鉄腕バーディ」
吾妻ひでお『失踪日記』買った。氏が漫画家の生活から逃げ出した頃の話。この逸話はとり・みきの『まんが家のひみつ』という本で読んでいたが、今回本人自らがホームレスや肉体労働の経験を明かしている。読んでおけばこれからの人生で何かあったときの参考になるかもしれない。アル中は怖いなあ。不治の病だと。
今夜はまだまだ漫画三昧。松本光司『彼岸島』第10巻。『クーデタークラブ』をかの極悪漫画家早見純が褒めていたので読み出したのがきっかけで続けて読んでいる。邪鬼使いと雅登場。次は初夏。引っ張りまくってる感じ。
『鉄腕バーディ』第8巻。千明くんが大変なことになってきてて可哀想かな。次号、バーディに助っ人登場するみたい。6月第三週の予定だと。
2005-03-05 『MAIL』/『グレネーダー』 [長年日記]
_ 休みになったらあれもしようこれもしよう、と思っていたけど、何故か胃が痛くて(つうか夕べちょっと呑んだせいか?)結構寝てた。
2005-03-08 鼻がぐすぐす [長年日記]
_ 花粉症になるとは思わなかった。鼻ぐすぐす、咳出て熱っぽい感じ。おまけにおなかがゆるい。
これは花粉症なのか?風邪じゃないのか?それとも両方いっぺんに発症してるのか?
わけわかんないけどエキナセア茶飲んでがんばる。植物には植物で対抗するしかない。
2005-03-09 花粉/『のだめカンタービレ』3-5/『今日から(マ)王』第1話/『ふたつのスピカ』 [長年日記]
_ 今日も花粉にやられた。けど昨日より少し楽。お腹がゆるいのはきっと別の理由なんだろう。お風呂入ってエキナセア茶(ミント・リコリス入り)飲むとさらに症状が和らいだような気がする。
_ [漫画][アニメ] 「のだめカンタービレ」「今日から(マ)王」「ふたつのスピカ」
『のだめカンタービレ』3-5巻。同僚から続きを借りた。漫画っていいなあ。それにしてもまた出てきたぞ、ご飯のカビからイクラができるという話。うう、想像したくない。
今日から(マ)王』第1話「流されて異世界」。
美形の男ばっかし出てくるのでいかがなものかなあと思ってたけどまあこういう軽いのもいいかなあ。しかし「今日から…」というタイトルは第1話限定じゃないの?
『ふたつのスピカ』第6話「テスト終了」
また「わたしの夢」の朗読から始まってしまいました。これだって一種のバンクだぞ。オープニングに、ライオンの紙のお面を被ってるキャラが出てくるのに気づいて、気になる。
2005-03-10 グラフもほぼ収束/『歴史の道調査報告書』/『のだめカンタービレ』6-8/『街道の日本史26伊那・木曾谷と塩の道』 [長年日記]
2005-03-11 帰りに一杯 [長年日記]
_ 久し振りに同僚と会社帰りに一杯。行きつけの店がなぜか閉まっていて、どうしたのかなと心配。明日は『あずみ2』いよいよ公開だな。でも日曜に見に行こうと思っている。
2005-03-12 国会図書館へ。/ゲーム『クミとクマ』/『グレネーダー』第10話 [長年日記]
_ 午前中、国会図書館へ。『群馬県歴史の道調査報告書』をコピー。全頁コピーのために群馬県教育委員からいただいた許諾書を持っていった。原本を提出せねばならないので一度で全頁複写してしまわなくてはならないということになる。
フリーのRPGゲーム『クミとクマ』、終了。関西弁のクマの台詞がいちいち面白かった。「RPGツクール」で作られている。
2005-03-13 『街道の日本史26伊那・木曾谷と塩の道』/『長野県歴史の道調査報告書』/『あずみ2』 [長年日記]
_ [読書] 『街道の日本史』
読了。幕末の伊那地方には平田派の国学者が多かった。松尾多勢子は「松尾の嫁さんを見習え」と言われたほど働き者の女性であって、51歳で平田(没後)門に入門。時に文久元年。翌年京に上り公家に出入りするようになり岩倉具視を偵察したり維新後は職を求める志士に斡旋をしたりと活躍した。『街道の日本史』は全部で56巻。読んだのはこれでまだ2巻。次は『17中山道 武州・西上州・東信州』を読む。
2005-03-16 今日も花粉 [長年日記]
_ 鼻水が出すぎて体が干からびそうになった。
_ なんとなく『その時歴史が動いた』を見てしまう。三国志の孔明の話。内容は思い切り蜀正統論で、『蒼天航路』に大きな影響を受けている私にはどうしてもこの番組が三国志演義というフィクションの影響を大きく受けすぎているように見えてしまう。諸葛氏50代目くらいの人々が暮らす諸葛鎮というところがあるというのだが、裏づけになっているのは系図のようなものであると説明されていた。もちろんそれだけでは不足なのだが。
