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けいりう堂日記

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2012-12-01 [長年日記]

_ とうとつにPC-8801のゲーム「ニュートロン」がやりたくなった。

_ トップページの画像入れ替えた。常にネタがあるわけじゃないので、月が変わってすぐ入れ替えるのは珍しい。

_ NHKラジオでは今「朗読の時間」をやってる。もうずいぶん昔から続いていると思うのだが、この番組CDで出したら良いなと思ってアマゾンで検索したら、代表的なものは商品として出ている。で、今流れてるのは森鴎外・意地と殉死と称して「興津弥五右衛門の遺書」をやっている。背伸びして高校の時に読むだけは読んだのだがさっぱり理解できなかったと思う。ただ、候、候にて候という文語だけが印象に残っていた。興津氏は静岡の興津の出自で後年肥後細川家に仕え、主人の使いで買い物に行った弥五右衛門と相方が、香木を高い値で買う買わないの口論が抉れて切りあいになったという話が書かれている。1641−49の間に忠利公および先代藩主、さらに新藩主が相次いで没して、肥後には殉死者が多くあったという。鷗外はこのことに託して乃木将軍の殉死事件のインパクトから「興津弥五右衛門の遺書」を書いたということである。この作がどれほど史実をもとにしているのかが良く分からない。わからないけど、ついこのあいだの身延道・興津筋を歩いた時に、興津氏の居城であった横山城あとは見てきた。だいぶ藪が茂ってて見晴らしは悪かった。←城を愛でる目がないもんでこんなことくらいしか書けない。


2012-12-02 [長年日記]

_ [特撮] ゴーバスターズとウィザード

ゴーバスターズには怪盗・ピンクバスターというのが登場。新川優愛というセブンティーン専属モデルの18才なんだそうで、この子は怪盗のコスチュームのときはスカートの下にピンクのズロース(ズロースで合ってるのか?と思っていろいろ探ってみたが、どちらかというとドロワーズと言う方が近いように思われる。ただ、字義的にはズロースと同じということになる)を履いてる。なぜ自らバスターと名乗っているのかが不明なのだが、ゴーバスターズの名前は作品世界においては良く知られており、それを何らかの形で意識しているのであろう。ちょうど、バンドのポリスとか頭脳警察(←知らねえよw)というネーミングが我々にある種のムードを想起させるようなものだろう。そんな自称ピンクバスターが(そう云えば能力もないのに勝手に戦隊の名前を名乗ってるキャラはこれが初めてではなかったと思う。でもすべての戦隊ヒーロー作品をまだ見ていないのでこれ以上語ることができない)、いろいろあって赤のヒロムと共闘するのだが、このときのヒロムは何のためらいもなく普段の仲間に対してと同様に「バスターズ、レディ、ゴー!」の掛け声をかけるのである。思うにこの瞬間ヒロムはピンクバスターのハートをわしづかんだに違いないのである。
 ところで、今回を見て思ったのだが、怪盗のイメージを決定的なものにしたのはルブランのルパンであろうことは疑いないが、日本の場合はそれに加えて変態二十面相のイメージが加わってちょっと複雑なことになっているのではないかと思う。これを掘り下げると、去年あたりたくさん出た海賊モノの歴史本に匹敵するものができると思うのだが。日本だけでも怪盗と言える存在は石川五右衛門だったり鼠小僧次郎吉だったり女ねずみ小僧小川真由美だったり大地真央だったりするわけであって、とりわけ歌舞伎や時代劇にまで手を広げる余裕のない私には辛いテーマということになる。しかし、もしも日本の特撮に対して文献学的なアプローチをせねばならないとすると、時代劇や古典・近世の芸能の知識はベースとして必須なのだと思わないわけにはいかないのである。そんなことを思いつつも、ラストの犯行予告に対して黒木司令官が手でハートマーク作ってたのを見逃したりしないという、トリビアルなものに対する興味を保ち続けないと、テーマそのものへの興味が失せてしまうことだろう。
 一方、仮面ライダーウィザード。ぱすぽ☆の女の子(そろそろ名前覚えたほうがいいな、奥仲麻琴というのか)の情報。ヤングマガジングラビアネットによるとT153 B77・W58・H80ということである。おかしい。俺の目は節穴なのか。それともあのマント姿が見た目を増大させる効果を持っているというのか。下着のテクノロジーの進歩の真実を知ったら独身男性のQOLは下がってしまうかもしれない。一方メデューサは変身後にバストが5割増しくらいになっていると思われる。バストアップの手段の一つに「変身」という方法があるのだと認識した。なに言っちゃってるのか良くわからんと思うが、つまり本来の変身の目的に絡めて本質的でない部分まで変身の影響がしばしば及ぶということを問題としたいのである。変身の大義名分と変身の隠れた目的ということがここでの問題なのである。でも今まであまりそういう目で特撮番組を見てはいけないような気がしていたので、急には具体例が出てこない。なのでこの件、つづく。
 続くと書いてすぐ続けてしまうが、どうも「そういう目で見てはいけない」という罪悪感のもとになっているのは手塚先生の「ふしぎなメルモ」だったり画狂人永井豪の「キューティーハニー」だったりするのだと思う。いずれも男性作家の作品であるということは決して偶然ではないと思う。つづく。


