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2005-07-22 試験前二日
_ 放送大学の試験があさって。なのに、『蒼天航路』と『ヨコハマ買出し紀行』の新刊が出る。そしてDVD『創聖のアクエリオン』第1巻と『ファンタジックチルドレン』第5巻発売日である。全部買っちまいました。ファンタジックチルドレンのほかは全部見て・読んでしまいました。うう、まずいなあ今回の試験。
2008-07-22 東海道本、2冊。
_ まず、『中世の東海道をゆく』(榎原雅治、中公新書)。この本は地学的な考証によって往時の姿を再構築しようというもの。こういう分野があるからこそ、歴史に親しむ行為も単なる懐古趣味を免れようというものだろう。
『東海道の創造力』(山本光正、臨川書店)。この先生の講義を、少し前に聴講できたのは幸運だったと思う。自らもよく東海道を歩き、時にスケッチを行う著者ならではの本となっている、と思う。
東海道を、また歩きたくなってきた。次は京から。始めて歩いた1998年を思い出しながら、そしてその後知った多くの古跡・名所を訊ねつつ。そのときには私も立派な東海道人種だろう。
2009-07-22 手塚治虫漫画全集を読み始めると言うことはこないだ書きましたよね。
_ というわけでちょっと前に注文してたのですが。。。
記念すべき全集第一巻は「ジャングル大帝」の1。これがすでにして品切れなのですね。3巻以降は「リボンの騎士」。これもその1が品切れなのでした。そういうわけで、これらはやむなく古本屋で物色いたしました。その結果として数巻ダブりが出てしまったりするのですが、これも手塚修業と心得て受け入れることにいたしましたのですわ。アッー!
2011-07-22
_ メールソフトも新しいPCで使い始めたんだが、迷惑メールの登録情報がまっさらになっているためにスパムが届くわ届くわ。こんなにスパムだらけじゃ高血圧になっちゃうよ(←缶詰のスパムが塩辛いことにかけている。解説付きギャグも昭和テイストじゃの)。いきなり「これからオナニーをします」とか「バイアグラ買ってけれ」みたいな件名のやつとかジャンジャカ来る。さすがに驚きもしないが消すのがめんどくさい。HPの掲示板もメールもスパムだらけ。こんなんじゃ高血圧になっちゃうよ(ダメ押し)。掲示板にダミーの入力部を追加したらここ二日ほどは穏やか。だがいずれまた「いたちこっこ」が始まることだろう。桝田道也さんの「浅倉家騒動記」によれば「いたちごっこ」とは「いたちこっこ」「ねずみこっこ」と言い合いながらお互いの手の甲の皮を交互につねりあう遊戯なのだそうで、らちが明かない遊戯なのでそういう意味になったそうな。そういえば幼児同士のけんか(←書いてて怖くなった。片方だけ幼児じゃない喧嘩なんて幼児に不利過ぎる)って、ほっぺたつねりあう戦いが多くないですか。先に泣いたほうが負け、みたいな。
_ 明日からしばらく夏休み。今年は久し振りに帰省してみるつもり。世間的には平日の間の帰省なので地元の一族郎党からは顰蹙を買っている模様。一方こちらも休み明けにいきなりちょっと緊張する会議とかあったりもしてなんだか落ち着かない休みになりそうな。
_ [夢]もっとも恥ずべき戦い。
朝になると忘れているがほぼ毎日夢の中で旅をしているように思う。数日前に見た夢はほとんど旅とは関係がなかった。私たちは戦いを強要されているのだった。独特の戦い方で。私たちの武器は我が身を傷つけることだった。自分の負ったダメージを、何倍もの苦痛として他者に転じることができる、そういう能力を負わされて戦う。したがって、誰かを倒すためならば我が身を極限まで傷つけることとなる。戦いの勝者とはすなわち最悪のマゾヒストであることの証しだった。それゆえにその戦場にいること自体が恥辱に満ちており、そこには誇り高い戦士などは一人もいないのだった。
