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2007-02-28 [長年日記]
_ ジンのアルバム「レミングス」聞いてる。レミングスは可愛らしげなキャラクターがぞろぞろとあらわれて、自滅しながら道を切り開いてステージをクリアするといういつぞやのPCゲームの危うい記憶につながるタイトルだ。"ひいたん"はなんという詩人なのだろう。歌詞カードの筆跡と、シルエットのつたなげなカット。こんな感じでポエムをノートに書いていた女の子が、むかし身近にいたような気もする。字面にだまされて歌詞の意図が理解できない僕はノートを取り上げて滑稽にみんなの前で読み聞かせて辱めていた…そんなビジョンが浮かんできた。
先入観でがちがちだった過去の自分を思うことが近頃多い。なんて束縛された考え方を強いられていたのだろう。ステロタイプの正義に息苦しさを感じもせずに平気だったのだろうか。多様性という言葉をもっと幼いときに知っていれば、少しはましだったのかもしれないな、なんて。多様性というのは、これからに限らず今現在においてさえ、選ぶべき多くの道があるというすばらしい状態で、豊かさの絶対的尺度である。