2005-03-17 風邪なのか?インフルエンザなのか?/『未来少年コナン』 [長年日記]
_ 天気悪いのに鼻がスッキリしない。どころか体がゾクゾク。花粉症だと思って調子こいて毎日キチンと風呂に入ってたのは裏目なのか?なにしろぐっすり寝るに限る。『ああっ女神さまっ』なんか見ないでね…
2005-03-20 市立図書館へ/ネトル [長年日記]
_ [郷土史][交通史][身延道] 昼前から図書館へ行っていろいろ調べる。
群馬県高崎市倉賀野の倉賀野神社の飯玉縁起について。『神道大系』なる書を参照した。群馬郡の地頭の八人の息子の末は兄弟の夜討に遭い怨念により竜神と化し祟りをなすが、奥州の勅使が観音菩薩の助けにより成敗する。本地垂迹の物語。
『身延のみちの記』で知られる江戸初期の法華僧、元政上人はもと彦根藩の武士だったが、或る日出家する。出家の原因は江戸で知り合った高尾太夫との恋愛沙汰であるという芝居が流行ったことがあるそうだが、実は相手は遊女ではなく同藩の武士との衆道ではないかというホモ疑惑。尤もホモがばれたことが原因というのではなく、「恋の病」による失調の後の出家、と推定されると。
交通史の権威である児玉幸多先生の自選集を借りた。巻頭に先生の写真があった。
_ 花粉症に効くというのでネトルというハーブを探した。やっと見つけたがちょっと高い。効き目の検証はこれから。
2005-03-21 奥州道中白沢から氏家へ/『ファンタジックチルドレン』第25話 [長年日記]
2005-03-23 疲れてるかも/『街道の日本史』『蜜蜂マアヤ』『おくのほそ道』/『ふたつのスピカ』 [長年日記]
_ 昨日は歩き旅の疲れが出て今日もちょっと影響が残っていたような。電車が止まって会社に着いたのが昼に近かった。
_ [読書]読みかけの本3冊ほど片付ける。
・『街道の日本史17 中山道武州・西上州・東信州』上州は人の気が荒く古来治めにくい地とされていたそうな。碓井峠を越える機関車はレールの間に歯状のラックレールを敷いて機関車の歯車とかみ合わせる「アプト式」だった。
・『蜜蜂マアヤ』ボンゼルス。岩波文庫。大昔子供向けのを読んだが、花の精が現れるシーンは覚えが無かった:「人間は眠ってゐる時夢を見るんですか。」「眠ってゐる時だけでなく、」と妖精は言った。「時には目をさましてゐても夢を見るのだよ。さういふ時人間は少し背中を丸くして坐る。頭はいくらかうなだれて、目は空の中まで見透したがってでもゐるやうに、遠くの方にさまよふ。いつでも人間の夢はその生活よりも美しいのだ。だから僕たちは夢の中で人間に現はれるのさ」(実吉捷郎訳)それからマアヤは妖精につれられて初めて人間を見る。それは寄り添う恋人たちだった。
・『おくのほそ道』角川ビギナーズ・クラシック。おくのほそ道の芭蕉筆なる古文書が平成に発見されて話題となった、というのは知らなかった。「おくのほそ道」は奥州道中を「奥の大道」と呼んだのに対して多賀国府周辺の小道をそう呼んだのだという。芭蕉の命名というわけではない。
2005-03-25 胃がシクシク/『日本一の男の魂』第14巻/『ふたつのスピカ』第4巻/スミス『ノーストリリア』(続)/栗山千明 [長年日記]
_ 今週は氏家から帰ってきてからずっと胃がシクシク痛んでいたような気がする。今日やっと落ち着いたので牛タンとホルモン食べてきた。
_ [漫画][アニメ] 喜国雅彦『日本一の男の魂』第14巻。「ふたつのスピカ」4
新刊が出てるとは思わなかった。いつもいつもくっだらない内容だとはわかっているけどやめられない。こんな内容で14巻もつづいているのはすごいことだと思う。
NHKの方ももう第8話を数えたので、単行本『ふたつのスピカ』第4巻を買った。何気なく見ていたけど、高校くらいの少年少女が宇宙をめざして訓練や勉学に励むというのは実は新しい設定だったんだな。山田芳裕の『度胸星』とネタが被ってるなあなんて思ってたけど、主人公たちの年代が少し若いというところは、まあ新しい。けどアスミの生活はどう見ても1970年代なんだよなあ。1000円札の肖像が坂本竜馬と思しき人物で、芸が細かい。
2005-03-26 うだうだ休日/スミス『ノーストリリア』(読了)/『グレネーダー』最終話 [長年日記]
_ 一日閉じこもって寝たり本読んだりお酒飲んだり。こういう休暇は絶対に必要なんだと思いたい。
2005-03-27 ちょっとお出かけ/近藤ようこ『水鏡綺譚』/『街道の日本史2 蝦夷地から北海道へ』/中野美代子『眠る石』/クロレッツXPのCM見た/NHK『義経』 [長年日記]
_ [漫画] 「水鏡綺譚」
