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2006-07-18 [長年日記]
_ 創造の病、であれば。
なんだかいらいらする。自分の能力に全く自信が持てない。自分はどうしようとしているんだ。
「わたしは何処へ(行こうというのだろう)」と、気がつくとつぶやいている、なんてことが時々ある。
周囲の価値観と自分が大事にしていることが随分食い違っているように見える。そして、自分があまりにもこの世に何も残していないことや、自分が正しいと思っていることさえなんだかわからなくなってしまうことや、どんな些細なことでもそれを無視してしまえば自分を裏切ることになってしまうように思えてあちこちにつまづいてしまうこと。そんなことを随分思い返してしまっていた。思うとも無く。
_ 自分だけが気づいている(気づきかけている)世界の秘密。そんなものは無いのかもしれないし、もしあったにせよ本当は何の価値も無いのかもしれない。そんなものにとらまえられて実際的なことがらをついおろそかにしてしまう自分。
_ だが悩みや迷いを一刀のもとに切り捨てることはできない。
_ そうだ、ずっとそんなことはできなかったんだった。かつて決めてしまったではないか。わたしはわたしのシャドウをずっと抱きながら歩いていくのだ、と。それがどんなに重苦しく吐き気のする醜悪な存在であっても、決して路傍に捨て去ることはするまいと。
_ 心を病んできていることがわかる。こんなことが以前も何度かあった。今のわたしはその頃より経験をつんでいる。少なくとも自分の心がどのくらい疲弊していたり、その原因が何なのかを分析できるようにはなっているはずだ。さしあたりの妙薬は十分な睡眠をとることだろう。それができることは幸いなことと思わねばならない。