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2007-02-16 豊かな世界。学ぶ意義。先に進めない私。 [長年日記]
_ 世界は多様で、そのことが世界の豊かさのあらわれであり、それがゆえに世界は生きるに値する場所である。
_ 世界には解かれるべき問題が一杯あって、そのうちの多くはすでに解かれてるにもかかわらずその解答を忘れられているし、更に多くは解こうとして解答にたどり着くための努力をなされながらどこまで解答に近づいたのかがわからなくなってしまっている。忘れられたそれらをとりもどすのが学習をするための動機であり、それゆえに学ぶことを意識しつつ生きなくてはならない。
_ 哲学はどの学問よりも身近な問題に答えなけらばならない使命をもっている。だから哲学は科学に対して、常に挑発的に問題提起をしつづける。科学はその挑発を真っ向から受け止めて誤謬に陥る確率の少ない方法論で定量的に答えようとしている。
_ ずいぶん長い時間をかけてたどりついたのはいまだそういったようなところ。要するに何もわかっていないし、これからのありかたに関して何のメドもたっていない。
普通は思考を停止して先に進むのだろうが、いい年して青臭い自分も今は好ましい。悩み続けるしかないのだな。容赦なく。
_ ううん、青臭いな。