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2006-09-17 [長年日記]
_ [奥州街道] 一ノ関から前沢まで
前日入りのいいところは朝の出発を早くできるということに尽きるのだが、仮面ライダーカブト見てから出かけたのでそれほど早いわけでもない。
まずは釣山公園。ここは一ノ関城址であって、朝から城山に登るので汗出まくり。道が濡れていて下り道で転んでちょっと肩を打った。まあ怪我は無しで良かった。街に降りて、武家屋敷を見学。50年ほど前に一ノ関に住んでいたという人が見学に来ていた。もともとは農家であったのが武家屋敷となったというこじんまりした家だが、それでも旧家の保存は大変なことだろう。今は屋根の萱の入手も難しいと聞く。三年ほど前に復元したとのことで屋根裏はまだ綺麗。「まだ一度もいぶしていないので」と。こういうところは毎日囲炉裏に火を入れて煤を付けたほうが家の保存が良いと聞いている。妻籠の本陣でそう聞いて以来旧家を見学するたびにそのことが思い出される。床板は腐っていたので作り直したという。チョウナで削ったがたがたのあとが磨きこまれていい感じだった。
ついで「世嬉の一酒の民族文化博物館」を見学。樽に入ったりできる。「夏子の酒」を思い出した。お猪口に2杯ちょっと試飲して朝からほろ酔いになってしまう。
街道筋に戻って北へ。配志和神社を詣でようとしたらお昼。昼食を取ってから長い石段を登った。
平泉に入ると15時ごろになった。少名彦神社というのをみつけて休憩。そして広大な毛越(もうつう)寺を散策すると16時を過ぎる。そこから高舘義経堂を訪ねるとなんとここも拝観料を取って開帳しているシステム。お堂は閉じていて義経像は見られず。北上川の眺めは良い。
衣川を渡ると暗くなる。曇っているから日暮れが早い。雨降らなかったのは幸いだが、今宵の宿は水沢。街頭の少ない暗い道を辿って前沢駅から宿に向かう。この日の歩数48000歩余り。