夢から覚めたことにこれほど感謝した朝はなかった。なんという恥だらけの夢想だったのか。そしてもっと恐ろしいことに思い至った。悪夢から逃れられる者などいないのだ。悪夢を見ているその間夢想者にとってはその悪夢だけが自ら拠って立つただ一つの世界であるからだ。悪夢から目覚めることができるということは単なる幸運に過ぎない。明日の朝はその夢から覚めないかもしれないではないか。願わくは、良き夢を。あなたにも、わたしにも。
2012-07-22
_ 今日のゴーバスターズもなかなか良かった。エスケイプのお姉さんが出てきて自分の武器にキスしながら「こっちがゴクでこっちがマゴク。そしてあたしはエスケイプ。とびっきりいいものよ」とか言ってる。ゴグ・マゴグというのはエゼキエル書に出てくる巨人で、ブリテン島出身らしい。だから聖書はちゃんと読んどかなきゃいけないんだよな、と思うんである。民数記あたりで力尽きてるからな。
そんな水崎綾女のこともいいんだけど、今回ぐっときた言葉は、「人の評価ばかり気にしてるから自分に自信がなくなるんだ」的な言葉。今ちゃんと調べたらもっといい言葉言ってた。「自分の価値を他人の判断で決めるから、ほめてもらわなきゃ安心できないんだ。嘘をついてまでな」あーすごくいいこと言ってるよ。子供も大人も日曜の特撮はちゃんと見ておくべきだ。
_ ベヨネッタ、ヴェリー・イージーモードでクリアした。ちゃんと最後に武富士のCMみたいなダンスも見た。これはとびっきりいいものよ。ゲームって時間消費するなあ、それにしても。
2013-07-22
_ [特撮] 仮面ライダー
ナマズギラーの回。本郷に深い恨みを抱く死神博士が南米より帰朝。行川アイランド(現存せず。昔はキョンも飼われていたらしいが、一部が逃げ出して野生化したとのこと。千葉にはキョンがいる!)にて激突!ナマズギラーをおいて死神博士はさっさと南米に帰る。一方地獄大使は五郎に充電して(w)一時的に電撃人間に改造していたのだった。次々と倒されるライダーガール&藤兵衛。ついでに戦闘員まで感電して五郎は放電しきってしまう。が、ついでショッカーのアジトに潜入した滝が電気人間となりショッカーに操られて本郷と戦う。本郷はライダーに変身。それに立ち向かうナマズギラーは海の中から登場。いつも思うが、怪人のスーツで水の中に入るというのは、かなり危ない行為なんじゃないだろうか。スーツの中でスーツアクターがおぼれ死にしそうだ。今回の決め技:ライダー反転キック。
_ つづき。怪人ハリネズラス殺人どくろ作戦。「どくろ作戦」とは何か?ハリネズラスの毒針(ビールスが仕込まれている)に刺されると溶けてどくろになるのである。ガイコツくんである。ジョージ秋山である。今単行本飼うと4000円くらいして高いんである。動く針が都内を襲う。これは恐ろしいテロリズムだが、そういう描写は無く、ただ翌朝のニュースで伝えられるだけである。ところが!南米から殺人ビールスを運んできた輸送機が三浦海岸に不時着だ。これはロケ地にもちょうどいいww さらにところが、そのビールスの荷がまたこともあろうに地元の子供に拾われて、古い船に隠すのである。それを探しに来たショッカー一同。見せしめに爆弾針(二種類あるとは!)で殺される地元民の奥さんが迫真の演技だ。子供を盾にされて突き落とされる断崖は盗人狩(ぬすとがり)だろうか。ややあって人質解放され戦闘となる。この途中あろうことかビールスを入れた箱が爆砕。ビールスはおそらく拡散したのであろうが、誰も気にしない。このへんがショッカーの血も涙もないところだ。ライダーキックが放たれるとともにジャンプして受け流すハリネズラス。しかしライダー稲妻キック(三角飛びの応用技と思われる)に倒れるのであった。
