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2024-03-28 [長年日記]
_ [映画] 『大乱戦 La Folie des Grandeurs』, 1972、フランス。
高校くらいにこの映画のことを知って、いつかは視たいと思っていた。「枯葉」で有名なイヴ・モンタンが出ているから、ではなくて、音楽を担当しているのがミシェル・ポルナレフだからなのだ。ミシェルは1944年生まれなので、28歳の時の作品ということになる。この曲はミシェルの曲の中ではとても有名、というわけにはいかないが、映画のテーマソングとしては本当に秀逸で、作曲・ミシェル・ポルナレフというクレジットが無かったらまた違う形で、しかしやはり傑作としての評価を受けていたのではないかと思う。ミシェルはパリ音楽院出身なので、作曲法の授業なんて言うのも受講したことはあったんだろうと思う。で、そのDVDが届いたのだが、音声は仏語と英語、字幕は仏語だけというもので、おいおいどうせなら英語字幕にしてくれよ、なんで仏語なんだよ、と思わず唸ってしまったのであった。内容ちゃんと把握できるのかなあ。どこかに字幕ファイル転がってないのかなあ、なんてちょっと悩んではいる。この記事書くのにウィキペディアでミシェルのことを調べてみると、作品リストの中にジョン・ハラスとフランコ・クリストファニ共同監督のアニメ映画『三銃士』(1974)の音楽も担当していたとある。これ、入手できないかなあ。そうすれば今まで読んだり見たりしたことのない三銃士を知る機会になる。監督の一人のジョン・ハラスという名前に見覚えがあったが、これは『アニメーションのタイミング技法』などの、アニメーション制作のための古典的な教科書を何冊か書いている人として知っていた。その人のアニメ作品がみられるという意味でも貴重だと思う。探すの難しそうだけど、な。軽く調べたところでは、ハラス監督作品で入手しやすいのはジョージ・オーウェル原作『動物農場』のようだ。それで唐突に思い出したんだけど、はるか昔にこのオーウェルの原作を、石森章太郎がコミカライズしていたんじゃなかったかなあ。←確かにそうだった。こんなに古い記憶が突然よみがえるなんて。