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2016-08-26 [長年日記]
_ [テレビ] モーガン・フリーマン時空を超えて
「『私』は何者なのか?」自分とは何者なのかを一生かけて追い続ける「ヒト」。記憶を失うことはアイデンティティを失うことである。だが一方、記憶は書き換えられる。社会的プレッシャーによって自分の記憶を周りに合わせて捏造する。そのとき、海馬だけでなく扁桃体も活性化する。扁桃体は記憶の固定を行なう役割を持っている。夢をビジュアライズしようとしている学者がいる。さまざまなイメージを見せた時の脳の活動パタンを多数用意しておき、被験者が実際に夢みているときの脳の活動パタンに最も近いイメージを取り出す、ということだ。ライブラリーベースのイメージ再構築技術、である。脳の活動パタンの計測が緻密になれば、フルカラーの夢を映像データとして再構築できるだろう。ZIPという物質が記憶を消去する。だが、どこまでの記憶を消去できたかはわからない。辛い記憶を反芻する際に、物忘れの副作用のある薬物を処方することを繰り返すと、PTSDの症状が緩和する。トラウマとなる記憶を上書きするということである。次回、「脳をハッキングできるか?」おお、いよいよ笑い男が登場するのか。