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2012-12-09 [長年日記]
_ [読書][漫画] 古事記・ぼおるぺん古事記。
ほうとう作って食べながら「平清盛」見てた。もうちょっと根菜が入るとさらに体が温まることと思いつつ。今すこし鼻がぐすぐすしてるとこ。その後しばし、久しぶりにじっくりと録画の整理なんかしてて、SAKUSAKUにゲストでピロカルピンが出てる回を今見てるとこ。そうしてるとAMAZONで購入した「古事記・祝詞」(岩波古典文学大系)とか「桑実寺縁起・道成寺縁起」など届く。今年は古事記が編纂されてから1300年の記念の年なんである。最近、こうの史代さんが「ぼおるぺん古事記」というのを出していて、この記念の年にふさわしい作品と評価が高い。絵にしてみることでイメージが固定化する危険はあるものの、一方「ああ、こういうことだったのかも」という新しい解釈が生まれる可能性もある。ボールペンという通常画業に用いられないものを使っていることにはどのような思いが託されているのか。冒頭に曰く玉のついた矛が国生みを助けたように玉のついたペンがこの作品を導いてくれるはずだ』。原文を書きうつしているうちにポールペンで描こうと直感で思ったのだということだ。この漫画家さんを省みたことはほとんどなかったが、この人も含めて、古典文学を自然に漫画にするということに対して、女性漫画家の業績の大きいことには考えるべきものがあると思う。男性にも花輪和一さんとかいるにはいるけど。