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2005-08-26 『精神病質人格』
_ [読書] 『精神病質人格』
先日読んだ犯罪心理学の本の参考書に挙げられていた『精神病質人格』(クルト・シュナイデル著、みすず書房刊)を読んでいる。1954年の出版で旧仮名使いだが2/3ほど読んでいるうちに眼になじんできた。
精神病質人格とは「その人格の異常性を悩みとし、またはその異常性によって利益社会が悩むような異常人格である」と書かれており、精神病とは区別されている。過去の研究の概観を述べているところは難しいが個別の事例の部分は抜群に面白い。たとえば、食事のメニューを必ずアルファベット順に食べる強迫状態の人。彼の食事ではたいていスープが最後の方になるようだ。
これらの異常人格の身近な具体例を見るには、会社の同僚たちをそういう眼で観察すればよい、ということがわかる。勿論私自身も何らかの「精神病質人格」なのであり、そうでない人間は確率的にほとんどいない、ということになると思える。
2006-08-26
_ [矢倉沢往還] 伊勢原から秦野へ
三ノ宮比々多神社の郷土館を見学してから西に向い、登尾山で古墳探すも見つからず。昼過ぎて山の西、子の権現様で休憩しつつカロリーメイトチーズ味を2ブロック食べる。ぼそぼそしてまずいなあ、相変わらず。でも腹は満ち足りた。次からはカンパンを持って歩くことにしようと思いつつ山を降りていく。パンパンと時折聞こえるのは鉄砲の音のよう。あぶないなあ。今日は何故か藪ばかり歩いているし。善波城跡という三島神社を訪ねてから矢倉沢往還に戻る。時刻4時。ここから善波峠までの道は古い風情が残っている。こういう道を歩きたかったんだよー。
5時頃善波峠の手前。昔の峠道はラブホテル街によって途切れていた。ホテル外の中をうろうろしたが、通れる道は無い。已む無く、心霊スポットとして割合有名な善波トンネルを歩いて通り、秦野に。街中のあちこちを歩くのは次回になる。駅前商店街の店は閉まり始めている。降りたシャッターにはいくつもの味わい深い絵が描かれている。名物煙草煎餅を買おうとしたが店が閉まっていた。
2011-08-26
_ 「いのちドラマティック」は、劇団ひとりが苦手なためにあまり見てなかったが、今日やってるのは面白い。人懐こいキツネを集めて交配させると犬のように先天的に人に慣れた”家畜”となる。それとともに、鼻先が短くなったりたれ耳になったり白斑が毛に現れたり巻き尾になったりする。これらは子供の特徴であり、家畜化するとは子供時代が長くなるということであるらしい。人間は猿の幼児のような形態のまま成人となるのであり、好奇心で生きていく生物は子供になっていくのだろう。ならば、ウーパールーパー(アホロートル)なんかも相当好奇心が強くて無邪気な生物なんだろう。もしも口を利けるならそれがわかるはずだ。今、エピジェネティックということが注目されているらしい。遺伝子配列だけではなく、それらが発現する"タイミング"が遺伝という現象にかかわっているということらしい。これは面白い考え方だ。才能の開花はひとえに遺伝子のせいとしてあきらめるべきでないことを示しているのかもしれない。
2012-08-26
_ [テレビ・ラジオ][街道] 「にっぽん歴史街道」
BS・TBSの「にっぽん歴史街道」という中村勘九郎のやってる番組が去年の春からもう70回を越えている。2001年あたりの江戸街道制400年記念の年からもう10年を越えて、街道ものといえば相変わらず東海道・中山道以外には熊野古道と四国八十八か所くらいしか取り上げられない昨今にあって、この番組の意図はどこにあるのだろう?まだちゃんと見てないのでそれはまだ分からない。意識して集めれば、過去の映像資料とかこういう番組とか、結構手に入るものではある。地方の図書館の人も親切であれば、地方の映像資料をダビングしてくださったりするし。それもインターネットで資料の所蔵を簡単に調べることができるようになってのことだ。だから、この趣味は調べるべきところを抑えてさえいれば、そんなに特殊な趣味ではない。郷土史という領域に踏み込むまではまだそうやって気楽に楽しめることだろう。録画の整理してて、苦労して歩いた千国街道の小谷の映像が出てくる。来馬温泉風吹荘が良かったなあ。
