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けいりう堂日記

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2005-08-04

_ [読書] 玄侑宗久「水の舳先」「中陰の花」

郡山の博物館・文学館で玄侑宗久という人を知ったので、その著作『水の舳先』『中陰の花』を入手。前者は図書館で借りて後者は文春文庫で買った。この現役の坊主である芥川賞作家は安積高校出身。まずは『水の舳先』を読了。あちこちの寺を訪ねる機会が多い私には現役の坊主の著作は興味深く読めた。

寺には、史跡、坊主の生活の場、宗教的奇跡に関係する(あるいはそれを予感させる)場、公園的な場、墓所を管理するための場などといったいくつかの面があると思うのだが、現代の寺には公園的な性格は希薄であり一般者にとっては墓所の管理所としての意味合いが強いかもしれない。史跡として以外の全ての性格を失った寺が廃寺であるが、廃寺のことはとりあえず玄侑宗久氏の著作とは関係無いだろうな。

_ [漫画・アニメ] 『交響詩篇エウレカセブン』DVD第1巻

PCのDVDプレーヤーが壊れたのでマルチドライブを買った。ずっと再生できなかった『エウレカセブン』のDVDがやっと見れた。


2006-08-04

_ 内省の季節

歩き旅にアニメにフジファブリックに積読に、と、なかなかアクティブに過ごしてきた上期ではあったが、少し内省をすべき時期に来たか、などと思う。とはいっても何をどう振り返るのか、良くわからない。まあ机に向かってゆっくりとページを繰り鉛筆を走らせるという行為が恋しくなってきたということだろう。


2011-08-04

_ 小松左京さんがお亡くなりになっていた。

帰省してる間のこと。悲しいことに、氏を悼むことができるほどには氏の作品を読んでいないのだが、SFの時代が終わってしまったような寂しさを感じる。日本沈没、早く読みたいんだけどな。


2012-08-04

_ 午前中ゆるゆるとヨガ。体重3キロほど減ってた。だがまだ理想体重より若干多い。雨など降り、家の中やや涼しいのでゆっくりする。秋田の羽州街道の資料が必要だと思う。復旧した旅の画像を眺めているといろいろ思い出したり思い出せなかったりする。重複もあるが全部で100G弱。最近デジタル一眼ででかい画像を取るようになってからがひどい。こんな容量、レンタルサーバーで借りるとかなりかかってしまう。


2013-08-04

_ [特撮] 獣電戦隊キョウリュウジャー

弥生ちゃんの変身ダンスが可愛かった。レギュラー出演ではないようだな。

_ [特撮] 仮面ライダーウィザード

今回はグレムリンのシリアルキラーぶりが出てておもちろかった。しかしそんなグレムリンも白い魔法使い=笛木の前では小物に過ぎない。今回が第47話。10月から仮面ライダー鎧武(ガイム)という新番組が始まる。

_ スパムメールはとどまるところを知らない。だが時としてあまりにも釣る気の無いメールが来て度肝を抜かれることがある:

あぽっ 
おばんでございます。 
ジャイアント馬場です。 
突然こんなこと言われていたずらだと思われるかも知れませんが 
私はジャイアント馬場です。 
世の中の人は私が死んだと思っていますが実は生きてるんです。 
プロレスの不人気で借金がかさみ死んだことにして借金を踏み倒す
しかなかったんです。 
でも死んだことになっている以上日本にはいられませんので今、パ
プアニューギニアでひっそりとチューリップの造花を作る内職をし
ていますが日本へ送る送料が高くて利益が出ません。 
そこであなたにお願いがあるんです。 
パプアニューギニアでプロレス興行をしてもう一花咲かせたいんで
す。 
だからこちらに来て悪役レスラーになって下さい。 
絶対痛くしませんから。 
一緒にスターになりませんか? 
いい返事を期待しています。
あぽっ

_ [特撮] 仮面ライダー。

暑いからお部屋で特撮見てる。雨でも降らんかな。イノカブトンの回。こやつは黄色い粉を吹いて人を発狂させるとともに「角えぐり」という攻撃でライダーに深手を負わせる。怪我を押して戦うライダー。こういう時に2号は一体何をしているのか。戦っている最中におやっさんがふらふらとあらわれてライダーの邪魔をする。だが、おやっさんは正気だった。隙をついてイノカブトンの角を切り落とす。昭和ライダーたちは精神力で戦う。原理がわからんがイノカブトンはとげだらけのタイヤのようなものに変化して立ち向かってくるがサイクロンアタックで滅。次回、石森先生が初監督でイソギンジャガー登場。演技指導してる映像が流れる。ゲルショッカーにとってはちとしゃくだが、面白いぞ。と、ブラック将軍も言っている。つづく!

