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2005-10-05 [長年日記]
_ [読書] 『死ぬ瞬間』(読了)
キューブラー・ロスの『死ぬ瞬間 死とその過程について』(中公新書、2001)読了。読みつつ老いた両親を思い浮かべる。彼らの死をいつかは受容するべきときが来る。とりあえず葬式や墓にかかるお金が気になる。それから、ここ10年以上ほとんど付き合いの無い親類縁者や父母の知人にどうやって連絡を取るのか、葬式の次第をしきることができようか、等々、もっぱらそういったことが気になる。父母とそういうときのことを話し合っていないわけだし。彼らが達者なことをいいことにして、彼らの来るべき死を「否認」している私がいる。もっとも、その前にもいろいろとわずらわしいことが起こるに違いない。私にはすべて上手くできなくて、兄弟たちを煩わせてしまうのかな、などと思う。
まあ、なんだかんだでせめてあと5年くらいは達者でいてもらいたいものだ。無論それより長いほど良い。