2012-12-03 [長年日記]

_ 今夜はたっぷりとヨガを楽しんできた。こないだの連休あたりからちょっと左の腰まわりが痛くて、特に坂や階段を登るときジンとくる。ただ、良く分かっていることだが、私は腰周りが痛い時は必ず左。若いころのかばんの持ち方だの脚の組み方だの、あらゆる生活習慣が私の体をひずませたのだ。ヨガはそれを教えてくれる。痛みがあるということはそこにひずみがあるということなのだろう。そういえば骨盤もまっすぐ前に向いていないような気もする。ジムのクラスを渡り歩いてまだ2年。さらにこの良い習慣を生活の中心に据えることができれば良いと思う。そう思いつつ、枕元には沖雅弘先生の著作が置いてある。ヨガは視力回復にもハゲの進行を止めるのにも役立つということである。ジョジョだってヨガによって波紋法をマスターしたようなもんだ。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

_ うにゃにゃ [ジョジョ第一おわったね。 トップ画面の穴。いいねぇ いい仕事してますねw]

_ けい [穴なんてジョジョに出てくるか?ああ、俺のホームページのトップね。フラッシュたかさったら夕焼けがなまらきれいに写ったべ..]

_ うにゃにゃ [たかさったって。。。みんなわかるかなww]


2012-12-04 [長年日記]

_ アレにカレーをかけてみた。

こいつバカだぜ。だが嫌いじゃない。試し食い的に少量で実施している点も好感が持てる。そして、この探求は、もしカレーがタイ風であった場合にはどのようなマッチングがおこりうるのかとか上野のデリーのカシミールカレーならどうなのかとか、さまざまな想起を促すのである。ちなみにイカ刺しにかけたときの感想:「生臭いなあ ネチョネチョして気持ち悪いなあ 飲み込みたくないなあ」やはりバカだぜ。だが嫌いじゃない。そしてキムチにカレーをかけると…そ、そうなのか!これはすごい発見だ。それにしても、ありとあらゆる食べ物にカレーがかかっている画像のインパクトが破壊的すぎる。

_ [コンピュータ]Live Capture2すごい。

メールでコマンド送ってキャプチャーの開始と終了とかスナップ撮るとかできてしまうんだ!これをつかえば安いwebカメラとパソコンだけで遠隔監視できるわけか。安上がりな監視システムだ。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ うにゃにゃ [それはおいしいにきまってる!]

_ けい [推測はそのくらいにしておいてリンクたどってちゃんと見ろ。妙に納得するかもよ。]


2012-12-05 [長年日記]

_ スダールの未来

ハゲる宿命を受け入れた後もQOLが上がるか下がるかは、そのスダールの未来おのれのハゲ様をおのずから笑えるか否かにかかっていると思われる。おのれはおのれのハゲを笑えるか。今の私には辛いことのようにも見えるが、キューブラー・ロスの示した段階を追って人が死に行く我が身を受け入れることよりはまだ明るい。ハゲだけに。


2012-12-06 ダバダ〜 [長年日記]

_ 朝のホームにて。

年末が近いのと関係があるのか、電車のダイヤが乱れている。一本前にギリギリ間に合わず(寺田寅彦先生が、電車の遅延をレオロジカルに説明してた小文を読んで以来、なるべく駆け込み乗車は、しないように心掛けてはいる)、自販機で缶コーヒー買う。SAS出身者の書いたサバイバルの本にも、道に迷ったらお茶を煎れろとある。別に迷っちゃいない。ネスカフェゴールドブレンドの缶を見つけて、インスタントコーヒーを溶いて詰めた訳でもあるまいとか思いつつ買うと、飲み口のところに変なキャップが付いてた。結構固くて外すのに苦労したが、キャップの裏に蓋(キャップに蓋って変だな)がついてて、押せと言わんばかりにポッチが付いている。押すと音楽が流れた。ダバダ〜♪

アホか。わらってしまったではないか。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

_ うにゃ [めちゃおもろい!私もかわなきゃ! ]


2012-12-07 [長年日記]

_ 久しぶりに大きな地震。被害はさほどではなかったようだ。帰宅して自分の家にも怪しいお宝の雪崩など起こっておらず。堅牢地神のおかげであろう。


2012-12-08 [長年日記]

