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2005-10-02 講義始まる。 [長年日記]
_ 講義が始まった。まずは9:45からラジオで「経済学入門」。先生とアシスタントの対話形式で、平易な感ある。が、テキストを読むのには思ったより時間がかかりそう。文章を理解するための常識的な理解力が私には少々足りていないのか、と思う。
15:15からは「上代日本の文学」。これもラジオ。今日の講師の古橋信孝さんは、ときどき自嘲的な笑い声になったり、話してる内容が理路不整然になる。文学の成立に関する話題ゆえ、整然さを欠くのも已む無きことかもしれない。
証明し得ないことがらにも果敢に立ち向かわねばならないのが、理学と違う文学の使命であって、心理学・民俗/族学・言語学・史学・考古学的な吟味はもとより、リファーしうる文献は全て知った上でそれでも足りない部分を想像力により補って、尤も確度の高い論を展開せねばならないという大変な学問だと思う。きっと美的センスさえ必要なのだ。