昼過ぎに出かけて、近藤ようこ『水鏡綺譚』買って昼・夕兼ねた食事を4時頃取りつつ読む。主人公ワタルは少年マンガのキャラのようだ、と思っていたら著者のあとがきに白土三平のマンガを意識して描いたようなことが書かれていた。鏡子(かがみこ)のような謎を含んだ少女はお手の物といった感じ。分厚くて1600円もするけど、買ってよかったよなあ、うんうん。もうけもうけ。←花輪和一風
_ [読書][交通史] 『街道の日本史』第2巻「蝦夷地から北海道へ」
読み始める。北海道の、文献に残る歴史は江戸の末期ごろからかと思っていたら、鎌倉の頃は流刑地だったという。こんな伝説、聞いたことが無かった。かく言う私は北海道の出身であり、地元を通る国道は囚人により拓かれたものである。
_ [読書] 「眠る石」中野美代子
同時に中野美代子先生の『眠る石』(ハルキ文庫)を読み始めた。これは渋澤龍彦を思わせるような幻想小説。第1話は塔の中の姫君と猿婿入りに似た話だが、舞台はジャワ。第2話はジョットの描いたパスパ文字の話。著作に『パスパ文字の話』というのがあるのを知っている。未だ読んでいないが、この逸話が書かれているのかもしれない。そして第3話は楼蘭を歩く僧の話。言わずと知れた三蔵法師玄奘のことである。
_ [栗山千明] クロレッツ
TV見てる割に栗山千明のクロレッツのCMを見られないのでインターネットで見てみた。良くある「ハー」って息を吐きかけるようなシーンが無くて良かったなあと思ったのですが、相手役の男が気に食わぬ。駅で見かけたポスター、欲しいなあ。
_ NHK『義経』朝日将軍木曾義仲が登場。巴御前が小池栄子というのは良いキャスティングかも。番組最後に木曾・宮ノ越が出た。4年ほど前に訪れた義仲館や巴が淵、旗上八幡などが映像に現れて懐かしいこと限りない。
2005-03-28 文字列処理/河あきら『WONDER!』…を買おう。/『ファンタジックチルドレン』最終話/中野美代子『眠る石』(読了) [長年日記]
_ [コンピュータ] 文字列処理
出力データの形式を整える仕事。VC++を使う私にはstringとcstringとCStringという選択がある。いずれにせよ文字列処理はPerlが便利だなあ、と思う。
_ [漫画・アニメ] 「WONDER!」
河あきらは別冊マーガレットの頃からファンだったのだが、『WONDER!』という作品を描いていることを全然知らなかった。不覚であるとともに、楽しみが増えた。けど身近な本屋では手に入らなかった。Amazonっすかねえ…。ひさびさにファンサイト「河のある風景」をのぞいてみたら、『ご町内のミナサン』で出てきた町内会の夏祭りポスターが。河先生から送られたものもあった。
_ [漫画・アニメ] 『ファンタジックチルドレン』最終話
「終焉そしてはじまり」。うーん、とうとう終わってしまったなあ。最初のほう全然見てないから最終話の楽しみが今ひとつという感じで、これは断然DVD買うしかないな。次週からなんか「合体すれば世界が変る」とかいうのがはじまるらしい。ウルトラマンAを思い出す。やーらしー。
_ [読書] 中野美代子『眠る石』
読了。ボロブドゥールとかアンコールワットとか、日本を歩き回っているだけでは決して味わうことの出来ない世界がある。実際に訪れればひとしおだろうけれど、書斎で旅することでもかなり楽しめるだろう。人生を楽しみ尽くすためには、知るべきことのなんとも多いこと多いこと。
ところでこの本は1997年にハルキ文庫からでたもので、わたしは98年に読み出してしばらくほったらかしにしていたらしい。本のカバーに「98.2.10ともふすきー/こんな年になってボクは星を見る 神サマよりお星様」と書いてある。どこで聞いたのやら、きっといいなあと思ったに違いない。「星ラップ」というらしい。98年2月というと街道行脚もしてない頃。読んだ記憶も全然無いし、飲み屋ででも聞いたかな?一頃に比べて飲み屋でくだをまくことが随分減ったのだが、現在積読になっている文庫本の多くは独りで飲むとき酒の肴として買ったものである。
2005-03-30 スミス『第81Q戦争』続き/『ふたつのスピカ』第9話 [長年日記]
_ 今日はいつもとちがうところで仕事。
2005-03-31 /DVD [長年日記]
_ 今期手がけてきた仕事も今日で終わりかな、と思ったらまだ問題が残っていたことが今日になって発覚してしまった。あーあ、桃の花が散ってしまうよ…
同僚から氣志團のDVD借りたので10曲連続で見て聞いた。「震えるぞハート 燃え尽きるほどヒート」なつかしいJOJOのフレーズが。カッコいいなあ、ハハハ。
_ けい [後で気づいたんだけど、『第81Q戦争』って、ダブって買ってたんだよね。だから、無の極から帰った大佐が床にペッタリ張り..]