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けいりう堂日記

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2007-02-01 ギリシャのテスト終わる。 [長年日記]

_ 早く出社して、午前中で退社。試験までの間にテキストの読みきれなかった部分を読む。。。が、平日の昼間と言うのにどこの喫茶店に行ってもやかましくしゃべっている客が気になる。

弘明寺の喫茶店なら混んでいてもほとんど受験生ばかりで静かだろうと思ったが、言ってみると実にやかましい。昼間での試験が終わって一息ついているのだろうか、と思う。早々に退散してセンターに行くと、図書室も視聴覚室も静か。空席もそれなりにある。最初からこっちに来てれば良かったな。

そんなこんなで試験終了。試験問題自体はテキストを注意深く読んでいれば決して難しいものではない、と言う感じだったが、講義の内容自体をあまり理解できなかったので、ちょっとした敗北感にさいなまれる。さて、絵巻の勉強に移るか。こっちはノートのみ持ち込み可なので、ノートを作らねばならない。試験、土曜日。

_ むかしのカレンダー

早寝したら高校時代の部活に関連した夢を見た。当時の同級生で部長だった男は-夢には出てこなかったが-随分苦労してたんだろうな、などと今さらなんだけど思い当たる。わたしは副部長で適当に過ごしていた。

部活と言うのは「アニメーション部」という全国でもおそらく高校の部活動としては珍しい部類のもの。鑑賞の好きな者が集まっていたのは言うまでも無いのだが、単に鑑賞したり同人誌の如きを発行するのではなくて、アニメーション作品を作るというのがメインの活動だった。卒業生にはプロの漫画家となった人間も(わたしの知る限り)二人ほどいる。考古学者になった者もいる。関係ないか。

目覚めてから思うところあって年末に押入れを整理していたときに見出したダンボールを開いてみた。往時の絵コンテとかシナリオとか設定資料なんか出てきてしばし見入ってしまうのはともかく、壁掛け用のカレンダーが出てきた。1981年3月。3月1日に"3"、2日に"2"、3日に"1"と書いてあり、4日に"死闘!○○大学"と書いてある。これは浪人時代に大学入試を受けたときのものだとわかった。さらに5日のところに、わたしのではない筆跡で「たたかいおわって朝がくる。それが男の人生さ!」と書かれている。これを書いたのが上記の部長くんだ。そこからずっと空白で3/21に同じ筆致で「××のいそうろう」と書かれている。××は上記、考古学者になった男の名だ。続いて3/23、「△△くんくる!」この△△が部長君である。3/24、「△△くんかえる!××おいだされる!云々」考古学者××くんは我が家に4日間滞在していたようだ。記憶ではもっと長かったような気もしていたのだが。間をおいて3/28、かろうじて女文字と読み取れる筆跡で「★★ちゃん来る!イデオン最終回」この★★がプロの漫画家となった某さんで、この人は私の一年下だったからちょうど高校の卒業の頃ということになる。彼らとの交流はその後若干続いた。××くんのことも★★さんのこともネットで若干の情報を得ることができるくらいで、すっかり会うこともなくなった。

かれらの思い出は青春真っ盛りの頃の恥じさらしな記憶と重なり、随分以前にさっぱり捨て去ってしまおうと思っていたのだったが、今もわたしはアニメオタクだ。そう、オタクという呼称が成立するよりはるか以前から。


2007-02-03 試験終了 [長年日記]

_ 「中世日本の物語と絵画」試験終わる。2問の記述問題を50分で書くのはなかなか大変だった。もう少しきちんと勉強しても良かったな、と少々反省。学ぶことの質を問い始めている今日この頃、ということかも知れない。

来期の授業決めなくては。エキスパートという科目群履修認証制度というのがあって、芸術系もしくは歴史系プランと言うのがとりあえず単位取得に近い。賞状もらうのを励みにするのも良いな。


2007-02-04 久し振りに飲んだくれる。 [長年日記]

_ 試験終了の開放感を味わうために昨日から飲んだくれてみました。でもあんまり楽しくも無いなあ。

来期の放送大学は著作権法と、来年度新しく開講されるやつを選ぶことにした。選科履修生でずっとやってきたけど、もう4年ほど続いてるから今年から本科履修生になろうかな、なんて思っている。大学の卒業証書が要るようだ。大学に入るのに大学の卒業証書が要ると言うのも面白い。。。


2007-02-05 東映チャンネルは栗山千明特集。 [長年日記]

_ 今月は「エクステ」公開記念と称して東映チャンネルでは栗山千明特集をやってる。今日「バトルロワイヤル」、明日「仮面学園」等など。いいねえ、東映チャンネルは非常にバラエティに富んでいて。深夜はエロもやってたりするしな。

実家から卒業証書の写しを送ってもらうことにした。


2007-02-11 買い物 [長年日記]

_ 夕方になってから買い物。空のDVD40枚とプリンタのお掃除シート。レコーダーを買って以来、録画をDVDに落とすのに追われまくっている。これは煩悩だな。

日本全図。壁に貼って今までに歩いたルートを書き込もうと思ったのだが、大きすぎてどこに張って良いかわからない。


2007-02-12 矢倉沢往還・御殿場から三島まで。 [長年日記]

_ 出かけたのが7時過ぎで、御殿場に着くと9時過ぎ。しかし今日は大変暖かいし、この間のとは違って、富士山がはっきり見えた。ここまで富士山に近いところであっても、見えないときは全く見えないというのが面白いところだ。くっきり見えると得した気分だ。それにしても、どこまで格好良いんだ、富士!(山田芳裕『考える侍』)

