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2017-03-26 [長年日記]
_ [漫画] 「幸せのひこうき雲」安達哲、講談社、1998.
寝床の枕もとにマウンド状に重なった漫画の本がほんのわずかづつ片付いている。古いうえに長々とうっちゃっていたり、ぬこさん達の八つ当たりの対象になったりもして、私が踏んづけて通ったりもしたりして、なかなか散々な状態になっているものも多いのだが、表紙をウェットティッシュで拭ったりしてケースに収めていく。そんな本の中に、掲題の一冊があった。安達哲は「バカ姉弟」や「お天気お姉さん」が有名なのではないかと思うが、「さくらの唄」の悲愴な物語や、ここに挙げた、田舎でくすぶっているミスコンでの受賞歴もありタレント活動をしていた過去を持つ派手な女教師に性的虐待を受ける少年の物語には、ストレートな卑猥さと救われ難い屈折と能天気なエンディングがあり、読中ショックを受けた。実はこの女教師のハラスメントの部分は、SODのAV「少年愛」という作品の中でほとんどセリフを変えることなく二次使用されている。実はこれもマウンドに埋もれていて最近発掘した「眞鍋かをりのココだけの話」(旧ブログを書籍化したもの)を読んで、ブロガーは自虐的であるべし、ということが書かれていたのでそれを少し意識して自虐的なことを書いてみるが、その作品を最近入手してとりあえず問題の部分を見てみた。自虐と言うよりも自爆、だな。少年役の男優の顔にはモザイクが掛かっているが、背格好と声の感じからは「まーくん」こと山口まことだろうか。女教師役は鈴木杏里で、ビジュアル的にはなかなかのはまり具合と思う。いわばAVは「幸せのひこうき雲」プレイ、という感じ。少年を初めての絶頂に導いた後に女教師が言う「先生だけが使える超能力よ。エッチな子はこの魔法にかかるの」などという秀逸なセリフがあって(少年はまたそれを真に受けて『先生ってすごい』なんて思う訳。実に微笑ましいエピソードだ)、それ実際に言われてみたい、というモーティベーションが実際に映像化されたのだろう、などと思う訳だ。この作品「少年愛」自体を最初から最後まで通して鑑賞することがあるかどうかはわからない。「幸せのひこうき雲」自体はショタコンを題材にしているわけではなさそうなのだが、映像作品はタイトルからしてあきらかにそちらを志向している。そしてそれ自体は私の琴線には実はあまり触れないジャンルなのだ。でも、いけだたかし「機械仕掛けの姉」はなんか読んでみたいなあなどと。はい。よーするにこの記事は猥談の一種です。書いてる人間が卑猥な存在だから放つ言葉もほぼ猥談になってしまうのだった。鈴木杏里の出演作品はもっと見てみたいように感じた。朝からずっと雨でぐだぐだな気分。
_ そんなことよりももう少しだけ日記にふさわしいネタがあった。iPhoneの画面のガラスにひびが入った。修理依頼をしようと思ったらまずバックアップを、というメーカーの記事があったのでiTunesに設定しようとしたところ、Appleパスワードを忘れたので再登録を申請、そのあと直ちに思い出したがもうそれは無効となり、まだ登録準備が終わらない。しばらくひびの入ったいPhoneを使うより無さそう。フィルターを張っているので怪我はしないと思うが。ひびの入り方を良く見ると、普通にガラスが割れるときのパターンと少し違うように見える。ガラスのひびでも干からびた地面のひびでも、おおむね3本のひび割れが頂角120°で出会うようなパターンになるものと思っていたが、そうでなく、一本のひびから50度位の角をなす2本に分岐するパターンだ。ヘリの一点に強い力を受けてひびが入ったのだが、そういう力のかかり方のせいでこういうパターンになっているのか、それともこのガラス自身の性質なのか。
_ 煮しめの話なんだが、煮汁がなくなるまで加熱し続けるのを「煮しめる」と呼んで、それが語源だとの説あり。ええっ!いやそう言えば確かに母から煮しめの作り方を直に伝授してもらったわけじゃなかった。見よう見まねで子供の頃食べさせてもらってたのを適当にコピーしただけだった。お正月迎える前にいろんなのを煮て年内の仕事はこれで〆め!みたいなもんだと思ってた。煮しめに汁は要らんのか?おせえて!
_ いやまあいいや、これで十分旨いと思うから。命名「煮しめず」。これで行こう。でもなんか「おにぎらず」のパクリっぽいかな。