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けいりう堂日記

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2006-10-01 [長年日記]

_ おあとが悪いようで

カラスウリの種を庭のイヌツゲの根本に植えて、図書館に出かける。空間分布の参考書をいくつかピックアップしてから、矢倉沢往還の調査。足柄峠を越えてからの静岡側の矢倉沢往還の道の確定ができない。静岡県史や御殿場史を読んでも概論的なことしか書かれていない。結局「矢倉沢通見取図」を参照して推定することにした。

夕食取って少し寝たらスクールオブロック聞き逃した。


2006-10-02 [長年日記]

_ [統計学] 空間分布のシミュレーション

マルコフ過程でランダムな点を発生させるプログラム。教科書どおりに作ろうとしたが、意味わからず。Rのパッケージを探したらそのものズバリプラスアルファがあって、さすがだなあと思う。

明日会社で遊ぼう。


2006-10-03 [長年日記]

_ [交通史] 図書館行った

図書館に行ったのにこの記事のカテゴリが「交通史」なのは、旧街道を確定する資料を探しに行ったからなのです。最近「フィールドワーク入門」という本をぱらぱらめくったら、旧街道を確定するのには、自動車道が整備される以前の明治・大正期の地図を参照するよろし、と書いてあったから。というわけでこれからは近代の古地図収集も視野に入れてと…。消費する一方だな。

で、書庫から「明治前期内務省地理局作成地図集成」とか「北海道古地図集成」とか出してもらった。巨大なのでワゴンごと席に運び、めくりにくいのをめくっているうちに閉館時間。

国土地理院でもある程度入手できるみたいだ。楽しいなあ、へとへとになるけど。


2006-10-04 [長年日記]

_ 講義始まった。

今日が初講義の「中世日本の物語と絵画」。朝5:15。なるべくリアルタイムで視聴するようにしたいが、体持つかな?年食っても全然早起きにならないんだよなー。

今期はできる限り録画・録音しておいて、最低2回は視聴するようにしようと思っている。テキスト読み返すのは当然として。先期はテキスト以外からの出題が一杯あったという反省から。

_ 明治の地図

今日も会社帰りに図書館に寄って、地図を閲覧。朝倉書店から出ている「日本図誌大系」に全国の1/50000地図の幾つかが載っている。北海道の故郷のところの地図なんかも出てた。解説がまた結構参考になるので、近代の交通史の参考書としてなかなか有用と思う。静岡側の矢倉沢往還の道筋がかなり確定できる。手元に置いときたいなあ。。。高いけど。


2006-10-05 [長年日記]

_ 続・明治の地図

国土地理院に明治-じゃなくて本当は大正だけど-の地図の謄本を申し込む郵便を出した。

1枚あたり500円の手数料と送料。手数料は収入印紙で郵送する。2枚分申請した。何となく書類不備で一度は返ってきてしまいそうな気もするのだが。。。


2006-10-06 [長年日記]

_ 三重方面に出張

ここ2ヶ月近く顔を出していない出張先に、いつもとは少し異なる面子で出かける。

同席した同僚はご近所さんなので行きも帰りも同じ電車・タクシー。

自宅最寄り駅に着いて、少々飲む。反省会のような雰囲気が漂う。。。


2006-10-07 [長年日記]

_ 特に何もせず、の日。

晴れたのだが、ウォーキングに行く体力・気力なしで、だらりだらりと過ごした。

昼からビールなんか飲んでいると、自分がとてつもない無用ノ介になった気がする。

楽天ブックスから「街道の日本史」がとどく。が、すでに持っている巻を間違って買ってしまったらしい。ダブって買うのは久し振りだなあ。。。


2006-10-08 [長年日記]

_ [食べ物・飲み物] 何となく煮物を作る

年の暮れにはいつも煮〆を作って休みの間中冷たいままや暖めなおしたりしてうだうだ食べているが、唐突にこれを食べたくなって、大鍋一杯に作る。いれるものは揚げ・ふき・大根・人参・しいたけが定番で、これにジャガイモや身欠き鰊など入れることもあるが、今回は鶏つくねと高野豆腐を入れてみた。おでん風になる。一番好きなのは汁の滲みた油揚げ。


2006-10-09 [長年日記]