_ イングリッシュ、ゲーリック、ウェルシュ、そしてコーニッシュ。これがイングランドに存在する4つの言葉。コーンウォールは大ブリテン島最西端で、ケルト地域であり、コーニッシュの伝わっていた地域である。ここに、エデン・プロジェクトなる巨大なエコ施設がある。ここにありとある熱帯・温帯の植物が育てられているのだ、と今日の英会話クラスではそんな会話をしていた。わたしは思いついて「さらば邪悪なる蛇もおらん」と尋ねたら「さもあらん」とさらりと流されてしまった。我「エデンなるが故なり」とさらに言えば彼、「はや。え気付かず」と言った。もうすぐインターメディエイトのテキストが終わる。次はビジネス英会話でもどうか、と言われている。少しはそういう実用性を学ぶのもいいのだろうか。少し試すつもりではいる。


2012-12-09 [長年日記]

_ [読書][漫画] 古事記・ぼおるぺん古事記。

ほうとう作って食べながら「平清盛」見てた。もうちょっと根菜が入るとさらに体が温まることと思いつつ。今すこし鼻がぐすぐすしてるとこ。その後しばし、久しぶりにじっくりと録画の整理なんかしてて、SAKUSAKUにゲストでピロカルピンが出てる回を今見てるとこ。そうしてるとAMAZONで購入した「古事記・祝詞」(岩波古典文学大系)とか「桑実寺縁起・道成寺縁起」など届く。今年は古事記が編纂されてから1300年の記念の年なんである。最近、こうの史代さんが「ぼおるぺん古事記」というのを出していて、この記念の年にふさわしい作品と評価が高い。絵にしてみることでイメージが固定化する危険はあるものの、一方「ああ、こういうことだったのかも」という新しい解釈が生まれる可能性もある。ボールペンという通常画業に用いられないものを使っていることにはどのような思いが託されているのか。冒頭に曰く玉のついた矛が国生みを助けたように玉のついたペンがこの作品を導いてくれるはずだ』。原文を書きうつしているうちにポールペンで描こうと直感で思ったのだということだ。この漫画家さんを省みたことはほとんどなかったが、この人も含めて、古典文学を自然に漫画にするということに対して、女性漫画家の業績の大きいことには考えるべきものがあると思う。男性にも花輪和一さんとかいるにはいるけど。

_ [音楽] eufonius

ノエインのOp以来ずっと好きだったんだが、菊地創くんが桃井はるこさんをtwitterでディスったのが話題になって菊地くんが活動休止中なのだそうで…性格に問題のある類の天才だったんだろうか。ことミュージシャンに関してはこういう人がすごく目に付いてしまう。美しい歌を奏でる人には注意かもな。


2012-12-10 [長年日記]

_ 昨日が雪だったのか今日が雪になるのか。ともかくも寒さがつのる。あなた変わりはないですか?

_ 小沢昭一さんお亡くなりに。

そういうわけで、またひとり昭和を代表するお父さんがお亡くなりあそばしたのであります。寒い時代なんであります。思えばラジオに親しみ始めた中学の頃、帰宅して夕方のまだ暮れやらぬころにこのお父さんの「小沢昭一的こころ」が山本直純さんのお囃子と共に始まって、ちょっとエッチな感じの軽口がしばし続いてまたお囃子とともに終わるんであります。この人のようなお父さんにいつかなるのかなんて思ったりしてたあの頃はまるで昨日の様なビビッドさで記憶に残っております。頃も平成と変わり、昭和のお父さんの残党たる我らの明日はどっちだ、などという虚しい問いの答えは友よ、風に吹かれて、また明日の心だ!合掌。


2012-12-11 [長年日記]

_ すごい長い時間かけて内蔵HDDのバックアップが終わる。すると内蔵HDDの一つが認識されなくなった。アギャギャーマンだぜ。

_ 近頃何度もYoutubeで再生してみてるのは、高校時代のしょこたんが制服でおどけてる映像なのだが、これはミスマガジン2002というDVDの特典映像なのである、ということが最近分かって、中古で買い求めてちらちらと見たところ、これはもう絶対的にかわいい。制服の似合うころというのは、脚の短い女の子がこれまたとてつもなくかわいらしく映えるものだということがやっとわかった。こんな可愛い同級生は、実は俺のあの頃にも身近にいたんだよなあ、なんて思う。

_ [カムバック!マイ中二時代]宇能鴻一郎。

↑このカテゴリは一体何なのだ、自分。昨今のマイ・エマニエルブームに端を発して、自分の中二病時代のことを思い出し、あの頃気になっていながらその全貌を深く追求することの叶わなかったいろいろのことどもを今掘り起こして、できることならば今後増え続けるであろう中二病患者を抑制する一助にならんということを目指したいようなそんなわけないような。いかん、眠くなったから宇能鴻一郎のことはまたいずれ書く。あばよ。


2012-12-12 [長年日記]

