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2009-08-19 忘れそうな歌手たちがネットの助けでよみがえる。 [長年日記]
_ たとえば、クレール・ダスタ。たとえば、ビリー・プレストン。たとえば、アラン・シャンホー…
そういうわけで、昨日の夜は作り置きのカレーに、茹でたホウレンソウをこのあいだ発掘したフードプロセッサでピューレ状にした緑のドロドロをまぜて食べたのでした。
今日もなんかそんな自炊の余韻を引きずって、1枚の胸肉を二つに分けて、一方はローズマリーを利かせたハーブ焼き、他方は数年前に買ったタンドリーチキンのもとをまぶせてさらにパプリカでどきつく色づけた、なんかそんなものを肴にしてホッピーなんか飲んでる夜です。
youtubeでいろいろ古い歌を探してたら、タイトルにあるような、たぶん私が中学とか高校とかの頃に心に染みいった歌手の人たちの歌を見つけるのですね。ビリー・プレストンのナッシング・フロム・ナッシングというのは、日本ではもう忘れ去られたような曲だけど、僕は「バギーチェイス」という銀行強盗が砂漠の中をポルシェのエンジンを積んだバギー・カーで逃げまくる映画のタイトル曲と言うのでよく覚えていた。クレール・ダスタは、大学でフランス語を学んでた頃知った人。アラン・シャンホーは、「ボンジュールお目目さん」と言えばもしかしたら思い出す人がいるかもしれない。
考古学の持っているパラドクスは、それが時代とともに発達することによって、一層過去のことが鮮明になるということだ。テクノロジーの発達する未来になればなるほど、過去の記憶は忘れられるどころか一層細やかに思い出されるようになるなんて!!
そういうわけでネットの威力はひそやかな過去の記憶を鮮明にここに提示する。このネットの力は、きっとこれからの世界を変える要因になるのだろう。