_ つづき。サイギャングの回。また死神博士が登場して、伊豆高原で死のロードレースが展開される。死神博士は本郷のライバル・カツマルに得意の催眠術をかけて敵に仕立て上げる。一緒に走り出す本郷とカツマル。そこにサイギャングがあらわれ本郷は目を傷めるが間もなく回復。レース当日。あらわれたショッカー戦闘員を見てつぶやく本郷:「今ここで時間を無駄にはできない」。こんな邪魔が入っても優勝する気満々なのである。ピットインではショッカーと思しき男(正体はサイギャング)が本郷のガソリンに爆発物を仕込む。それに気づかずに先についたカツマルがそれを給油してしまい、途中で爆発。正気に戻るカツマル。ライダーとサイギャングはバイクで戦う。平成ライダーではなかなか見られない戦闘シーン。さて、サイギャングの弱点とは…!やはりそれは角なのである。今回の決め技はライダーパンチからのライダーきりもみシュート。戦闘済んでレースに戻る本郷と滝。本郷1着、滝2着で終了。やはり奴らは実力があるのだ…だがまて、改造人間がレースで優勝するのは不正行為ではないのか?たとえば、ドーピングした現実の人間がオートレースで優勝するというのは不正ではないのか?良くわからないけどつづく。
_ つづき。怪人セミミンガ。みな殺しの歌!今の季節にたまたま合ってる。林で蝉取りしてる子供たちからセミを巻き上げる土地所有者。「近頃セミは高く売れるんだ」そんな時代があったのか?セミミンガは「ミッミッミッミーッ」って言う:
--地獄大使「セミミンガ、かたずけてこい!」
--セミミンガ「ミ」
これだな。一度本郷を倒したショッカーの次のアイディアは電波塔の占拠。ここからセミミンガの殺人音波を流すのである。殺人音波じゃなくとも蝉の声がずっと配信されると結構ダメージがあると思う。いやな作戦だ。電波塔を探す藤兵衛とライダーガール。ハイキング客を装って電波塔の様子を探るのだが、こいつら完全にショッカーに顔バレしているのを自覚してないのだろうか。勇気あるなあ。だがそれは、勇は勇でも匹夫の勇だ。案の定捕まってしまう一行。だが本郷たちの方が一枚以上上手である。塔の周りに妨害電流(原理わからん)を張り巡らしていたのだ!それにしても相変わらず滝のキックは綺麗だなあ。白いズボンでこのきれいなキックを決めるとすごく見栄えがする。決め技:ライダー返しからのライダーキック。次回、怪人カブトロング。どうやら放映時は夏休みシーズンのようだ。
_ [漫画][アニメ] ゲゲゲの鬼太郎TVアニメDVDマガジン、第1巻。
俺は必ずしも水木さんマニアとは言えないのだが、貸本版「妖鬼伝」とか朝日ソノラマの単行本とか、まあそれなりに読んではいる方だ。先月からの全集購読に続いて、今回DVDマガジンを買うかどうかはかなり迷っていたのだが、第1巻みてやっぱり買っとくしかないなーと思ったのだった。アニメ第1シリーズはリアルでも見ていたのだし、少し前に東映チャンネルでも全話放映していたのを録画してある。第2シリーズはそうではなかったので(まあいずれはまた放映されるんだろうと思うが)それだけでも全話視聴できると言う俺にとっての利点はある。第1巻と第2巻には現在の水木さん(91歳!)のインタビューなぞもある。この時期に二つの全集がスタートしているということにはそれなりの意味があるのだ。
_ もう一言だけ。今朝がた見てた気がかりな夢は、俺も含めて少し若いころの家族がどういう訳だか聖書の購読を勧めるボランティア活動をしているというものだった。何軒か断られたのだろう、次の一軒に声を掛けるのが嫌だったが、玄関に出てきたのは孤独そうではあるが陽気な老女であり、何も聞かないうちから我々を家に招き入れる。弟にせかされて「聖書に興味は…?」と言いかけたときに目が覚めた。目が覚めたときにも何かを老女に向かって語りかけていた。意味は分からないが、先週はちょっと人との会話が多くて疲れたという気持ちは強かった。人を説得するような会話など特に。本来は俺は調整型ですらないひきこもり型なのだ。ひきこもることは楽なことだ。それが悪いなどと誰に言えようか。世界は驚きに満ちているには違いないが、別の見方をすれば苦渋に満ちているということも、仏陀の昔から確かなことなのだから。