_ 夕べ届いた食材中ジンギスカンと骨付きソーセージ(←ちょっと変な言い方か?)2本食す。うまし。ジンギスカンはやはりソウルフードだなあ。。。ソーセージ思ったより味がついてて焼いて胡椒するだけで十分だった。ありがとう両親の人よ、大地よ、森の息吹よ、お釈迦さまよ…
2014-08-26
_ 今日は今日でまた仕事ではいろいろと心の動きがあったので結局疲れている。それは吐き捨てたくなるようなチート行為であったり目を覆いたくなるような怯懦であったり、人にも自分にもそんなところが目に付いてしまうともうすべて面倒になっていく。所詮俺の行為は崇高さには程遠いもので、できることならば誰にも影響を与えないようにひっそりと過ごしていくべきなのではないのか。嘆かわしいことだ。そんな中で、数式を扱う行為は比較的ごまかしがないので耽溺していると癒される。だが、ここでまた嘆かわしいことに気付いた。三角関数の加法定理を思い出せなかったのだ。ウェブで調べて、なんとか記憶がよみがえったのだが、だいぶショックだった。何より、それをどうやって導出したのかが思いつかなかったのだ。これも仕方なくウェブで調べたのだが、正弦定理や余弦定理を使うものはなんだか自己撞着のような気になって受け入れがたい。結局単位円の中に2つの直角三角形を積み重ねて地味にピタゴラスの定理を使って解いていくのが最も基本的な感じだが、一番簡潔なのは、オイラーの公式(三角関数と指数関数の関係を表わす)を使う方法のようだ。
_ 夕食食べながら「みうらじゅんのサントラ君」を聞いてる。このために、今日は好い日だったと言えるだろう。ちょっと涼しいので、tritonnのインストールを試みる。MeCab導入まで終了。
2016-08-26
_ [テレビ] モーガン・フリーマン時空を超えて
「『私』は何者なのか?」自分とは何者なのかを一生かけて追い続ける「ヒト」。記憶を失うことはアイデンティティを失うことである。だが一方、記憶は書き換えられる。社会的プレッシャーによって自分の記憶を周りに合わせて捏造する。そのとき、海馬だけでなく扁桃体も活性化する。扁桃体は記憶の固定を行なう役割を持っている。夢をビジュアライズしようとしている学者がいる。さまざまなイメージを見せた時の脳の活動パタンを多数用意しておき、被験者が実際に夢みているときの脳の活動パタンに最も近いイメージを取り出す、ということだ。ライブラリーベースのイメージ再構築技術、である。脳の活動パタンの計測が緻密になれば、フルカラーの夢を映像データとして再構築できるだろう。ZIPという物質が記憶を消去する。だが、どこまでの記憶を消去できたかはわからない。辛い記憶を反芻する際に、物忘れの副作用のある薬物を処方することを繰り返すと、PTSDの症状が緩和する。トラウマとなる記憶を上書きするということである。次回、「脳をハッキングできるか?」おお、いよいよ笑い男が登場するのか。
2018-08-26
_ [漫画] 「完全復刻版 バレエ星」谷ゆき子、立東社、2017。
日付変わって夜中となりやっと空気も体も温度が下がってきた。とりあえずバレエ星の続きを読んでしまった。後半はかすみちゃんのライバルのハーフ・バーバラが登場。実力はかすみちゃんと甲乙つけがたいものがあるが、アグレッシブさのあまり、前半のいじめ役あざみちゃん以上の策略を巡らす。さらにあろうことか週刊誌にゴシップを書かれて日本中から悪い子扱いされてしまうかすみちゃん。舞台はパリに移ったり日本に戻ったり。流石にもう滝壺で修行していて上から大岩が転げ落ちてくるようなエピソード(そういうのあった)こそないが、ストーリーは目まぐるしく進んでいくものの最終話の直前までかすみちゃんは悲しい目に遭い続ける。さすが「日本一悲しいバレエ漫画」を歌うだけのことはある。そして最終話、あざみちゃん、バーバラちゃんとの和解がなってやっと幸せになるかすみちゃん。やばし、ホッとして目頭が熱くなってしまった。当時の少女達も号泣して喜んだことだろう。700ページあまりの悲しい漫画を読み終えて感無量。しばらく悲しい漫画とバレエ漫画は読まなくても良い。面白かった。