_ [矢倉沢往還] 秦野から関本

朝一番の電車で秦野に着くと6時過ぎ。足柄峠を目指そうとする。

澁澤駅前から北に向かうと、桜土手古墳群がある。円墳が30基以上あり、展示館もあった。入場無料で、学芸員の方が秦野の歴史に関するDVDを上映して見せてくれた。

澁澤の西はかなりの部分矢倉沢往還の旧道が残っているが、途中廃道となり、藪を抜けるといきなり小田急の線路に出る。もはや誰も使っていないように見える踏切を渡ってみたが、川端の藪を越えて先に進むのは難しいと判断して戻り、大きく迂回した。途中足を滑らせて木につかまった拍子に右手の小指の爪を少し剥いでしまった。靴もそこの硬いのを履いていて、久し振りに豆ができた。しかし丹沢の山々の稜線は深く、歩きには最適の日だ。

日暮れを迎えた頃関本・大雄山鉄道大雄山駅に着く。大雄山鉄道なんて初めて乗った。この日の歩数41000歩余り。足柄峠は次回越えることだろう。


2006-10-10 [長年日記]

_ 小指が痛い。

誰かに噛まれたわけじゃなくて、昨日のウォーキングのときに爪を剥いだ小指が痛い。大した怪我ではないのだが、小指はキーボードのキャリッジリターンを押したり、箸を使うときにも使ったりしているのでちょっと不便。鼻くそもほじれないというのがまたそれなりに不便に感じる。実は結構鼻ほじってたんだなあ、なんて。


2006-10-11 [長年日記]

_ カレー作った。

実家から野菜を送ってくるというので、冷蔵庫の野菜を片付ける意味も含めて、久し振りにカレーを作った。ターメリックを入れると粉っぽい、というか土臭くなるので色づけはパプリカでまっかっか。スパイスを調合して市販ルーを使わないカレーは、食べる人よりも作る人を健康にするような気がする。玉葱はすりおろす代わりにミキサーを使ってペースト状にしてみた。かなりさらさらになるが、飴色を通り越すくらい炒めているうちに違和感が無くなる。

いつものように辛い。が、辛い中にも味わいが出てきたような気がする。厳しい中にも優しさが垣間見えるというか、男のツンデレというか、「夏子の酒」で言えば豪田さんというか。たとえ続けているうちにだんだんわかりにくくなってきたが。まあ腕は衰えてないな。

今煮込んでいる。ベイリーフはお庭からつんできたばかりの若葉。

実家からの荷物はまだ届かない。当て込んでジャガイモだけまだ入れてないんだけどなあ。。。

_ 荷物届いた。一部。

不在通知が昨日までに3通溜まっていたのです。一つ、国土地理院に頼んだ昔の地図の謄本。謄本は丸めて四角柱形の厚紙の箱に入って届く。右から左に書かれている横書きの旧字体がなかなかの風情。コレクションしてもいいかもね。一つ、楽天で買いなおした「街道の日本史22」(以前間違えて21巻を買ってしまった。誰か買ってくれないかな)。一つ、自宅からの荷物。まだ届かない。これは21時ぎりぎりに来そうだな。お風呂入ってしまいたいけど頭洗ってるときに来られると困る。


2006-10-12 [長年日記]

_ 他社にお邪魔

仕事で他社にお邪魔してプレゼンを受ける。出てきたのは数年前にわが社を辞めた人だったので少々驚く。

そういえばこの会社にいたんだっけ。プレゼン、面白かった。


2006-10-13 [長年日記]

_ 幅は広がる。深みは。。。

この下期に入って、やってみたいことがいくつかでてきた。

時間が無いんだ、青春は。

寝る時間を削る気も深夜アニメ見る時間を削る気もない。

煩悩に突き動かされている。それもいつまでも続くものではないだろうが。


2006-10-14 [長年日記]

_ 寝た寝た。

朝のゴミ掃除のあと、眠り続ける。今週半ば頃から背中が痛い。

久々に「エンタの神様」見てる。アクセルホッパー以外に見るべきものは無いな。


2006-10-15 [長年日記]

_ カブト見て寝て庭を眺めて功名が辻見て寝る。

今日も背中が痛い。持ち帰り仕事も全くやる気が出ず、ほとんど寝て暮らす。

ちょっとだけ外に出て庭を観察する。蝶の幼虫に食い荒らされた山椒も、天敵が居なくなったこの隙にとばかり新しい葉を伸ばし始めた。咲き残ったブッドレアを力無い蝶たちが争って蜜を吸っている。ネットで調べるとツマグロヒョウモンのメスのようだ。バタフライ・ブッシュと呼ばれるこの潅木に、夏、アゲハはあまり集まってこなかったような気がする。トキジク=橘に付くアゲハの幼虫は常世虫と呼ばれて崇拝の対象になったことが遥かな昔にあったそうな。常世田令子『常世伝説の謎』にそう書いてあった(偽作では無い)。尖ったサフランの芽がやっと出てきた。たくさん撒いたルピナス=のぼり藤はたった2株だけ発芽した。水を撒くと放射状に開いた5枚の葉のその放射の中心に水玉が載って、可愛らしい。月桂樹も次々に若い葉を生やしていて、カレーにスープにと重宝している。。。