_ つづき。イソギンジャガーの回。海からやってきた黒づくめの男。これがどうやらイソギンジャガーである。この造形はおぞましいなあ…。石森先生は釣り人としてあらわれ、イソギンジャガーの最初の犠牲者として死亡する。と場面代わってこの釣り人石森の娘があらわれる。カツラギマキさんという。何この人美人。山田圭子、のちに丘野かおりという人で、ウルトラマンレオにはレオの人間体・おゝとりゲンの恋人役で出てる。そうですかー。そのうち見ることになるだろう。マキちゃんは捕らえられ、チョコと滝は本部に連絡。連絡手段はハト。おやっさんは全国の少年ライダー隊員に協力を要請。その連絡手段もハト。だからものすごい数のハトが一斉に飛び立つ。素晴らしき哉、石森演出。ハトの数からみても全国に100人は隊員がいるのではないか。日本の中だけならゲルショッカー以上の組織かもしれない。しかし隊員の協力で発見されたイソギンジャガーの乗るラリー車の連絡が伝わるのはやけに早かった。これもハトで伝えられたのだろうか?ラリー車が派手な塗装をされているのは、実は少年たちに見つけられやすいようにというイソギンジャガーの計略だったのである。イソギンジャガーを追うライダーは地割れや爆発など様々な罠をかいくぐる。そこにゲルショッカーのバイクチームが登場。彼らの接近とライダーのアップが無音で交互に映される。素晴らしきかな、石森演出。だがイソギンジャガー触手隠れとかイソギンジャガーの毒水とか、イソギンジャガー必殺触手締めとか技の呼び方がダサすぎる。ダサすぎるかな、石森演出。激突する二者。そしてなぜか波打ち際の岩場に、漂着したキューピー人形のアップ。意味不明かな、石森演出。空撮がかなり効果的に使われている。と、ここでわかったこと。マキのお父さんは冒頭殺された釣り人ではなく、なんとイソギンジャガーその人であった!彼の頭部には変身装置が仕込まれていると見抜いたライダーは「ライダーポイントキック」でポイント攻撃。駆け寄るマキ。襲いかかるイソギンジャガー。だが間一髪、変身が解けマキのお父さんは人間体に戻る。めでたし。めでたきかな、石森演出!ラスト、「ゲルショッカーの恐ろしさは戦争の恐ろしさと同じだ」とナレーターが言う。サイボーグ009でも良く使われた反戦的な表現だが、石森作品においてはこれが"落ちを着ける"ために使われているという面もあるのではないかと思う。このことは今後石(ノ)森作品を見ていく中で検証していくべきことだろう。つづく。

_ つづき。アイスティー飲みながら札幌でお土産にもらった干し納豆食べてると止まらん。汗も止まらん。でもこれなかなか旨いしおやつにも非常食にもよさそうだ。自作するのは難しそうだしな。さて、ウツボガメスの回。彼は殺人スモッグを吐く。だが、そのテストは失敗。ヘドロを食べないと調子が出ないらしい。特に「2年前(1970年)の田子の浦の最も汚れたヘドロ」がお気に入りとのこと。なんかおいしそうなものみたいに思ってしまうではないか。この田子の浦のヘドロの問題は1970年に起こり、以後映画「ゴジラ対ヘドラ」やスペクトルマン(宇宙猿人ゴリ)第1−2話のヘドロンなどでも怪獣のモチーフとなっている。仮面ライダーに限らず、このように社会的に悪とみなされるものを敵方に結び付けることにより、主役側の正当性を印象付けるということもヒーローものにおいては良く行われることだったのである。ウツボガメスは(ブラック将軍曰く)「田子の浦の3000ppmのヘドロの中で生まれ育ったウツボとウミガメの合成改造人間」ということだ。3000ppmって何の濃度が3000ppmなんだ?さて、そんな最高級のヘドロを創るために公害の研究者である岡崎を拉致するウツボガメス。なんと首が体から離れて相手にかみつく!死ぬだろ、普通。もはや妖怪。最高級のヘドロを食したウツボガメスの殺人スモッグの威力は絶大。岡崎さんはゲルショッカーに操られており、戦闘中に本郷を後ろから棒で殴る。これにショックを受ける藤岡弘の芝居の大きいこと!首を失っても戦い続けるウツボガメスのしぶとさ。だがライダーキックの前に散る。次、ワシカマギリ登場。つづく。

