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2014-07-12 [長年日記]
_ 英会話教室でプレゼン。
結局4時間ぐらい準備にかかってしまった。せっかくなのでアップしちゃおっかな。資料中の米饅頭の画像は鶴見・清月さんのところから拝借した。問題あったら即時削除させていただきます。
_ ハロー、淑女のあなた(聴衆はいつもの師匠一人しかいなかったから)。今日は東海道の名物のことを話そうと思います。
_ これが今日のプレゼンのアウトラインです。初めにあなたに川柳を一つ示しましょう。それから東海道の短い説明、次に『記憶の宮殿』を使いこなす達人たち、それから東海道の名物の今昔のまとめ、最後に全体のまとめを話します。
_ 川柳は俳句と似た形式ですが、もう少しおかしなトピックを記述したものです。「名物」は有名な土地の食べ物、「食う」は食べること、「無筆」とは書き物のできない人、「道中記」は旅の記録です。いろいろな地方で土地の名物を食べるということは、旅日記の書けない人にとって旅日記を書くのと同じように記憶のよすがとなる、と言う意味です。
_ 東海道は江戸時代の始まりの直前である1602年に制定されました。500kmほどの道のりで、歩くと2−3週間かかります。侍だけじゃなく一般の人もお伊勢参りのために利用しました。でもその頃の日本の識字率はそう高いわけではなかったので、道中の記録を書けた人は多くなかったでしょう。
_ シャーロック、人食いハンニバル博士、それにマテオ・リッチは記憶術の達人で、いわゆる『記憶の宮殿』の使い手でした。でも、旅の記憶に関して言えば、江戸時代の旅人だって彼らに引けを取ってはいなかったでしょう。彼らは名物を食べた記憶を旅の記憶のカギとして使うことができたのですから。
_ これは東海道の名物をまとめた表です。多くのものが無くなりましたが、いまだに楽しむことのできるものもあります。私のお勧めは、神奈川・鶴見の米饅頭です。
_ 米饅頭は、豆の甘いペーストを柔らかい米粉のペーストでくるんだものです。今も買うことができますよ。
_ そういうわけでまとめです。まず最高の地図を手に入れましょう。1/25000の地形図が最高ですが、東海道に関してはたくさんのガイドブックが入手できます。次にあらかじめおいしい名物をチェックしておきましょう。そしたらさあ、旅に出てそれらを楽しみましょう。もしも歩くのが嫌なら、東海道本線やネットでの仮想旅行も可能ですよ。ありがとうございました。