夜、大河ドラマ「功名が辻」はいよいよ関ケ原。中山道の歩き旅のときに古戦場を見て回ったのを思い出す。

夜中、地図を見ながらさまよっている夢を良く見る。等高線の詰まった小山の上に史跡があるのを見て疲労感に襲われながらさまよったり、大都会の中を通る旧街道跡沿いの巨大なビルを有する駅の名が何と「田舎」という名であるのにおおはしゃぎしたり。出かけても家にこもっても街道にまつわる煩悩にさいなまれる日の嬉しさ-


2006-10-16 [長年日記]

_ 仕事持ち帰り

仕事持ち帰る。帰りがけに球根を三種買った。ヒヤシンスとアネモネとあと一つ何だっけ。

帰宅してまずは夕食。

冷や飯をチャーハンにした。ご飯と卵を同時に入れると私はどうしても卵ご飯を炒めたものしか作ることができないので、あらかじめ炒り卵を作る。対で下ごしらえに玉葱のみじん切りをカレーと同様に炒める。これが絶妙の味わいを生む、と信じている。豚の切り落としの安いのを加えて更に炒め、そして冷や飯投入。塊を木べらでくずしつつ炒める。味付けは胡椒と塩と顆粒コンソメと醤油少々。ここに長葱の刻んだのと実家から送ってきた青唐辛子(北海道のは全く辛くない。が、これを横浜に植えると辛くなるようだ。トウガラシは産地が暑いほど辛いらしい)をピーマンの代わりに刻み入れる。そしてグリンピースを一缶入れる。多すぎると思うくらい入れたい。葱とトウガラシとグリンピースの緑と卵の黄色の色取りが好ましい。飯がちょっと油でべたついた感じになるのは家庭用ガスの火力の弱さゆえか?

かなり食べた。ひと眠りしようと思ったがかえって寝付かれず、持ち帰り仕事をだらだらやりつつ夜アニメの録画&鑑賞で中断。火曜は寝不足必至。


2006-10-17 [長年日記]

_ 出張。

三重方面に出張。最近出張先で聞く話がいろいろ教訓的で知恵熱が出ることが多い。

たぶんわたしは、QCサークルが活発だったかつての日本で、新しい取り組みを導入するために苦労した先人の轍を一度は踏んでみるべきなのだ。

名古屋駅で久し振りにヤマサのミニちくわを買って食べながら帰った。カクキューの八丁味噌がおみやげ物としてやけに目に付いた。これはNHK朝ドラ「純情きらり」に便乗したもの。


2006-10-18 [長年日記]

_ 猫の額いじり

久し振りに午後出社にして、午前中少し小さな庭をいじる。玄関先の通路を挟んで二箇所に分かれた猫の額の土壌はそれなりに良い。近所に貝塚があったというから縄文海進の頃は波打ち際だったのかもしれないが、掘り起こしても往時の遺物が出てくるということも無い。

月曜に買った球根、アネモネとフリージアを植えて、ヒヤシンスは水栽培にした。夏ごろ掘り起こした水仙の球根も植えた。

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小さい方の猫の額に植わっている植物:

・キャッツミント(古株。手間無しで増殖中)

・浅倉山椒(実山椒と聞いて買ったが実はなっていない)

・コリアンダー(哀れにもひょろっと一本だけ)

・マロウ(アオイ。本当はマロウブルーが欲しかったがピンクの花。花の時期いつだか忘れた)

・ラベンダー(ブルーとピンク。花が終わった頃から大量増殖の気配)

・アネモネ

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大きい方の猫の額に植わっている植物:

・イヌツゲ(ただそこに在るという感じでわたしが越してくる前からある)

・水仙

・フリージア

・山椒二株(一つは斑入りの葉で、常世虫には人気が無い。いま一つは苗木のときから実を持っていて、この実が今赤く色づいている。良く見るとミニミニみかんという風情で、実は見た目にも面白いものだったのだと知る)

・サフラン(元気に芽が出てきてブイヤベースへの期待がいやがうえにも膨らむ)