_ つづき。本郷一行は大室山に来ている。撮影の際には一行に「今回は伊豆ロケです」「わーい!」的な会話があったのではないかと。チョコは相変わらず食べまくりだ。その山頂で望遠鏡を見ていてゲルショッカーを目撃した少年の乗ったバスがワシカマギリの人間狩りに遭う。狩った人間は保存しておいて必要な時に改造できるというリソース戦略。少年と父親はうまく逃げおおせたものの山小屋で父が囚われる。一人残った少年のもとに本郷があらわれ、少年を救出。一方ゲルショッカーを探っていた滝は罠に挟まれて動けない。ユリが救おうとするもそこにワシカマギリ登場。あわやというときにライダーが登場。一撃で罠を破壊する。この罠って大型獣を狩るトラバサミなので罠が外れてもかなり痛いだろう。つり橋で戦うライダーとワシガマキリ。ライダーは海に突き落とされるも一命取り留める。ワシガマキリも緑の血を流しながらアジトに戻る。その血をたどってアジトに潜入した本郷。ブラック将軍とワシカマギリは泡で固められた少年の父を還元して改造しようとする。それを目撃した本郷には、自らの改造手術の記憶がよみがえり、怒りを新たにする。ワシカマギリは鎌を切り離して飛ばすことができる。これがぶつかると首が刎ねられてしまうのだ!ウィザードリーのマンティス並みの能力だ!だが本郷は首を刎ねられることなく勝利。つづく。

_ つづき。クモライオンの回。日本を支えている主要人物を暗殺する計画。少年ライダー隊の女性陣は今回ベージュの制服らしきものを着ている。いつものチャラい感じが一変して新鮮だ。クモライオンはビニル紐を吐きだして攻撃するのだ!ライオンの体力と蜘蛛の能力を併せ持つ怪人。もともとの改造人間が、ヒトの能力にほかの生物の能力を併せ持たせるというコンセプト(仮面ライダーはバッタの能力というように)なので、ゲルショッカーの合成改造人間は、そのコンセプトの素直な延長ということになるだろう。デストロンとなると生物の範疇を越えてしまうのだが。ところでビニールひもっていう呼び方が正しいかどうかネットで調べてたら「探偵ナイトスクープ」のビニールひも事件にヒットしてしまってちょっと陰鬱な気分だ。そうこうしているうちにおやっさんのところにも暗殺予告状がくる。おやっさんは「それじゃあお寺に予約でもしとくかな」と余裕ぶっこいてる。張り番する本郷と滝。しかし予告時間になるとおやっさんの名前が予告状から消え、本郷のそれに代わる。凝ったことをする。処刑は明朝6時。催眠ガスで眠らされている間も変身は解けない。と、処刑室の床と天井に大きなとげが生えて次第に挟まれていくライダーと予告状配達人。だが死んだのは後者のみ。ライダーは針を折って処刑を逃れたのであった。ゲルショッカーの読みが甘すぎる。決め技はライダーフライングチョップ。仮面ライダーにとって敗れることは許されないのだ!予告編は本郷と塚田監督による。つづく!

