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2007-04-05 『カンチガイの海』 [長年日記]
_ トモフスキー、好きなのです。
_ トモフスキーといっても、ロシア人じゃないようです。オオキトモユキという日本人で、双子の片割れとも言われています。ミュージシャンです。
「星ラップ」という曲をラジオか何かで聞いたのが最初の出会いでした。その曲にはトモフスキーとトモフスキー2号(たぶんトモフスキー(1号)本人の声)が掛け合いで星の謎々をする印象的な場面が描かれていました。
「きみ、なかなかやるね〜」
「いやいやいや、きみのほうこそなかなかのもんだよ〜」
なんて褒めあって(自分ともう一人の自分が、だよw)、しまいにゃデュエットするのでした。
で、蒼さんがこの曲好きだとブログに書いていた「カンチガイの海」を知らなかったので、マーケットプレイスで見つけたのが今日届いたのでした。
そして今、聞いています。ちょっと特別の想い出と結びついた木曾の酒「七笑」を口にしながら。ホント最近飲酒の習慣が蘇ってきてまずいな。
「expo」や「ネガチョフ&ポジコフ」に収録されている幾つかの曲、たとえば「自分らしさなんて」「天敵」「忘却toハピネス」に通じるような、トモフの「あなたの後ろ向きは僕の前向き」的な思想が大変色濃く表現されているように思います。ジャケットにもトモフのイラスト-カリグラフィのようなペンで描かれた人物-が描かれています。「expo」で三輪車に乗っていたトモフはこのミニアルバムでは土の道路の上に置かれたビニールのボートの上でオールをこいでいます。
全てが、価値の相対化を目指しているように思えます。それが実に好ましく、トモフっていいヤツだななんてつくづく思えてしまうわけです。