_ 政見放送の季節がおとづれている。すると思いだすのは、「みんなビビる。わたしもビビる」の外山恒一と、オカマの健さんこと東郷健のことである。外山恒一のほうはどうも政見放送に名を借りたジョークめいているが、東郷健さんの方はどうしようもなく本気だ。高校の時だと思うが、朝のNHKで「わたしの娘はNHK会長に犯されました。そんなNHKに受信料など払えません」などと言っているのを見て仰天した。今もYOUTUBEにはいくつかの政見放送のビデオが挙げられているが、上記のエピソードはさすがに古くて出てこないようだ。記憶違いにしてもあまりにも鮮明すぎる。当時のNHK会長って誰なんだ。この人はもうすでに鬼籍に入られているが、生前はゲイの雑誌、その名もThe Gayなんてのを出してたりした。政見放送も過激な内容にもかかわらず話しぶりは実直で、その、なんというか、愛にあふれているようにすら今見ると思える。「おかまのどこが悪い。おかまのどこが恥ずかしい。男が男を愛してなぜ悪い。女が女を愛してなぜ悪い。恥ずかしいのは自分に嘘をついて生きることや。恥ずかしいのは人を愛されへんということや。」「きみたちのスカッドミサイルを30世紀に向かって放射精よ。」


2012-12-13 [長年日記]

_ [コンピュータ]Live Capture

Live Captureにメールでstartのコマンドを送ると、それ以降ずっと了解したという返信が届き続けて、stopもsnapも利かなくなった。帰宅してみると、windowsの更新がDLされていて、再起動を待っている状態だった。関係あるのかな?


2012-12-14 [長年日記]

_ [カムバック!マイ中二時代] 宇能鴻一郎。

こないだ書きかけた宇能鴻一郎だが、今日その代表作の一つである「すわっぷあそび」という本がアマゾンから届いた。ちょっと読んでやろうか?
「…すると、そのお湯の、わずかな接吻で、あたし、
ズーン、ズン、ズン、ズン
と感じちゃうんです。しゃがんでるからだの底の方から、その甘い感覚が、のぼってくるんです。
思わず、上をむいて、
「ああ」
と、ためいきをついちゃう。」
作家は名前からわかるようにどう考えても男なんです。でもきっと書いてるときには女の気分いっぱいで書いてると思うんです。そう思うと、あたしも、ああ…って、うつってしまうではないか。この人の作品は、中学の時に友達の大宮君という人の家に行ったとき、そこにあった大宮君のお母さんの愛読書と思しき『微笑』か『新鮮』に載ってた作品だったように思う。連載当時は「すわっぷ・ごっこ」というタイトルだったと思うのだが、もしかすると別作かもしれないんである。覚えている内容にはゴム製の生首にローターが仕込んであるアダルト・トイで遊ぶシーンとかあって、今手元に届いた作品の中にはその記述がない。ところで宇能鴻一郎は札幌出身で東大文三に入って博士課程まで修了している超インテリだ。しかし、境遇の良く似た三島由紀夫の事件があってから後、純文学の筆を折り一転「あたし〜なんです」体のポルノ小説で一世を風靡したんである。そんなわけで私にとっては、初めての精通をきわめて近い未来に控えた未熟ですこぶる青臭い中二時代のエロスエロスな思い出とともにこの人がある。山本奈津子という美しく清楚なポルノスターの数々の映画が作られるのは少しあとになる。じゃあまたな。


2012-12-15 [長年日記]

_ [漫画]うのせけんいち

うのせけんいちのことも何度か書いたような気がする。自称漫画界のせんだみつおということで1985−90くらいまで活躍していた。と言ってもあまり顧みられることはないわけだが。単行本が6冊ほど出ている。先日ヤフオクで2冊獲得して、5冊入手したことになる。ところがだ。一番読みたかったネタの「金と女ー! 山口良一デース」というのがどれに載っているのかよくわからない。「腹が底抜けギャハハハ!」に載っていると思ったのに載っていない。残すは「スペースじいさん」1冊のみ。これにかけるよりない。

_ [漫画]「Wonder!」河あきら14−17巻

どうやら14巻からずっと読んでなかったようだったので年末に備えて(?)読破の予定なんである。それにつけても、巻を追うにつれどんどん分厚くなっていき、このままでは京極夏彦の小説並みになりそうな勢いだ。どういうことなんだ?まあ読めばわかるだろう。河あきらは餓鬼の頃から大好きだった。別マのコミックスをそろえていくというのも良いと思う。


2012-12-16 [長年日記]

_ [カムバック!マイ中二時代]  華麗なるヒコーキ野郎

この映画はロバート・レッドフォード主演で複葉機の時代のヒコーキ乗りの話。音楽が有名なヘンリー・マンシーニでなかなか素晴らしいのだが、なぜかCD化されていない。LPレコードは海外のサイトではわりと見つかるのだが、さすがにレコードなので(ということだろう)輸出されているケースが見当たらない。しつこく探しててやっと最近入手がかなったのであった。私は中学の頃に劇場で映画を見ていた。そういえばこの時も友達の大宮君と一緒だったと思うし、サントラのLPも大宮君に借りてテープに録音したように思う。このころ自宅にはモノラルスピーカーのついたレコードプレーヤーだけがあった。買ってもらったばかりのアイワのラジカセに、たぶん直接マイクで録音したんだと思う。アメリカンニューシネマがとても面白かった時代のことである。