裾野駐屯地の近くの駒門風穴まで歩いていって、長さ200mほどの洞窟を探検する。気分は川口浩だった。夏でも冬でも13度ということで、年中過ごしやすいようだ。じめじめしてたけど。

その後もあちこちと訪ね歩いた。葛山城跡を登ったのにはちょっと疲れたが、道中ほとんど下り道で足首が痛くなるほかは楽ちん。屏風岩という柱状節理を見物して川も渡った。五龍の滝でつり橋も渡った。今日はなんだかいつにもましてボウケンジャーだ。こないだ最終回だったっけ。その後さらに5kmほど南下して鮎壷の滝を見物して沼津の辺りに出るルートを行くには時間が遅くなったので、途中ほとんど見所が無いと思われた三島へのルートを取る。旧東海道にたどり着くと18時を過ぎて真っ暗。東海道のこの辺りを歩いたのは9年ほど前になるが、あまり見覚えが無い。どうもそのときは旧街道を歩かずに1号線を進んでしまっていたようだ。これはまたいつかおさらいする必要があるな、と思った。街道ウォーキング10周年になる2008年…はもうすでに奥州街道の続きと、矢倉沢往還の後を引き次ぐ伊豆の旅と決めてしまっているから、その次かな。きっと楽しいぞ、フフフ。。。まあ今だって随分楽しい。

三島でウナギ定食食べる。私の如きものには過ぎた食事だったなあ…。帰りは新幹線木霊だし。徒歩の旅にしては贅沢すぎる。黄瀬川、綺麗だったなあ。


2007-02-14 試験ちょっと延びる。 [長年日記]

_ 3月頭にとある資格試験を受験するつもりで願書を出していたが、どうにも勉強が間に合わなくなってきたな、と思っていたところ、試験をする側から人数が多いから日程をずらして欲しい旨の調整の電話が来た。ラッキー。

しかし過去問をやってみると、この間講習会で習ったことも随分忘れてしまっている。3月は飲む機会も多いしなあ…。まあしかしもがいてみるかと。


2007-02-16 豊かな世界。学ぶ意義。先に進めない私。 [長年日記]

_ 世界は多様で、そのことが世界の豊かさのあらわれであり、それがゆえに世界は生きるに値する場所である。

_ 世界には解かれるべき問題が一杯あって、そのうちの多くはすでに解かれてるにもかかわらずその解答を忘れられているし、更に多くは解こうとして解答にたどり着くための努力をなされながらどこまで解答に近づいたのかがわからなくなってしまっている。忘れられたそれらをとりもどすのが学習をするための動機であり、それゆえに学ぶことを意識しつつ生きなくてはならない。

_ 哲学はどの学問よりも身近な問題に答えなけらばならない使命をもっている。だから哲学は科学に対して、常に挑発的に問題提起をしつづける。科学はその挑発を真っ向から受け止めて誤謬に陥る確率の少ない方法論で定量的に答えようとしている。

_ ずいぶん長い時間をかけてたどりついたのはいまだそういったようなところ。要するに何もわかっていないし、これからのありかたに関して何のメドもたっていない。

普通は思考を停止して先に進むのだろうが、いい年して青臭い自分も今は好ましい。悩み続けるしかないのだな。容赦なく。

_ ううん、青臭いな。


2007-02-20 斎場雨に濡れる。 [長年日記]

_ 野辺に送る 小さき命 またひとつ

    かひ無き春も 梅は咲くらし

_ 何匹も同じ毛色の兄弟がいるのに、それでも君は唯一の君で、代わりはないのだということを思い知らされる今宵です。

_ さようなら。よっちゃん。


2007-02-22 いそがしいはずなのだが [長年日記]

_

気ぜわしいときに思わず読書にふけったり、録画していつ見るかわからない番組をきちんとチャプターに区切ってサムネイルの場面を厳選してDVDに焼いてインデクスを印刷したりって、良くあることだと思う。

読書は一応コンスタントに。「中世の蝦夷地」を読み終えて今、イザベラ・バード「日本奥地紀行」を読み始め、ますます松前への憧れを強め、回帰の旅に出でんと気持ちははやる。

勉強しようと思うと眠くなる。うかうかしているとハードディスクが一杯になる。気づくと猫のトイレが汚れている。

_ 何かに追われながら生きてます。


2007-02-28 [長年日記]

_ ジンのアルバム「レミングス」聞いてる。レミングスは可愛らしげなキャラクターがぞろぞろとあらわれて、自滅しながら道を切り開いてステージをクリアするといういつぞやのPCゲームの危うい記憶につながるタイトルだ。"ひいたん"はなんという詩人なのだろう。歌詞カードの筆跡と、シルエットのつたなげなカット。こんな感じでポエムをノートに書いていた女の子が、むかし身近にいたような気もする。字面にだまされて歌詞の意図が理解できない僕はノートを取り上げて滑稽にみんなの前で読み聞かせて辱めていた…そんなビジョンが浮かんできた。

先入観でがちがちだった過去の自分を思うことが近頃多い。なんて束縛された考え方を強いられていたのだろう。ステロタイプの正義に息苦しさを感じもせずに平気だったのだろうか。多様性という言葉をもっと幼いときに知っていれば、少しはましだったのかもしれないな、なんて。多様性というのは、これからに限らず今現在においてさえ、選ぶべき多くの道があるというすばらしい状態で、豊かさの絶対的尺度である。


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