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2009-11-14 面接授業4回目。 [長年日記]
_ [放送大学]史跡踏査入門の最期。
江田駅に集合して出発。出発直前まで雨だった。雨天決行ということだったので覚悟して雨装束を持っていったら午後は晴れた。
江田駅から4つほどの古墳をめぐる授業。いろいろと啓蒙されることが多かった。市ヶ尾の横穴墓は以前話には聞いていたような気がするが、初めて見た。古墳をおとづれる度に「だれか埋めてはいけません」みたいなギャグが先生から出るのもいとをかし。最期の稲荷前古墳は以前は古墳の博物館と言われて幾つかの型のものが20基近くあったらしいが、今は3つを残してすべて宅地となった。かなり大型の前方後円墳もあったらしいが今は無い。逆に保存されている現存のものは、保存されているために発掘調査をしていないとのこと。残っているものの一つは前方後方墳だが、前も後ろも方墳であることは、両者の連結部を掘ってみないとわからなかったらしい。「どちらが前ですか」と聞いたら、それはわからないということ。そもそも前方後円墳も、前を四角い方と決めたのは江戸時代の考証家であり、牛車の型になぞらえて前を牛の引く部分、後ろを車に見立てた故、とのこと。方角は意識していただろうが統一的なものではないらしい。
帰ったらまた学会の準備。今回のは自分が報告するのではないため、用語集など作って報告者に送る。