・梅(越してきたときに植えた。植えて3年目まで花が咲かなかった)

・ブッドレア(ピンクの花。今もまだ少し咲いているバタフライブッシュ)

・ルピナス(昇り藤。何度か早春に蒔いたが一度も花を咲かせたことが無い。今年は早秋に蒔いて現在芽が二つ。発芽率が悪いの。寒いところで良く育つ。北海道に住んでいたときの幼少の頃の記憶に結びつく花。楽しみ。)

・リコリス(赤。所謂彼岸花だが、以前植えた球根はその年は葉だけを伸ばし、開花したのは翌年だった気がする。今年植えた球根も彼岸に間に合わず葉だけが伸びている)

・リアトリス(7mmくらいのすっくと伸びた茎に夏ごろ紫の花をつける。今は枯れている。最近株を分けてみた)

・バラ(全く手入れをしていないのに健気に生きている。レッドデビルという種類。ずっと同じところに植えているためにあまり元気でない)

・ローレル(月桂樹。これは植えたときから自家製スパイスとして即戦力になっている)

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庭いじりをしていると小さな「気づき」が沢山ある。またこれは短くても半年という時間のかかる実験の場でもある。この、農事に関する実験が持っている「期間の長さ」という本質的な問題は統計学者R.A.フィッシャーが実験計画法を生み出すための強い動機だった。


2006-10-19 [長年日記]

_ [漫画・アニメ] 009-1

ゆうべ空間点分布のことを調べるのに時間がかかって今日は寝不足だった。が、面白い分野で興味が尽きない。歴史は古いがGISの利用技術などとからんだ展開が最近の動向のひとつというところだろうか。

少し眠って、夜中にアニメを見ている。最近どんなアニメでも流れてさえいれば安心するような。わたしもまた「アトムの子供」ということで。

「009-1」というのがこの秋始まった。石森章太郎「009ノ1」をベースにしているということだが、読んだことが無いので翻案なのか原案なのかわからない。キャラクターが全くあきれるほど石森キャラで、オープニングを見て石森キャラはシルエットで表現しても石森キャラなんだなあなんて感心する。主人公の声を釈由美子が当てているのに違和感を感じていたのだが、今日見ていて、これが雪野五月みたいなプロの声優が当ててたら恥ずかしくてとても見られないものになってただろうな、なんて考えた。一話完結のストーリーは懐かしくもコテコテに戯画化されたスパイアクションで正直照れくさくて真面目に向き合えるようなものではないし、主人公のプロポーションも女性の性的な魅力を歪曲的に誇張したようなもので、これが好きだなんてちょっと昼日中に人には言えないような猥雑さだ。つまり、どこもかしこも、どうにも「マンガ」なんだよな。余りにマンガ臭い。こんなにマンガらしいマンガ、しばらく見なかった。まあマンガをそういうものにしたのが石森章太郎だったわけなんだから当たり前なんだが。だから、釈由美子のマンガ臭の抜けきったような(というか、共感を呼び起こすことができないというか、演技-してるのかもしれないができてないというか、要するに棒読みというか、声優版原節子というか…ああ、またしてもぴったりしたたとえを探しているうちに全然わからない例えになってしまっている!)そういう声をあてていることが作品に絶妙な均衡を与えているように思えるのだった。これが演出意図なんだとしたらスゴイ(皮肉でそう言ってる訳じゃない)。

見てるうちにこの作品は「攻殻機動隊SAC」みたいな作品の正反対の位置にいるんだな、と感じた。原作の設定を単にリソースとして利用してそこから全然違う世界を展開してしかもこっちの方がすごいだろ、みたいな現代的なアニメ作風に対するアンチテーゼなのだな、と。そういうわけで、声が棒だろうが展開がステロタイプだろうが、009-1は現時点では好ましい作品だ。

_ で、エンディングの回し蹴りの狂ったデッサンすら石森テイスト。こういうのを現代風に描きなおさないのがまた好ましいというか潔い。いわば鎌倉武士のような…いや、またヘンに例えるとかえってわかりにくくなる。


2006-10-20 [長年日記]

_ 今日も空間点分布。

ゴミの散らかった平面を区画に区切って、区画の中のゴミの数の分布を調べる仕事。

思ったより良い感じの解析結果になっていたので良かった。これから楽しみだな。新しい世界を垣間見た感じ。

久し振りに会社に23時過ぎまでいた。

帰宅して参考書をアマゾンで注文。


2006-10-21 [長年日記]

