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2011-08-26 [長年日記]
_ 「いのちドラマティック」は、劇団ひとりが苦手なためにあまり見てなかったが、今日やってるのは面白い。人懐こいキツネを集めて交配させると犬のように先天的に人に慣れた”家畜”となる。それとともに、鼻先が短くなったりたれ耳になったり白斑が毛に現れたり巻き尾になったりする。これらは子供の特徴であり、家畜化するとは子供時代が長くなるということであるらしい。人間は猿の幼児のような形態のまま成人となるのであり、好奇心で生きていく生物は子供になっていくのだろう。ならば、ウーパールーパー(アホロートル)なんかも相当好奇心が強くて無邪気な生物なんだろう。もしも口を利けるならそれがわかるはずだ。今、エピジェネティックということが注目されているらしい。遺伝子配列だけではなく、それらが発現する"タイミング"が遺伝という現象にかかわっているということらしい。これは面白い考え方だ。才能の開花はひとえに遺伝子のせいとしてあきらめるべきでないことを示しているのかもしれない。