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2012-12-18 [長年日記]
_ [熊野街道] 『道成寺』
思うところあって、昨日から今日にかけて能の『道成寺』のDVDを視聴。能なんて正月でもあまりまじめには見ないのだが、先だって『融(とおる)』の録画を見て以来だいぶ興味が出てきている。それに、中世の日本語とか各地をおとづれて知る伝承などの知見を追体験する役にも立つ。一般に幽玄と言われる能だが、『道成寺』は乱拍子の動きや途中狂言回しのような芝居、白拍子から蛇身への変化、鐘後見とシテの呼吸など特撮に通じる面白味が満載と思われた。少し寝るのが遅くなってしまった。能、もっと見たい。とりあえずテキストとして日本古典文学大系で謡曲集上下はすでに手元にある。次は西行とか小町とかのを見たいかな。流派によっても演出が異なるようで、伝統と格式をきっちり守っているというよりも、型の上にあって許される限りの、状況に応じて創意工夫を富ませた演出が、おそらくはコアなファンにとっても見どころなのだろうと思う。薪能も一度見に行きたい。
_ 今年も常磐貴子が「次は許さん」ってCMで言ってる。お前の次はいつなの?
早く寝ましょうね