_ [特撮] 仮面ライダービルド
最終回。ここ数回はみーたん泣きっぱなしな感じ。ライダーの最終回はたいていオープニングの曲無い。今回もそう。そして物語は解決へ。世界はエボルトのいない、そして桐生戦兎を知らない世界へと変貌させる。戦兎をジョジョ=ストーン・オーシャンのエンポリオみたいにして24時間テレビよりエゲツなく俺の涙をカツアゲする気だな!ちょっと釣られたぜ。おわり。CM。ハワイアンズへつーれてってつーれーてってつれーてえってー
_ [特撮] 快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー
今回はパトレン1号の記憶喪失をネタにした総集編的な内容。でもそれだけじゃないエモい展開。こっちでも涙のカツアゲされそうになる。日曜の朝ヤバヤバのヤバすぎ。最後はノエルの歓迎会 in 浴衣。次回はルパ赤とパト赤の二人旅。何故に。あーちょっと寝不足だなやはり。このあとちょっと仮眠取るか…蒸し暑しだけど。
_ お昼。仮眠もせずにヴィーガンラーメン半分にピリ辛野菜炒めふんだんに盛りつけて大汗かきかき昼食。包丁が錆びていた。遺憾な、料理人の魂を。食べつつなんとなくのど自慢を聞いてたら父娘でルパパトのデュエットをやってる。歌唱力はともかくそれぞれの歌は完璧に入ってた。良いなあ。こういうのできるんなら娘一人ぐらいもうけといても良かった…む?知らぬうちにどこかにいたりして。特オタとして育っているとは限らないが。まあどのみち無いか。自分童貞だし。ええ。大魔法使いのけいりう堂です。
_ そして今日の晩飯!
_ ちょっとまどろっこしい名前になってるけど、豆乳150ccに白味噌少々、昆布だし適量、おろしにんにく少々、胡椒好きなだけを合わせて軽く熱してこれで豆乳スープは完成。冷たい豆腐一丁をどんぶりに置いてスープをかけ、好きな薬味を載せてあとはしゃもじで好きなように食べたら良い。私は刻み葱、刻みみょうが、刻み大葉、白ゴマをかけてその上からエゴマ油とオリーブオイルをかけた。温かいスープは一丁の豆腐でぬるめになる。崩した豆腐はひんやり。この温度がなかなか良かったんじゃないかな、と思う。スープは全部飲み干して良い。このメニュー、夕方のヨガやりながら考えてた。つづく。
_ [放送大学][物理学] もう受講始めた。
今日の午後は家の中で一番涼しい寝床で「量子と統計の物理」第1回を受講してた。これは今期の「物理の世界」で受講と教科書を読むための時間を十分とれずに結局受験勉強をあわただしく行ってしまって必ずしも物理の理解を深められなかったことへの反省。第1回は45分間の間にイントロから始まってボルツマンの原理(エントロピーと状態数の関係)、ギブスのアンサンブル、プランクの黒体輻射理論とあわただしく進む。短い時間の中で、大学院の頃にはぼんやりとしか理解していなかったギブスのカノニカルアンサンブルのことをちゃんと理解する助けになったのは大きかったように思う。考えて見るに、初めて統計力学を学んだときには統計的な計算のテクニックを良く知らなかったので、組合せの数なんかも適当な理解で済ませていたのだと思う。ずいぶん時間をかけたが、統計力学では無くて統計学に関連した計算を仕事がらみで結構やっていた時代があり、その計算の経験がこの理解にずいぶん役に立っているように思う。そういう訳でやはり自分は、1を聞いて10を知るというか、新しいことを瞬時に理解できるような才には恵まれていなかっんだなあ、とつくづく思うことよ。
2019-08-26
_ いつもの夜ヨガだったが、少しいつもと違う気分でできた気がする。けど、戦士の2番とかトリコナーサナとか、いつも後ろ側の膝が捻れちゃうんではと不安になる。逆立ちが壁から足を離して20秒くらいできた。自己記録。滅多にないことだと思うが。