RSSフィード:http://alpha-ralpha.com/diary/index.rdf
2012-08-28 [長年日記]
_ きょうもちょっときついヨガになった。おかげで股関節の動きは快調だ。
仕事に支障があるので生活態度を改善しようとして早寝早起きを心がけ始めたら、夢を見て目覚めた。若い女性アニメーターが、先輩アニメーターにからかわれるような口調で、所属するアニメプロダクションのちょっと古い話を聞かされる。他愛なく良くある会話のように思えたのだが、目覚めてから、たとえばこんな仮想的の日常のことも物語にはなりえるのだと思った。日本のアニメーションの歴史を概観するような作業は今の時期にやるのに材料は十分なのじゃないかとか、CGに席巻される少し前のあたりが面白いのだろうナとか思った。何を思いついたにせよ、私には勉強するための時空が必要だ。時間は細切れにせざるを得ない。空間は、これはもう家を片づける他ない。ちょっと元手が要るが、今住んでいるこの家で行うにはもうこれしかないと思われるような策を思いついて、手がけ始めた。よくわからないのだが、家族も恋人も友人も避けるような生き方をしている自分は、なにかこんな秘密研究に没頭したいんじゃないかと思う。「周りにいい人はいないのか」というこの間の母の言葉ではないが、世界じゅうくまなく探せば自分の自由になるお●●こが1つやふたつは転がっているに違いない(ちょっとまて。母はそんなことを言おうとしてたわけじゃない)のにそれにめぐり合えない(いやそもそもそんなものは誰にだって存在しないのかもしれない)というのも、なにやらそんな生きざまを暗示するような気がしなくもない。もう、僕は二段ベッドの上の段に道具を持ち込んで来客の目を気にしながらカリカリと漫画を描くまねごとをしていたあの時の自分ではない。でもあの時の気持ちはよく覚えている。自分には描くテクニックを磨くこと(それも特に上達したのではないが)はできたとしても、描きたいものがなかった。描きたい、とはどういうことなのかがわからなかった。なにかが生まれそうな気もしているが、夢は人を裏切るから気をつけなくてはならない。