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けいりう堂日記

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2017-07-02 [長年日記]

_ [特撮] 宇宙戦隊キュウレンジャー

スティンガーとスコルピオのシッポ兄弟の争い。次回決着なのだろうか。スティンガーは自らの体に自らの毒を打ち込む命がけの秘術「アンタレス」を使うも囚われる。しかし命残りわずかと言いつつなかなか死なないのは特撮ヒーローの都合上仕方ない。特撮ヒーローモノの”ごっこ遊び”的側面というべきだろう。いま物語の舞台は「チキュウ」。「地球」ではないのが、私たちの生きる地球に良く似た別の世界という含みなのだろなう。小太郎というチキュウ人の少年が戦隊のメンバーであることはこの物語においては大きな意味を持っているように感じる。それは番組の主たる視聴者であるはずの少年少女たちの共感と、そして”チキュウ”人たるすべての視聴者の共感を想起せしめるいわば”共感装置”になっているからだ。この○○装置っていう言い方、なんか偉そうでスキ。劇はシリアス度を最高潮に高め、そして突然エンディングのふぉわんふぉわんふぉわ〜ん♪という気の抜けた音楽が流れて一気に緊張感を緩和させる。この番組のこの流れ大大大スキ。つづく。


_ [特撮] 仮面ライダーエグゼイド

先回の、仮面ライダーレーザー(ターボ)こと監察医・九条貴利矢(くじょうきりや)の「自分の嘘に乗れ」というつぶやきにはシビレタ。レーザー、乗り物だからな。パラドを倒せばエグゼイドこと研修医・宝生永夢(ほうじょうえむ)の変身能力が消失するという設定はなかなかトリッキーだ。それがブレイブこと天才外科医・鏡飛彩(かがみひいろ)の望みをかなえることにつながる。そしてニコの食べてるお菓子は「ニコニコ−ン」。芸が細かい。久しぶりにナース仮野明日那ことポッピーピポパポこと仮面ライダーポッピーも戦う。グラファイトとの戦いで瀕死となった仮面ライダースナイプこと無免許医・花家大我(はなやたいが)には外科的措置が必要となり…次回につづく。巧妙なストーリー作りだと思う。この記事、TV朝日のHP見て役名ちゃんとたどりながら書いてみました。


_ 過去のけいりう堂日記を眺め返してみると、梅雨の時期から今頃にかけて、やはり風邪のような症状を発していたり、あるいはお腹が痛くなったり頭が働かなかったりして体調思わしくないことが多かったようだ。湿邪の症状と言うことだ。このことばもっと流行って、「湿邪で調子悪い」「湿邪で休む」とかいう使い方がスッと腑に落ちる社会になって欲しい。とりあえず自分の辞書には登録しておいた。


 そんなわけなので今日は夕刻からヨガに参加するだけで筋トレはサボることにする。「キャプテンウルトラ ミュージックファイル」を入手して聞いているところ。Disk1。富田さん…。主題歌はライナーノートを見ると「スィングジャスのフォーム」と書いてあり、得心が行った。そして「4拍子の途中に3拍子を連続投入して急加速感を演出する」とも書いてある(”シュピーゲル、シュピーゲル”と連呼する短いサビの部分。子供のころは多分顔を真っ赤にしながら歌ってたんじゃないかと思う)。「極限の対決 追加M5」の緊迫感も素晴らしい。つづく。

_ [料理] 鮎の煮浸しを作った。

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近ごろ刺身を食べてアニサキスに冒される話をよく聞くので魚は煮るか焼くかして食べることが多い。ヨガの帰りにスーパー覗くと半額に値の落ちた鮎があったので二匹買って煮びたしを作る。緑茶で煮ると柔らかくなるとのことで、素焼きしてから400ccの水、だし適量、梅干し2個、醤油ちょっとの煮汁に抹茶を大さじ1杯弱入れて圧力鍋で15分ほど煮て放置。見てくれはよさそうにできた。

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なのに…。それを持って直虎見ながら食べようと盛り付けた直後にひっくり返してしまう。圧力鍋で煮ているわけだから骨も頭から食べられるほどに柔らか。そういうわけでこうなった。それでも救い上げて食してみると…うまい♡
 いいんだ。私は鮎の煮びたしという塩焼き以外の選択肢を手に入れた。湿邪の季節をこれでやり過ごすというのは何となく良い習慣なんじゃないかと思う。来年も鮎が安く手に入ったら作ろう。

_ [ヨガ] リラクセイションヨガ

夕方のヨガは呼吸を意識した大変リラクセイショナルなものとなった。ちょっと鼻に付くようなことを書いているようにも思うが、クラスの終わりに先生が私に言ったのだ。「物足りないでしょう?」
よほど張り切ってやってたのだろうか。少し恥ずかしくなったが、そんな風に思ってはいなかったので、いいえ。じっくりやってますので、とかそんな言葉を返したのだが、そのあとで思い出した。かつてほぼ同じ言葉を掛けられたことがあった。たまたま休日となった金曜日の午前中のクラスで、生徒さんのほとんどはご年配のご婦人と言うクラス。今日がそういうわけではない。
 割に広いスペースを使うジムのヨガクラスでは、スペースは後ろの方から埋まっていくことが多い。別段後ろに陣取ったからと言って良いことがある訳ではないのだが、多くの人は自分のスキルには満足してはいないらしく、スペースの前の方に陣取ることは何かスキルをひけらかすように感じるのだろうと思う。その気持ちは理解できる。
 そういうことではあるのだが、私はどちらかと言えば前の方に陣取るようにしている。3つの動機がある。1つは、先生のアーサナをできるだけ観察したいという理由。次に、これは単にクラスが混みあうことが多いので皆が敬遠する前の方のスペースに坐ることが混雑緩和につながるというデモクラティックな動機。今一つは、自分の動きに悪いところがあるなら指摘してもらいたいという、エクストラボーナスを期待してのこと。もしかすると、そこに少しは優越感のようなものも混ざっているかもしれない。私の動きがまるで、インストラクタの先生の指導の良いお手本と映るように動けたら素晴らしい、という。
 私の陰湿な野望がどれほど実現しているかはわからないが、先のような言葉をいただけたというのは、その野望をわずかながらもかなえられているのだという確認につながると思っても仕方ないだろう。でも、インストラクタ先生に返した言葉の通り、私の動きは決して満足できるようなものではないのだ。ローランジとかやればフラフラする。インストラクタの先生方は決してそういう姿を見せない。もしかするとコツのようなものがあるんだろうか?だがそのコツというものがあるのだとすれば、それはまさにヨガの理想の体現であるのかもしれないのだ。
 最近の不調で体重が数キロ減った。今日はその不調のあとのはじめてのレッスンと言うことになる。朝からも特に食欲は無く、午前中に摂取したのはアイスカフェオレ400cc程度だった。ヨガクラスの後に、クジャクのポーズをためしてみた。これは手のひらで大地を支え、指先は足の方に向けて床につけ、肘で腹部を支えるバランスのポーズだ。ジムのヨガクラスでこのアーサナを取り入れることは無いのではないかと思う。私は自分の目標としてこのアーサナができることを目指していたが、昨今は体重の増加などもあってちょっと絶望的に思えていた。今日それを試してみると、クジャクの滞空時間は5秒を超えていた。ずっと練習していた前後開脚も良い手ごたえを感じつつある。継続は力、というのはこういう時にこそ生きる言葉だ。しかしこの言葉は実際には継続してきた人々にしか響くものではない。それが虚しい。とまれ、私は非常に微々たる歩みではあれ孔雀王に近づいているのでは、と思う。鳩の王にも近づいていきたい。


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