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2008-07-22 東海道本、2冊。 [長年日記]
_ まず、『中世の東海道をゆく』(榎原雅治、中公新書)。この本は地学的な考証によって往時の姿を再構築しようというもの。こういう分野があるからこそ、歴史に親しむ行為も単なる懐古趣味を免れようというものだろう。
『東海道の創造力』(山本光正、臨川書店)。この先生の講義を、少し前に聴講できたのは幸運だったと思う。自らもよく東海道を歩き、時にスケッチを行う著者ならではの本となっている、と思う。
東海道を、また歩きたくなってきた。次は京から。始めて歩いた1998年を思い出しながら、そしてその後知った多くの古跡・名所を訊ねつつ。そのときには私も立派な東海道人種だろう。