今月の手ぬぐい  ってことで今月の手ぬぐいは吊るしガキのぬこさん。

_ 図書館へ

JRで出かける。ホームの停止位置とずれて電車到着。近頃多いようにおもう。整列乗車を心掛けている客をなんだと思っているか。電車でGOで練習せよ。


2012-12-17 [長年日記]

_ ヨガの帰りに本三冊古本屋で買ってきた。

  • 「アニメーション 理論・実際・応用」ハラス、マンベル著、ダヴィッド社
     高校の時もってればなあなんて思うよ。俺ときたらタイミング技法というものを全く考慮しないでひたすら等間隔にコマを割ってたわけで。
  • 「イイ大人」泉昌之、河出書房
    ただこの人(たち)が好き。ガロに載ってた『夜行』を立ち読みしてて我慢できなくて書店で笑い出した。滝川にあった三光書店という店だったと思う。創元推理文庫の喜びもここで知った。いつもバイオリン曲が流れる店内。好きだった。
  • 「ヒロコ ウルトラの女神誕生物語」
     実はいつの日かカラー版ウルトラQを入手しようと思っているのだが、そんなことより桜井浩子。ウルトラQのときのユリちゃんはその辺にいそうな元気の良いホヤホヤの職業婦人。そうだ、京極堂の妹がそんな感じだった。ウルトラマンでは一度巨大化してビル壊してたんだよね。巨大フジ隊員。無表情でメフィラス星人に操られてたと思うんだが(ザラブ星人かな?)きっと楽しかったに違いない。

  • _ と日記書いてると宅配のお兄さんが来訪。あろうことかうちに届くべきものを間違えて、別宅に届けて荷が開封されてしまったとのこと。うおお、人生詰んだか!?しかし中身確認して無事&&無難な品物だったので堪忍することにした。いやあ、宇能鴻一郎とかシルビア・クリステルとかでなくて良かった良かった。こういうリスクがあるからあまり恐ろしいものは注文できない。 私の存在を認識しているご近所の別宅に「すわっぷあそび」が届いてたら宅配業者相手に訴訟起こすところだ。負けそうだけど。


    2012-12-18 [長年日記]

    _ [熊野街道] 『道成寺』

    思うところあって、昨日から今日にかけて能の『道成寺』のDVDを視聴。能なんて正月でもあまりまじめには見ないのだが、先だって『融(とおる)』の録画を見て以来だいぶ興味が出てきている。それに、中世の日本語とか各地をおとづれて知る伝承などの知見を追体験する役にも立つ。一般に幽玄と言われる能だが、『道成寺』は乱拍子の動きや途中狂言回しのような芝居、白拍子から蛇身への変化、鐘後見とシテの呼吸など特撮に通じる面白味が満載と思われた。少し寝るのが遅くなってしまった。能、もっと見たい。とりあえずテキストとして日本古典文学大系で謡曲集上下はすでに手元にある。次は西行とか小町とかのを見たいかな。流派によっても演出が異なるようで、伝統と格式をきっちり守っているというよりも、型の上にあって許される限りの、状況に応じて創意工夫を富ませた演出が、おそらくはコアなファンにとっても見どころなのだろうと思う。薪能も一度見に行きたい。

    _ 今年も常磐貴子が「次は許さん」ってCMで言ってる。お前の次はいつなの?

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    _ うにゃ [早く寝ましょうね]


    2012-12-19 [長年日記]

    _ 宅配便がほとんどライフラインと化しつつある昨今だが、先日のトラブルもあって今日遅く届いたのを、すっかり時間指定の再配達だと勘違いしてあやうく怒鳴りつけてしまうところだった。やはり人には丁寧に接するに若くはない、と思う。でも10時も近くなると寄る年波のせいか眠くて辛いんだよな。。。


    2012-12-20 [長年日記]

    _ [カムバック!マイ中二時代] 『むちむちぷりん』宇能鴻一郎、徳間書店(1975)。

    別に中学の頃にこういうのを読み漁ってたというわけではなく、中学の頃にこの人の存在を知ってしまって今になってリファーし始めてるというわけだ。諸君、「むちむちぷりん」はここから始まったのだぞ、たぶん。それにつけても退廃的なんである。一応私は出版当時の状況も楽しみたいと思っているので古書も極力カバー・箱・帯つきのを選んで買う。全集ものの場合は月報が入ってないのを買う気がしない。そんなわけでこの版の帯にいかなるあおりが書かれているかを紹介することにする。たぶん意識的なのだろうが、小難しい漢字も言い回しもほとんど使わない平易すぎる日本語である:
    「人妻が告白する性の遍歴─あたしのからだ、見るからに男性をひきつけるんだそうです。どこもここも、ムチムチとして、プリンプリンしてるって、よく言われるんです。
     ─あたし、浮気の相手に、クタクタになるほどせめられても、夜、主人と同じおフトンに入るときは、さらにはげしく、してほしく、なるんです。あたしって、悪女かしら…。」
     何度も言うようだが宇能鴻一郎は男性作家である。1934年生まれであるから、この作品が出た時は41歳である。男性としては元気であればまさにこのような作をものするための知識は十分ということになるだろう。で、どんな顔してるのかと思って画像検索したら、「官能検査室」と窓に書かれたまじめな検査室の画像が出てきて笑った。官能検査と言うのは量的に検査できないものを風合いとかそういったヒトの五感を頼りに検査する方法のことだ。官能的な検査ということではない。「女医も濡れるの」(←そういう作品があるんだよ)、とかそういうわけではない。ウィキペディアで検索すると「日本官能評価学会」とかでてきてさらに笑うぞ。もちろん大会も開催してるぞ。ビバ!めくるめく官能検査の世界。

