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2006-07-31 [長年日記]
_ [奥州街道] 仙台逍遥・その3
今日の宿は仙台の北45km先の古川。博物館で買い求めた重たい書籍を自宅に送ってから出かける。JR駅は古川まで無い。が、バスは通っているようだった。9:00ころ、青葉神社に着く。祭神は武振彦命。これは伊達政宗公の神号というわけで。休んでいる間に2人ほど参拝者がきた。さらに神社近くの寺を幾つかたずね、支倉常長の墓と伝わる墓所でまた休憩。
昼少し前、仙台藩刑場跡に。二体の地蔵の慈悲深い表情が刑場の往時の凄惨さをかえって偲ばせる。北千住の刑場跡にも首切り地蔵があって、なにか凄まじいものを感じたことを思い出す。あれは日光・奥州道中の旅のかなり初めのほうだった。
刑場のそばの和食の店で昼食。かなり暑くなる。途中和風ファミレスでドリンクバーで休憩をとる。シャーベットがあったのでストローで一気に吸い込むと、今までに体験したことの無い痛みを鼻の奥に感じて、しばらく立ち直れなかった。カキ氷を急いで食べると痛くなる、アレなのだが、かつてなく強烈な痛みだった。
富谷の住宅街を通り、熊野神社を詣でると、境内には比較的立派な藤棚が。姫街道を旅した冬の日に熊野(ゆや)御前ゆかりの地で大きな藤棚を見たことを思い出す。
夕暮れ迫る頃、大和町。疲れと飲みすぎが祟って胃がむかむか。しかし吉岡の宿場に入って八幡神社の縁日でイカ焼きの匂いをかいでいるうちに食欲がわいてきた。宿場から4号線に出て、ラーメン屋で夕食をとる。古川にはつけなかった。バスに乗って古川駅へ向かう。
古川の夜は静かで寒かった。