2016-07-22
_ 東北名物。
奥州街道歩いてた時を思い出してつい買ってしまったよ。パパ好み、8袋入りで800円くらいした。結構銘菓だったのだな。
_ 昨日からメイプル超合金のカズレーザーにちょっと注目してる。見てるうちになんか誰かに似てんなー誰かに似てんなーと思ってたんだがやっとわかった。渥美清。異論は認める。ハイ、ブパパブパパブパパー♪
2017-07-22
_ 法事済ませ、弟の人の家に厄介に。甥の人々とひとしきり遊んで、エアコンのない部屋で涼しく寝た。これが北海道のいいところだ。その涼しさの有難味を知っていれば学生時代にはもう少し熱心に勉強したんだろうと思うのだが。
2018-07-22
_ というわけで、宿で朝食を摂り、昨日たっぷり汗をかいたおじさま臭漂う衣類やその他いらないものを宅配便で家に送りつけ、だいぶ身軽となって出発。徒歩で紀伊天満駅前の八幡社の木陰で蝉の合唱聴きつつ休憩。ここでトイレと思ってたのに便意が無い。あとで困りそう。アクセスを考えて、ここから昨日の終点へと逆に歩いて補完しようとしている訳です。帰りの電車も考えると、それでお終いとなりそうにも思うけど、まあ一人旅なので臨機応変に。途中逆行するのも荷物送り返すのも、徒歩の旅の体ができてなかった頃に編み出した必殺技。今はそんな状態。足裏のマメ対策してから、また歩き始めます。7:18。追記。八幡社と書いたけど、ここの主神は天神様かもしれない。天満駅の前だし。
_ 駿田(するだ)峠。8:09
勝浦観光ホテルの駐車所を通って中辺路はある。駿田峠までの登りは緩やか。道も荒れていない。つまり丁寧に道普請がなされている。こういう道は程良く足裏をマッサージしてくれるのでマメの心配が少ない。一息ついて、次へ。木陰が涼しい!
_ ゆかし潟、9:03。
ゆかし潟は海水と淡水の混ざる汽水湖。こんなところまで海の水が来るのか。津波があるとこの辺も影響受けるのかな。回国巡礼塔の前でヤブ蚊を避けながら休憩。プルーンは個装の奴がこういう旅には便利。酸味と甘みが絶妙。村上先生の「女を野宿に連れ出す方法」に感銘を受けて以来真似している。ウッ、首の後ろ食われた。。。
_ 今回大活躍中の「天狗のほし納豆」
_ これがゆかし潟です。
_ 湯川駅、9:58。
二河峠への旧道は河に分断されており、大回りしてここにいる。お陰で水とトイレの心配がいっぺんに片付いた!あとは2時間半後にここへ戻ることが目標になる。
_ 二河(にこう)峠、10:42。
東からの登りは概ね緩やか。峠は西側の入り口ほど近くにある。昨夜、ここを越えることは可能だっただろう。そうしておけば午前中のトリッキーな行程は行かずに済んだだろうが、結果論に過ぎない。今回はもうここまででも良いくらい楽しんだが、後半も少しつづく。
_ 11:29、湯川駅前。テーブルがテレビゲームになっている古式ゆかしい喫茶店で、ミルクもガムシロップも入れないアイスコーヒーを飲んでる。クーラーが効いている。フローズンサファイア の魔法なの?ここは魔法の国なの?カウンターの向こうにいるのはティアラさんなの?というわけで午後の計画を見直しているところ。
_ 12:38、湯川駅ホーム。魔法の国を出て駅舎でおにぎり2個で昼食。午後の計画決めた。電車で紀伊天満まで行ったら、那智の浜の宮王子に詣で、那智駅から新宮に向かい、帰途につく。というわけで速玉大社詣では今年の冬かな、と。
_ 13:36、補陀洛山寺。
というわけで那智、補陀洛山寺。ここの住職さんは、この船に入れられて海に流される定めなのです。おいたわしや!!!
