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2013-02-02 [長年日記]
_ [物理学][テレビ] 「MIT白熱教室」第5回。
今回は虹の出来方の話。まず、球状の水滴に入る太陽光がその水滴の中で跳ね返って外に出る、というミクロな話から始まって、水滴で分光される光が円錐状に出ていく。これがだいたい40°くらいの頂角になる。そこから、虹は太陽と反対側にあらわれ、太陽と自分を結ぶ仮想線から40°くらい見上げた方向(これは弧状になる)に出る。外側が赤く内側が青い。もしも水滴の中を二回跳ね返ることを考えると、それは普通に見える虹よりもさらに外側にあらわれ、色の順序は逆になる。いわば二次的な虹。ただし暗いのであまり見えない。
こういう計算をちゃんとやると、夏の正午に水撒きすると足元に虹が見えることが説明できる。いつもに比べると計算が難しい。日の出や日の入りの時に見える虹は赤い。
知ってしまったらもう昔とは同じ見方では虹を見ることができない。どの方向に出るのかを調べて、赤が外側にあることを確認しようとして、虹の内側は白く明るいこと、さらにはその虹の10度ほど外側に第二の虹を探し、もし見つけたら一つ目の虹との間にはアレクサンダーの暗帯を探そうとするだろう。知識を得ることで君たちは今までとはまったく新しい自分に変わるのだ、とルービン先生は結んだ。
きんたろーとでもかいてほしいね。