    _ ところで宇能先生だが、修士論文が「原始古代日本文化の研究」である。古代日本文化ならわかる。奈良や平安のことだからな。だが原始時代に文化と呼べるものがあったというのだろうか。そういう意図を持つタイトルなのであればぜひ読みたい。が、残念ながら国会図書館に所蔵されていたりはしないのである。博士論文ならなあ…。宇能鴻一郎全集とかでないのか?


    2012-12-21 [長年日記]

    _ [カムバック!マイ中二時代]むちむちぷりん、続き。

    英会話教室は今年最後。年明けから禁断のビジネス英会話となる。二人の教師が口を揃えて良いテキストだというのでやる気になった。帰宅してからいよいよ禁断の(禁断が多いな)「むちむちぷりん」読みはじめた。他愛ない。実に他愛ない。あの煽情的も極まる帯のアオリはなんだったのだ。だがまだこれからかもしれぬ。次章に期待だ。頼むぞ、鴻一郎。つづく。


    2012-12-22 [長年日記]

    _ 検索ちゃんネタ祭りの録画見てる。バナナマンの妖怪ヒムドンのコントが鬼気迫る感じですごくいい。日村が完全に妖怪。

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    _ うにゃ [私もみたよ!おもしろかったw ]

    _ けい [ヒムドンがこーらっせ。子供をさらってこーらっせ。 くるっとまわって、まー!]


    2012-12-23 [長年日記]

    _ 「平清盛」最終回。

    このころの映像を見るにつけ、「平家物語」とか「義経記」とか読まないとなーとは思うんだが、角川ソフィア文庫版を全巻持っていながらほとんど目を通していない。だが、ちょっといいことを思いついた。現在であっても琵琶曲としての平家物語のCDなんかは出ているのだ。これを聴き続けていれば…だがさすがに全巻ものとなるとそう安価でもない。安徳帝入水の物語はやはり泣けてくるものがある。諸星大二郎「海竜祭の夜」読んだ時も泣けてきた。ことに平家の物語は栄華の時代から衰退の時代までが短くて、二つの境遇のコントラストが際立っているのが日本人の滅びる者へのまなざしを決定づけたのだろう。わたしには「海道下り」の段なども興味深いものがある。
     誰だったろう、平家の話を知った後「源氏物語」というものもあると知って読み始めたら力強い鎌倉武士とはかけ離れた物語で、武士はいつ出てくるのだとしばらく読み続けたという人がいた。そうだなあ、たしかに源氏側からの長大な戦記物があってもいいとは思うよ。

    _ [漫画] 「Wonder!」河あきら、読了。

    17巻で最終。いいなあ。いいなあとしか書かないのは何書いてもネタばれになりそうなこともあるため。


    2012-12-24 [長年日記]

    _ イブの夜である。でもなんとなく家で表計算っぽいことをやってたりしながらちらちらとBSでやってる「タイタニック」見てたら、突然むちむちぷりんが出てきてビビった。この女優(ケイト・ウィンスレット)、すごく肉づきが良かったんだなあ。いやあビビった。むしろ女優の方がデカプリオって感じだ。そして近所のインド料理屋でタンドリーチキンとか食べてきて満ち足りた。

    本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

    _ うにゃ [メリークリスマス!]

    _ けい [「メリークリスマス」と言うと、「愛情物語」のタイロン・パワーを思い出すんだよね。まあ若いうにゃにはわからない古い映画..]


    2012-12-25 [長年日記]

    _ [新聞を読んで] 12/12/25、日経科学欄

    DNAとタンパク質を混ぜて小さい機械を作るテクノロジーがあるんだそうだ。DNAの二重らせん模型を見て、それが梯子になったりするイメージを持つ人は多いと思うが、機械仕掛けの部品となるというのがファンタジーでなくてホントにあるんだと思うとなんか笑ってしまうよ。ひもの両端をつまんでくるっとねじると中尾彬の「ねじねじ」みたいな形になるが、DNAもそんな形になってしまうということを学生時代にたまたま何かの論文で見かけた。スーパーコイルと呼ぶらしいが、もっとペダンティックで俺好みな呼び名があったはずだ。エラスティカと言うかもしれない。そのうち気が向いたら調べる。かのオイラーに関連した変形の学問だったと思う。