_ つづき。ネコヤモリの回。黒猫となるとどうしても怪奇というキーワードがついてしまうのだ。入江たか子の影響は測り知れない。猟奇的な雰囲気の画家が自分の血を絵具に混ぜて黒猫の絵を描いている。その絵からネコヤモリがあらわれる。叫び声はニャー。猫だけにな。導入はまるでひばり書房階段シリーズだ。今回もガールズはベージュの制服。おやっさんも制服のようなジャケットを着ている。今回滝は西熱海ホテルで開催される世界平和会議で警備、ということだ。本郷の部屋にもいつの間にかくだんの絵が置かれており、その絵からネコヤモリ登場。こいつは自由自在に絵を出入りできるのである。ネコヤモリの正体は画家自身であった。この画家の住処は蔵を改造したもののように見える。江戸川乱歩気取りである。あれ、乱歩のこの逸話は作り話だったかな。アイキャッチのあと、滝のいる西熱海ホテルにて。ここにまたくだんの猫の絵が飾られる。ネコヤモリが絵に乗り移るのにかかる時間は2分。80キロ離れたところにいる本郷は駆けつけても間に合わないだろうというのがネコヤモリの読みだ。本郷は敵に対峙するときは自分を「私」と呼ぶ。さて、本郷をひとしきりいたぶっておいてからネコヤモリは伊豆に飛ぶ。非常に鋭い洞察で、本郷はネコヤモリの狙いが平和学会であることに気づくが一瞬遅かった。滝が応戦するも、ネコヤモリは強い。仮面ライダーに変身した本郷は、サイクロン号のグライディングを利用してショートカットする。だが伊豆の戦闘始まってからおそらくせいぜい30分ほどの間に移動するというのはやはりちょっと早すぎると思う。まあ関東に住んでないものなら距離感がわからずあまり不審に思わないのかもしれない。西熱海ホテルというのは来宮のあたりに2005年まで実在したホテルである。戦い終盤となって初めてヤモリの能力?が発現。「ヤモリ吸盤」がライダーのエネルギーを吸い取る。これは何のSEもない「もっぱら演技力に依存した特撮技術」で表現される。猫のインパクトに作品全体が引きずられてしまって、ヤモリの属性にあとで気が付いたと読めば読めるような展開だが、あまり効力を発揮することなく滝のサポートでライダーは勝利。戦いすんで画家が元に戻るというハッピーセットのおまけつきで終了。つづく。でも俺は今日はもう寝る。


2014-08-04

_ 久し振りに出張して自分にお土産買って一気に食ってしまって気分悪い日。


2015-08-04

_ グレートトラバース2の放映がこないだ始まった。そのプロローグの番組(録画途中で切れてたけど)見てると、撮影時のことがわかって興味深い。撮影スタッフは4人。1人は同じアスリートで密着撮影を担当(駒井研二)。田中陽希が走れば駒井も走り、田中が滑れば駒井も滑る。遠景を入れて撮る1人(山岳カメラマン平賀淳)は、田中から離れて撮るために撮影ポイントを探してコース中休まず走っているように見える。上空から田中に近づいて撮影している映像はドローンを使っているのだった。あとディレクターとボッカ。田中陽希はもちろんすごいが彼らも凄い。今回の応援団はももクロと田部井淳子さん。しおりん足長いよなあ。

_ 黒崎めぐみと鎌倉千秋って似てるよね。


2016-08-04

_ 牛丼屋は分数の計算ができないらしく、ライスを通常の1/3にしてくれと言うと通常の半分出て来る。じゃあと言って1/4にしてくれと言っても半分、1/5にしてくれと言っても半分だ。飯を残したく無いから言ってるのだが、まるで、「じゃあ来るな」とか「残せば良い」とか言われてるような気になり傷つく。争いを避けるための「色をつける」文化と関係する問題だろう。多めに出しておけば怒る者はいないとタカをくくっているのだろう。だがそこに怒りを感じる者もいる。つまらんことだ。結局残した。豚の餌になってくれることを望む。


2017-08-04

_ [漫画] 「パラレルパラダイス」岡本倫、講談社、2017.

新刊、本日発売。岡本倫は「極黒のブリュンヒルデ」以来となるのだが、新刊の知らせのあった時には「もう少し後で読もうかな…」などと思っていた。だが、とあるページでプレビューを見たらもうこれは買うしかない、と思った次第。
 主人公・高校生太多陽太は異世界に迷い込み美少女戦士に出会う。ところがこの世界は…。その世界の特異性のため、陽太がこの世界の少女たちにちょっと触れるだけでとめどない…。もうそんなことくらいしか言えないんだけど、でも凄い。私は断言する。これからのラブコメにおいてはこのぐらい強烈な官能描写がスタンダードとなるであろう。


