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2016-08-05 [長年日記]
_ [音楽] ジャンボ、ヒポポタミー!
何のことかと言うと、アーサー・キットという昔の女性歌手(聞いて驚け、なんとオーソン・ウェルズに気に入られてミュージカルに抜擢されたというくらい古いのだ)の歌を聞いてるうちにこんな驚きの一曲が始まってしまったのだ。ジャンボはスワヒリ語のこんにちは(昔こういう名前のゾウがスーダンからフランスの動物園にやってきて、以来ジャンボは巨大を意味するようになったとか)、なのだろうけど、ヒポポタミーとは何事だw (hippopotamiはhippopotamus(カバ)の複数形である)。 ヒポポターミターミタミターミタがまるでミニマルミュージックのように繰り返される。歌詞はほとんどそれに尽きる。だから和訳するんなら「カバこんにちは〜カカカカーバカーバカバカーバカ♪」って歌ってるようなもんだ。インパクトにおいては「狼少年ケン」のボバンババンボンに引けを取らない。それにしてもこのアーサー・キットという歌手は底が知れない。日本では「証城寺の狸囃子」を翻案した”Sho-Jo-Ji”が有名かもしれない。こっちも凄いぞ。和訳するならこんな感じだろうか:
しょしょ証城寺 証城寺はタヌキ
いつも腹ペコ だから歌うよコイコイコイ
頭とお腹をさすって
なでなでランタンタン
マカロンにマカロニ ゼリービンズ ピンク・スプモーニ(←カクテルの一種。いきなりですねー)
コイコイコイコイコイコイ
コイしか言わね
しょしょ証城寺 証城寺はタヌキ
いつも腹ペコ だから歌うよコイコイコイ
いつも腹ペコとっても腹ペコ
だからコイコイコイ
マケルナマケルナ
オショサンニマケルナ
コイコイコイコイコイコイ
ミーナデーテーコイコイコイ
一応歌えるように訳に配慮してみた。英詞は本来の歌詞の意味をほとんど気にしてないな。スキヤキが長崎で出会った可愛い日本の女の子の名前になるのと同様だ。私はもうアーサー・キットの歌がインパクト在りすぎてもともとの日本語歌詞どんなんだったか忘れかけてる。アーサー・キットの歌い方がまたとてもアメリカン・イングリッシュとは思えない独特な発音でこれもインパクトの一因だ。ショショショジョジ ショジョジイズ ゥルァクン、と、思い切り巻き舌でrを発音する。証城寺は千葉県木更津にあって、まさに野口雨情による歌詞に書かれた伝説のあるお寺さん。