_ [食べ物・飲み物] たこ飯作った

トイレに貼ってあるカレンダーは米屋のカレンダーで、月代わりでご飯を使った料理が紹介される。今月は「たこ飯」。美味そうなので作ってみた。

・ゆで蛸の足2本

・ぎんなん

・まいたけ

・しょうがひとかけ

・酒醤油塩少々

蛸足は薄く輪切り。まいたけは手で小さく裂いて湯通し。生姜は千切り。米研いで同量の水と共に土鍋に平らに入れて、具を上に振りまいて調味料入れて炊く。土鍋の蓋から湯気が出るまでは強火、湯気が出て30秒後に弱火で15分ほど。初めて土鍋で米炊いた。玄米でやったのでちょっと硬めになったが、なかなかのもの。これで土鍋で米を炊く自信が付いたので、今後のレパートリーが増える予感。


2006-10-22 [長年日記]

_ たこ飯で雑炊。

先週も今週も腰が痛くて寝て過ごす休日。休日で良かったと思うべきか、休日が無為に過ぎていくのを惜しむべきか。

少々固めにできた蛸飯を今日は雑炊にしてみた。う、うまい。玄米も丁度良い固さになって、しかもしゃきしゃき。


2006-10-23 [長年日記]

_ [食べ物・飲み物] やはり玄米かな?

今朝も腰が痛くてうだうだしてるうちに9時をまわってしまった。フルフレックス制だからまあいいか、と思って玄米を温め、納豆で食してゆっくりと出かけてしまった。味噌汁は赤だしの「ひるげ」。

会社で仕事してると、なんか調子が良くなってきた気がした。腰痛を感じないし、唾液の分泌が活発になり口の中がいつもより爽やかに感じた。

いかに玄米パワーといえども腰痛に効くというわけではないのだろうが、なんだか調子が良い感じ。

夕食も玄米と、作り置きしたスパイスたっぷりのカレー。飯というよりも薬だな。かえって体壊しちゃうかも。。。

_ とまれ、玄米食は良さそうなので少し続けてみようと思う。あまり良いおかずを用意しなくて良いようなので、なにか手頃なものはと考えているうちに、ふと北海道で良く食べた「ぬかにしん」を作ってみようかと思いついた。糠床なんか触ったことも無いが、幸いなことに、鰊の山椒漬けを作るのに良さそうで夏に買い求めてずっとほったらかしていたぬか漬け鉢に、ぬか床が付いているのを思い出した。

とりあえず冷蔵庫に入っていたキャベツがこのまま干からびていきそうな予感だったので、これをデビュー作にした。計算では明後日には十分漬かっているはずなのだが。

なんか楽しみだなあ。わたしの乳酸菌は一体どんな味なのか、とか、慣れたらいろんなもの漬けてみよう、魚卵とか豆腐とかこんにゃくとか意外にいいのではないか?とか。


2006-10-24 [長年日記]

_ なんか気ぜわしい夜。

明日から泊りがけ出張。木曜の朝にゴミ出しができないのがイタイ。

昨日糠漬けにしたキャベツと、納豆、アジの開きで玄米の夕食。キャベツは安直に漬かって美味い。この調子でなんでもどんどん漬けよう。

メールに、とあるTV番組から旧街道の道中歌に関する調査の協力依頼が。

うーん、明日の準備が無ければ一杯調べてあげられるのだが…。とりあえずわかる部分を少し調べてメールした。もっといろいろやってあげたいのだがとりあえず飯の種は捨て置けないので…。


2006-10-25 [長年日記]

_ 出張(1)

午前中家で仕事して午後から新幹線に、と思ったらなんと新幹線の人身事故で復旧したのは出発1時間ほど前。交通情報が気になって全然仕事にならなかった。ダイヤの乱れの性で指定席が使えなくなって1時間余り立ち続けで名古屋へ。

この日の打ち合わせ早く終了し、桑名に縁り、桑名のご坊、七里の渡し、九華公園など眺め、初めて桑名の焼きハマグリ食す。時雨茶漬け、フライ、吸い物とセットで1700円弱。非常にうまかった。


2006-10-26 [長年日記]

_ 出張(2)

朝から会議。わたしの所属部所に関係したトラブルのために責められることしばしば。現場近くの生の声は、それでもメシの種なのだと思う。


2006-10-27 [長年日記]