_ 意識してなかったのだけど、大辺路はこの浜の宮が終点であり、ここより東は速玉大社までは中辺路の一部、さらにその東側が伊勢路である。だから本当は、私は大辺路を始める前に速玉大社に行くべきだったのだが今更もう遅い。
ともかく、キリのいいところで今回は終わり。新宮までの電車を待つ時間が長いと思っていたら、駅に隣接して道の駅があり、何と!日帰り入浴ができる!600円。でかい荷物を受付で預かってもらって入浴。歩き旅にありがちなこととして、脱衣所の床のデコボコが歩いてダメージを受けた足裏にはものすごく痛いww 入ると、おー窓の外がすぐ海だ!海水浴客がよく見える。そして向こうからもこっちを見ようとすればもちろん良く見えるはずなのだ、私の、決して立派であるとは自信を持って言い切ることのできないリンガが。まあそっと秘して温泉を堪能。この気分、東浦路をアメリカ船目指して温泉に心を残しつつひた駆け抜けた松蔭吉田寅次郎に味わわせてあげたい。。。良い旅だ。夏の旅も良い。ただ問題が一つ。着替えに残しといたシャツが、広げてみたらトレーニング用に昔買ったパツンパツンの奴だったのでちょっと恥ずかしいんです。しかもネックのやや高い奴。これで横浜まで行くのか。新宮でなんかもっと穏健なTシャツとか買えないかな。。。
_ きのくに線にて、15:39。
右の奴文章が良く読めないですね。「すわっておりる」です。
_ かくして20:55、スムーズにのぞみに乗り継ぎ成功。通常は明日は休みではないと思うので、週末の移動の方々で割と席が埋まってる。朝たっぷり日光を浴びたのですでに私の体ではメラトニンが分泌され始めるはずなのだが車内が明るいためそれが阻害されているのだろう、あまり眠くない。もっとも特急南紀でも少しうたた寝してはいた。。アイマスクは効果あるのかな、持ってないけど。遮光グラスしとくかな。
拙い旅の報告にお付き合いありがとうございました。特にネットの向こうで正座で全裸待機して更新待ってた人。
2020-07-22
_ おっと日付変わりニコフ。火曜の夜あたりから赤瀬川原平さんの『老人力』を文庫で読んでいて終盤に差し掛かっている。1997-1998に「ちくま」に載った記事が中心となっている。この頃の赤瀬川さんはちょうど還暦の頃。初出から20年経って現在の私も何やらその老人力を授かる兆しの如きを日々感じており、そんな時に何か有れば便利な備えでも見出せようかと思って読み始めた。
兆しの如き、と言うのは、 取り分け、怒りという感情の処し方が近頃変容してきたように感じることなのだ。とは言え好々爺になってきたと言う訳じゃ無い。相変わらずどころかますます猜疑心は強く、細かいことは気になりだすと止めどなく、とても「趣味はヨガです」とか言えるようなもんじゃ無いほどに温厚な人柄とはかけ離れている。ただ優柔不断がそんな誤解を生むことはままあるので、近頃は不快感を隠すことを止めてしまったりもしている。そもそも感情に伴うサインというのは、それ無しだとあちこちで始まってしまう激突を未然に防ぐためのもので、不快感も「おっとそこから先は私の陣地ですよそれより近づくと攻撃しますよ」といった警告のようなもので抑える方がおかしい。長く人外のモノ(猫のことなんだけど)と暮らしたりモリスの『裸のサル』を読んだりしてそんなふうに思っている。それで人が離れていくのならそれが適正な距離というもんだし偶然時代も社会的距離などと称してそんな距離感を是とする方向に追いついてきた。