    2012-12-26 [長年日記]

    _ 慈善家ぶってるわけじゃないと言っていいと思うが、日ごろお世話になってるWikipediaに醵金した。先日間違って100万円も寄付してしまったアンサイクロペディア(笑)にくらべるとほんの雀の涙だが、それでも感謝のメールが来る:
    「私たちのお願いを無視するのは簡単でしょうが、あなたはそうしませんでした。そのことをうれしく思います。」
     慈善でもいいか。クリスマスだったしな。

    _ [映画] 「おっぱいバレー」

    まだ見てない。BSでやってたのを録画した。数年前にとある映画館で場内アナウンスのお姉さんが「おっぱいバレー開演です」と場内全体にむかっておっぱいを連呼してたのを思い出す。ちょっと早送りして綾瀬はるかがおっぱいを見せたのか否かをチェックしてみたところ…なあんだ!みたいな感じ。全部見るのはいつになることやら。

    _ 早く退社してジムへ。実は先週土曜に行った時には雨が降ってたのでかぎ付きの傘立てを使ってたのだが、その傘をそのままにしてたので鍵を返して傘を取り返したかった。ついでにストレッチをみっちりやってマシントレーニング少々。コンスタントに週二回トレーニングができるといいと思う。

    _ そろそろ年越す準備をせねば。今年も年明け早々に帰省する予定だが、たぶん実家では時間を持て余すことになるだろうと思っているので、まだ見てないDVDをいくつか持っていこうと思った。その一つは古事記を題材とした「日本誕生」であるが、なんとなく「日本沈没」も見てないなと思いだした。それならついでに筒井康隆原作の「日本以外全部沈没」も見て、古事記成立から1300年という年月に思いを馳せつつつ祝おう、などとと思った次第。

    本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

    _ けい [「日本以外全部沈没」って、2006年の作品だ。監督は実相寺昭雄。]


    2012-12-27 [長年日記]

    _ この忙しい時期にうちの会社は技術発表会を催してしまうんである。なんかもうそこでやいのやいのやって年末休みに入ってしまおうということなんだろうか。だがいろいろ刺激を受けて帰ってきた。自省も。

    _ 帰宅途中、駅の昇りエスカレータでふと前方を見るとうら若き(←実はチャンと確認してない。希望にすぎないかも)女性の左のお尻のポッケに、"The Buds Are Opening."って書いてあった。では和訳するぞ。
    「あたしのつぼみ、今パックリ開いちゃってるんです。」
     …この、女・宇能鴻一郎めが!

    _ こないだやってた「検索ちゃん」のバナナマンのヒムドンがyoutubeにあがってた。ヒムドンの歌は「ひーむどんがこーらんしぇ」だった。「あそぼう、あそぼう…」の繰り返しがだんだん低いトーンになっていくのが本性は恐ろしい妖怪であることを表現していたりしてホントすごくいい。


    2012-12-28 [長年日記]

    _ 仕事納め。早く終わったので横浜駅そばのレコファンでLPレコードを9枚買ってきた。これで5000円ちょいなので往時とも隔世の感がある。ラインアップは、アンナ・プリュクナル×2(ロックよりも激しいシャンソンと呼ばれたもので、一枚はすでにCDで持っていたものだが、ジャケ買いした)、ミシェル・ポルナレフ×3(うち2枚は同じもの。『ポスター付き』って書いてあったから2つ入手して一つを飾ろうと思ったのだが、2つともポスターなんかついてなかった。ちぇっ。いいや、ジャケット飾ろう)、あとは映画のサントラ。『ある日どこかで』『大いなる西部』『ラストコンサート』『ラ・マンチャの男』。『ある日どこかで』は見ると絶対号泣するぞ。今アマゾンでDVD買うと最新版が1000円以下だったので指が無意識にポチってしまった。年内に届いたら2012年は号泣して越すことになりそうだ。『ラスト・コンサート』も泣ける。

    _ そんなものを聴きながら「ゆうどきネットワーク」をのんびり見てる。出田奈々アナが可愛くて泣ける。今日はあたし、泣き虫なんです。

    _ サブリナパンツのエロチシズムを読み解くヒントを得た。くるぶしなのか!この骨ばった部分が見えることによって足の細い印象が強まるということだ。そうなのか!だがこれはある程度法則にまで昇華し得ることなのだろうか?確かに、鎖骨が目立つと胸元から首筋にかけてが細く見えたりもするだろう。これから女性を見るときはそういうところに注目してコソコソとガン見することにするかな。

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    _ けい [「ある日どこかで」届いた。年末号泣必死。]

    _ けい [「ある日どこかで」まだだった。「日本以外全部沈没」とまちがえた。]


    2012-12-29 [長年日記]

