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2007-12-24 金沢道・金沢文庫から鎌倉まで&&三浦半島最高峰には届かず。 [長年日記]
_ 金沢文庫から鎌倉までの道を歩く。金沢道の終点であると言う六浦がどこになるのか良くわからなかったが、たぶん金沢八景駅の辺りではないかと思う。いろいろな人が言うようにいにしえの金沢八景の風情はほとんどないのであろうが、そこはそれ、私ほどの○人になると想像とか妄想とかで楽しみを補うことができてしまうわけで。もちろん、その想像=妄想が正しい時代考証に基づいているかどうかには大いに疑う余地がある。
そんなわけで金龍禅寺。見晴台には藤棚があり、夏には良いだろうなと思った。海側の眺めもなかなか良い。琵琶島。ここから海の方を眺めると何となく小さな帆船がもやっているような錯覚が見えてきたりもする。
そこから進路を西に取る。この道はもう金沢道と言うよりも鎌倉道。朝比奈の切通しを歩く。古色濃厚たる岩を削った道が延々続くのがうれしかった。脇を水が流れている。そのせせらぎを聞きつつ歩いているうち、以前もこうやって切通しのような道を歩いたことがあるように思い始めた。どこだったのだろう?それとも夢の中のことだったのだろうか。私はこのような日陰がちの道をせせらぎと共に歩いていた。この水は大河の水源なのだ。河の成長を追いつつ歩いていることにわくわくしていた…。多分この朝比奈の流れはやがては滑川に続くのだろう。 鶴岡八幡宮のそばの蕎麦屋でカツ丼とそばと両方頼んでガーっと食べる。「玄」という名の自家焙煎の店でコーヒーを飲む。700円するが、通常の三倍くらいの豆を使って深い焙煎を幾分あっさり目に淹れる。
それから横須賀線で横須賀に出る。風が出てきていたせいか、軍港は波が荒い。ここから三浦半島最高峰(標高250m弱)大楠山を目指したのだが、安針塚の辺りで15時を回ってしまったので、またしてもエスビットストーブで湯を沸かし、コーヒーを淹れた。吹きさらしですぐに冷めてしまうがそれも一興。
安針塚駅に向かう途中なんとなく港が見たくなって田浦のほうに向かう。途中トンネルを二つ通る。トンネルを歩くのは嫌いだ。逃げ場が無いようで。田浦の辺りは米軍の敷地が多く、立ち入り禁止の表示に観光気分が吹き飛んでしまう。港で水揚げした魚を食わせる渋い居酒屋なんかを期待していたのが大いに裏切られてしまった。
鎌倉に戻る。小町通を行き来して、昔おとづれた事のある軍鶏の焼き鳥を食わせる店で管を巻く。ここの焼き鳥はどこを食べても旨い。レバーも絶品で臭みと言うものが無い。他の焼き鳥食えなくなりそう。やばいな。