うん、ちょっと違うところにズレた。言いたかったのは、日々怒りを感じることは多々あるしその機会はさらに増えつつあるんだけど、なんかそれら一つ一つに真面目に向き合って正そうとするのは無意味では無いけど割りに合わない感じがしてきたんですね。どんなところにもモラリティが低かったりセンシティビティが低い人はいて、それをいちいちしつけ直してあげるようなことはタルタロスの仕事のようなものだと。怒るべき場面に遭遇して近頃思う兆しというのは、月並みだけど深い溜息だったり「まあいっか、しようもない」という諦念の如きであったり、「こいつ相変わらず脊髄反射で喋ってんな、自分が何言ってんのかとかわかってないな」とか言った諧謔なのだ。もうホント自分の力ではどうにもならん。自力でどうにかなることにだけ頑張って、愚かなことをいちいち正してやろうとするのはやめた。自分指導的立場にはいないもんでね。そしてそんなどうにもならないことはもっと大きな力に委ねてしまおうと。何もその大きな力が神様である必要はない。純粋に物理的な意味の力であっても良いし、時の流れや熱の循環やランダム事象みたいな法則や現象のことでも良い。些事にいちいち囚われて不幸にならないで済むように信仰が発明されたのなら、それに乗らない手はないだろう。
という訳で『老人力』だが、うん。思った通り、気がつけば手に入るこの力、敢えて「備える」なんて考えること自体間違ってた。櫻画報も読みたいな。
2022-07-22
_ 朝。「マイあさ」では月に一度だろうか、自称"永遠のうたのおねえさん・童謡コンシェルジュ" 大和田りつこさんがアナウンサー二人を巻き込んで童謡で遊ぶコーナーがある。大和田りつこさんはアニメ『赤毛のアン』の『きこえるかしら』でしか知らなかった。アニソンも好きだけど童謡もたまには聴きたくなるよね。『ぼよよん行進曲』とか。今朝のこのコーナーでは前回に続いてリップロール(唇をプルプルプルと震わせながら音を出すヤツ)の練習。これってボイストレーニングの一環なんですね。うまく出来なかったら親指と人差し指でほっぺたの上のところをキュッと上に上げて口角を上げるようにしてやるとできるって。やってみたらすごく簡単にできる。朝からプルルルルル…起きよう。
_ 仕事少し残ってしまった。月曜は少し早く起きたいところだが鎌倉殿見ながら一杯やってるうちに杯を重ねる予感。。。今日も銭湯行った。『よふかしのうた』見た。週末はどんな湯治をしようかと。
2024-07-22
_ 言うまいと思えど暑かった。夕刻、ヨーガへ。30分くらい歩いてるうちに何だか気分が悪くなる。湿度が高いせいだと思うが、物置部屋をアウフヘーベンした部屋で仕事してたせいかもしれない。自慢じゃないが暑さを感じにくいお年頃だ。乾湿球計を注文したばかりだが間に合わなかったのであろうか。まあヨガやってラム肉と酢蛸とミョウガ買って帰宅。ホッピーのソトだけ飲みながら夕食。ミョウガは刻んで冷奴。旨し。塩分が足りなかったのかもしれない。塩分欠乏すると痙攣するからなあ。『女子柔道部物語』みたいに仕事中に塩舐めとくかな。
_ きだ [最後。何故SNSにハマるのか、というのに、反応が嬉しいから、という意見がありました。 確かに、いい人に出会うととに..]
_ けい [悪夢も叶う!まあトモフスキーの本意は、悪夢と同様で良い夢だってそうそう叶うもんじゃない、という反語と思いますが。人に..]