    _ 部屋が片付かん!片づけてないからだけど。

    _ [漫画] 「喜劇新思想大系」山上たつひこ

    完全版を読み倒す。よくもこんなひどい漫画がフツーの雑誌に載ってたもんだ。漫画アクションの双葉社から出てた「マンガストーリー」という雑誌に載っていたのだが、この雑誌には他にどんな漫画が載っていたのだろうか、と大変気になり始めているところ。

    _ [映画] 「ある日どこかで」

    今日届いた。ケース見てるだけで泣けてくる。作品の悲劇性もさることながら、この映画の主人公が「スーパーマン」で有名なクリストファー・リーブであることがいくつかのコントラストを持ったイメージの想起につながるからなのだ。スーパーマンのアメリカンなヒーローと、「ある日どこかで」の一図で繊細な劇作家リチャード、壮健なイメージと人生後半の悲劇(43歳のとき落馬事故で脊髄損傷して半身どころか首から下が不随となり、52歳で没)。この映画は学生時代に札幌にあったジャブ70という小劇場で見た。ジェーン・シーモアがまた奇跡のように美しい。一度見てしまったら二度目以降は必ず、作品の冒頭から大泣きしてしまうことだろう。角川の「時をかける少女」にも影響を与えている。リチャードという主人公の名は、原作者の名前である(リチャード・マシスン)。何年振りか、SFを読むのもいい。マシスンの他の代表作には、若きスピルバーグの映画「激突!」の原作・脚本と、特異なシチュエーションを生き生きと描いた「縮みゆく人間」などがある。
     アメリカン・ヒーローの物語はマーベルコミックに限らず、さまざまな順序で日本に輸入されたものと思われる。子供の頃の記憶だけでも「アストロ超人ジャンボ」「宇宙怪人ゴースト」「Uバード」「大魔王シャザーン」「スーパースリー」といったアニメーションが思い出される。いつかはこれらを振り返るときも来るのかもしれない。


    2012-12-30 [長年日記]

    _ [アニメ] Theビッグオー

    休み前からちょいちょい見てるが、せっかくの休みなので一気に見てしまおうとしている。今14話。

    _ [読書]「筒井康隆全集15『スタア/おれの血は他人の血』」

    この読書は帰省の準備の一つである。帰省先で『日本以外全部沈没』を見ようと思っているので、その前に小説版を呼んでおこうと思ったのだ。筒井康隆も全集が出ているのは知らなかった。最近は著名な作家の作品は全集に収蔵されている巻で読むことにしている。近くの小さい文字が読みにくくなってるというのもあるが、2段組みで結局活字は小さかったりもする。さて、『日本以外全部沈没』だが、この作は小松左京『日本沈没』が長編部門で星雲賞を取った1974年の、同賞短編部門受賞作なのである。受賞時の小松先生のコメントに曰く:日本沈没は完成までに9年かかったが筒井は数時間で書いて賞を取った。わたしは10分ほどで読んだ。『日本沈没』は帰省までには読めないと思う。

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    _ うにゃ [帰省するんだねー いいなぁ]


    2012-12-31 [長年日記]

    _ 年賀状描いてた。今年も漫画描いて出した。きっと元ネタが何かなんて、画力の拙さもあって全くわからないことだろう。自分としてはほとんど1年に1度強くらいしか絵筆を握らないので、そういう年末の行事だと思ってる。出してきてから買い出し。もうすぐ紅白始まる。家は汚ねえまま。

    _ 紅白歌合戦。

    そんなわけで常夜鍋を30分で食べて紅白をちらちら見てる。菅野よう子もでて「花は咲く」合唱。ついでに鈴木京香も連れてきて花持たせて俯かせればいいのだ。そんなことよりやはりももくろが素晴らしい。紅白の大舞台でエビぞりジャンプだぜえええっと。今年の名セリフはもう"おてんこもり"で決まりだな。美輪さん…。福山さん…。
     Perfumeを見てて思った。こんなところでもリバース・エンジニアリングのごときが起こっている。CGとヴォカロを模倣する肉体。菅野よう子ってものすごい可愛いしゃべり方する。こういう女性には気をつけなくてはならない、と私の乏しい経験がアラートを発している。
     そして今や美輪先生の「ヨイトマケの唄」。この歌には問題とする向きもあろう単語が使われているのだが、どういうわけかNHKでは昔から一貫して放送自粛の立場を取っていなかったとのことである。これぞ歌、と言わんばかりの貫録とは裏腹にまるで児童劇団の様な身振りで歌うのである。こんな風に紅白にちゃちゃ入れながら一方でPCで「Theビッグオー」見てるからもうわけワカメちゃんなのである。なんてぼんやりしてたらMISIAがとんでもないとこで熱唱してる。砂丘のてっぺんからは砂嵐が襲いかかってこようとしているように見える。うわあ…。そして出た、プリプリ。好きな服着てるだけとかブラウン管とかプレゼントの山とかさー、こんな歌歌いながら復興支援とか言うのはあんまりにもバブルすぎて心が痛いわ。その点ももくろは良い。いや何故と言われてもな。

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    _ うにゃ [すごいね私以上に紅白見てるよ]


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