2018-08-04

_ 午後から学習センター。やることが2つあった。1つは受験。「物理の世界」。前回の平均点は何と70点。自信無かったけど、通信問題と過去問をやって行ったらなかなか良い感触。因みに物理系で大学院を出てる。でもこんなもん…なんて言うと他の優秀な先輩後輩同輩の方々には申し訳ないのだけど、こんなもん、なのだ。これまでに多くの科目を履修してきたけど、物理ってやっぱり難しいんだよ、とっても。ニュートンの運動方程式とか当たり前に積分したりするけれど、何でこの式で良いのかなんて全然自明じゃないんだもの。そう、物理現象は何一つ自明ではない。そしてそこが魅力なんだ、と思う。ことにする。今朝試験勉強してて気づいたのだけど、ブラッグ反射と光の反射って、行路差の考え方がなんか違う。そんなことも特に考えないで済まして来た。人のことなんか言えない。せっかく高いお金払って受けさせてもらった教育を、自分は何て軽んじて来たのだろう。まあ終わった。色々な気づきがあると言うことが、本当のstudyなのだと信じたい。だから、私は一生studentであることにした。ゴセット氏はそんなこと思ってペンネームをstudentにした訳ではないだろうけど。思うに、同じように求道していても、何故か先生になる人と生徒である人がいるようだ。私はきっと後者なのだ。だから永遠に驚き続けることができるだろう。

ところでもう一つの「やること」。それは、他大学の図書館に貸し出しを申し入れていた図書の閲覧。残念ながら学習センターでの閲覧に限られていた。一つは歴史の道調査報告者、今一つは歴史の道整備報告書で、どちらも和歌山県内の熊野街道を対象としている。閲覧の目的は、現物を確認して購入の是非を判断することだった。今回、各図書館から本部・美浜への送料が1820円である。それでも、古本で購入すればこの三倍以上するので、迂闊に買ってしまって期待外れだった時のことを考えるとこれを高いと見るのは必ずしもあたらない。でも、確認したらこれはやっぱり欲しい本だってなったので、貸し出しを頼まずに即購入すれば良かった、と思うかどうかは微妙なところ。調査報告書は付録の地図が12枚もついてて、閲覧してた学習センターの図書館で1枚1枚確認しているうちに、これまでに歩いた道程が思い出されて涙ぐみそうになった。これは購入と決まる。印象的だったのは整備報告書の方で、整備の内容ばかりかその整備後の画像が豊富についていた。ただし今回閲覧したのは那智勝浦町担当の部分で中辺路の那智側の部分。この道を辿る者たち(私もその一人だ)に大いなる休息を与えてくれる東屋、経験の浅い人々は苦しさに不満たらたらで歩く(私もその一人だった!)であろう悪路の普請。これを折々読み返すなら、きっと汗水垂らしてヤマビルに怯え足にマメをこさえて歩いた記憶を補完して補強してくれるに相違ないのだが、手間のかかった報告書で営利目的でもないために一冊一冊が安くはないのだ。仕方無い。機会あるごとに一冊づつ揃えていこう。こんな調子だからもうじき家に隙間が無くなります。

_ 学習上の気づきではないのだが、ウチの中では寝床が一番涼しい。これは寝る場所の近くに窓置きのエアコンがついてるのと、ガスコンロや乾燥機やパソコン・録画機の類が動いていないためと、何よりも北向きなので昼の日差しが直接入らないのと、何故かアイビーが窓を覆っていて仄暗いためだ。なので今日は、朝から昼過ぎまでエアコンと扇風機を併用してアイロン台を机代りに、あたかも子供の頃にノートに漫画を描いていた時のように試験勉強を割と快適に進めることができたのだった。尤も、ここを常の寝床としているぬこさん達は普段と勝手が違って、私に懐けば良いのか威嚇すれば良いのかわからずにしばしもめていた。最終的には無視を決め込んでいたようだったが。まあ良いことに気づいたので、本格的に折りたたみテーブルを持ち込んで酷暑の時の避難所にすることにしたのだった。


2019-08-04

_ 夕ヨガに出かける。日陰に入ると多少涼しく感じるから、湿度は低いのだろう。ゴミ集積所はまあまあ綺麗。ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風、38話と最終話を見逃しているが、近々アニマックスで放映予定。この件に関しては死角は無い。

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_ うにゃ [あら〜残念。最終話だけ時間も曜日も違ってたもんね。最終話だけのオープニングからすべて良かった。早く見れるといいね(^..]

