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2014-10-29 [長年日記]
_ [読書]「自省録」マルクス・アウレリウス(ほぼ読了)
ほぼ、と言うのは、まだ本文しか読み終わってないせいだ。ここまで読んで、一応レポートの主題がまとまりつつある。マルクス・アウレリウスの神観はやはりさておくこととして、結論から言えばマルクス・アウレリウスはやはり哲人皇帝の呼び名に相応しい人物であり、されど決して哲学者ではなかったのだ、ということにしようかな、と思っているところで、そういうストーリーを書きはじめる準備中。本当は、原文にどのような言葉(ちなみに原文はギリシャ語)を用いているかとかそれを、キリスト者であった神谷美恵子がどういう意図で日本語に翻訳しているかと言った事柄や、往時の考古学的知見や歴史的・地理的状況みたいなことを総合的に踏まえないと、"事実"の調査という意味でのレポートにはあまりにも材料が足りない。そうではなくて、今あるこの本文から読み取れること、想起されること、演繹されることなどに集中することに決めた。郵送で送るにも、土曜の午前中には完成させていたい。いつもはその時間は英会話の宿題をやる時間なのだが、幸いなことに既に終わっている。