_ [食べ物・飲み物] ぬかにしん漬け始めた

糠床を追加して、ソフト身欠き鰊を糠漬けにする。ぬかにしんは北海道の食卓には良く出るもので、この上なく塩辛いが焼いて酒の肴としたり茶漬けにしたり、なかなか便利な一品。

実家の母に作り方のアドバイスを求めたが、母は作ったことが無いと返事。野菜の方が失敗が少ないでしょ、というのだが、糠床も大量に作るわけではないのでここは挑戦。

冷蔵庫で漬けるので発酵がゆるやかなのが良いと思う


2006-10-28 [長年日記]

_ なんか忙しい週だったかな

BSで「芋たこなんきん」見ながらまったりまったりしてるんですが。今週なんだか見逃した回が多かった。が、いつ見ても町子さんはだんなと与太話し続けてた。

町子の父は城嶋リーダーだが、ずっと見てたのにホンジャマカ恵だとばかり思っていたので今日キャストの名前見てびっくり。

_ [食べ物・飲み物] ぬかにしん、漬けて二日目。

画像の説明ぬかにしん、漬けてまだ二日目だと言うのに待ちきれずに一切れ焼いてみた。 浅く漬かった状態でまだ背中の身など少々油っぽいが、塩味はしっかり滲みていて確かにぬかにしんの味がしている。肴に一杯やった。 これは熟成の度合いに応じて色々な味が楽しめそうだ。いいな、糠漬け、サイッコー。

2006-10-29 [長年日記]

_ サフラン咲いた。

画像の説明そろそろ今日あたり開くかな、と思っていたサフランが今朝二株開花していた。 植えた球根20個すべて芽が出ている。一株から3個の花が咲くとして、一つの花から3本のめしべが取れるとして、180本のめしべが取れる勘定。収率8割としても144本。これならブイヤベースには十分だろう。8月末に球根1個48円で買ってきて計980円がブイヤベース1回分のスパイスに変わるわけですが、スパイスとしては1g500円くらいから売っているわけで、安上がりとは言えない。でも球根が増えれば来年からは、うひひ。今だって花を楽しんでなおかつ収穫があるわけだから回収率は十分。 このごろ庭に植えているものの恩恵を随分享受している。月桂樹はもちろんだけど、キャッツミントはかなり寒くなるまで新芽を伸ばすし種でも株でも増えまくるので、その気になれば毎日フレッシュハーブティが楽しめる。摘みたては、歯磨きやガムのペパーミント味とは似ても似つかない香りの高さで、今現在も飲みながらブログ書いてる。ラベンダーは花はトウに終わっているが、株が元気に増えて道にはみ出しているので、これを適当に摘んでお風呂に入れる。入れた葉で遊びながら入浴していると香りが出て大変リラックスしてしまうので、朝風呂には向かないかもしれない。 そうそう、ルピナスも健気に株を成長させている。朝露を葉の中心に凝らせる姿は花が咲かずともイトオシイ。

_ でもやはりちゃんと咲いて欲しいな。


2006-10-30 [長年日記]

_ [漫画・アニメ] 『蔵人』1、2巻

尾瀬あきらの新刊が2冊同時発売で、またかよ、このパターン。一冊ずつでいいから早く出版してくれる方がマンガジャンキーであるわたしにはありがたい。「楽しみは先に延ばせ、そして一気読みを楽しめ!」というのか。楽しみ方を押し付けるんもんじゃないよ。いや、まあいいか。

酒蔵と居酒屋が舞台のこの話は、どうしても『夏子の酒』を思い出してしまう。蔵で酒を仕込む場面を見て思わず涙ぐみそうになったのはそのせいか。

純米吟醸一升で二坪分の米。どうも昔からこの「坪」という単位が頭に入らないのでこの際きちんと調べておこうと思った。

それは約3.3m^2。約畳2畳。1歩と同じ。人が耕す面積の最小単位。1歩と同じ、というところでイメージつかめた。

ほとんど漫画の筋に関わり無い記述になってるな。そういえば「オフサイド」、じゃないや「オンサイト」って新刊いつ出るのかな?これも2巻同時発売じゃなかったっけ。


2006-10-31 [長年日記]

_ 神無月の終わり。

新しい始まりにみちているように見えた10月も今日限り。

しかしぬか漬け。ぬか漬けだけは良い。ぬかにしんはいよいよその味に深みを増してきた。おととい漬けた胡瓜もちょうど食べごろだし、今日の晩飯は余りにも旨くて涙が出そうになった。

次は何を漬けようかなとずっと考えていたが、今日ついにそれを思いついた。これは楽しみだぞ、ウケケ。


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