_ けい [お盆休みの楽しみとします。]


2020-08-04

_ 遅延してた荷物が明日届くと思ってたら今日届いてしまった。中身は事務机。魔窟をアウフヘーベンするアイテムになるはずなのだ、計画では。実はこれ、組み立て式。説明図の絵がどっち向いてるのかわかんなかったり、二つあるタイプの両方を一枚の説明書に書いててそれを取り違えたりして、結局2時間強掛けて完成。さて魔窟はどうなったか。うん、これを置いた分狭くなった。続く。


2022-08-04

_ 雨降って涼しくなった。そして、もう木曜か。←昨日の日記書いた時から今日書こうと思ってた言葉。終業後、いつもの銭湯。今日の露天風呂はプルメリアの湯である。割と好きなヤツ。湯上がりの一杯はキャベツの千切り(プレーン)と厚揚げ・卵・小松菜の炒め物で。19:00少し過ぎにレトルト玄米(120g。ちょっと高い)とボンカレーネオ辛口(ボンカレーよりも具沢山だから夕食とかに持って来いなのだ)にさらにガラム・マサラをかけたヤツを食べてたから低カロリーメニューにした。飲み食いしつつ食堂にあった『ワカコ酒』に手を伸ばす。なんだこの漫画。すげえ共感できる!実はこのタイトルがワカメ酒のもじりじゃないかとほのかに思っていて、エロスな内容をほんのちょっぴり期待してたのだが、やはりそんな漫画ではなかった。続き読みたいが、ここの銭湯で風呂上がりにだけ読むことに決めた。


2023-08-04

_ 先日、最後の1匹となった猫が旅立って行った。本当はわかっている。旅になど行っていない、ただ、この世からその生命が消えてしまっただけなのだ。なぜ人はまるでその先にまた新しい世界が続いていると考えてしまうのか?死後の世界の存在は唯我論と同様に、論理的には否定できない。だからこの場合、それが正しいと仮定した時と正しくないと仮定した場合とで何が違うのかを比べてどちらかを選ぶことになる。どちらがより少ない仮定で多くを説明できるかで選ぶ、というのは僕の好きな立場だが、一方、どちらの仮定がより多くの豊かな結論を導くことができるか、で選ぶ立場もあるだろう。前者の立場に立てば「お化けなんていない」と考えるのが正しいことだし、後者に立つなら、「お化けがいた方が楽しい(あるいは怖い)。だからお化けはいると考えよう」ということになる。情報理論を信じる者は前者を選び、水木しげるさんは後者を選ぶ、ということなのだ。どちらもリーズナブルだ。そんな訳で、僕自身は両方の立場を自分の都合で選ぶことができる。自分の生活が大事な時は死者はいないと割り切り、一方で死者に香を手向けるのも好きだ。この猫の死を深甚にこそ思えど、悲しいとは思わない。何しろ享年19歳。兄妹の中では一番病弱そうに見えた彼が人間なら90を超える大往生を遂げたことは世の複雑さの表われの一つ、ではあっただろう。生まれて足腰がしっかりした途端に脱走して、帰ってきた時には前足を骨折していて余程治療費がかかったという親不孝者である。

当然、あれから僕も19年歳を取った。この先さらに19年も生きるようなパートナーを新たに迎えてその最後を見届けることはできない可能性も高い。それよりは、「もう猫のいない」という新たな生活を楽しむことにする。食べかけの餌は捨て、爪研ぎを捨て(もっともこの最後の猫は爪とぎを忘れてしまったので、晩年は巻き爪が非道かった。猫の巻き爪は凶悪に自らの指に食い込むということを知っているだろうか?一度見ておくのも後の役に立つかもしれない。きっと猫の爪研ぎに寛容な姿勢が生まれるだろう)、部屋部屋のドアは必要なら開け放しのまま。やがて今は衣類にこびりついている猫の毛も消え失せてしまうだろう。これらのことの中にこそ、先に死んだ者たちが後を生きる者たちの中に存在し続けることなのかもしれない。かつてあったものは無くなった時には以後永遠に無いままだから、その「無いこと」の証拠の数々がその人を想うよすがとなるのなら、それはその人がそれによって永遠に生き続けているということとあまり違いが無い。人はいなくなる事によってのみ逆説的にいつまでも在り続けることができるのである。僕もそんな風に誰かの中で永遠に生き続けることができるかもしれない。それに成功したとしても失敗したとしてもその時当の僕自身はどこにもいない。だからこのミッションには成功も失敗も無い。僕にとっては何と優しいミッションなのであろう。以上、最後の猫への手向の言葉。もちろん彼は聞いちゃいない。

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_ きだ [猫さんの19歳はご長寿ですね。けいさんと過ごせて、思い出を語ってもらえて、幸せに思うんじゃないかなと拝察します。兄妹..]

_ けい [ありがとうございます。まあ僕はいなくなった事によって誰かの中に居続けられるように精進しますかね。]


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