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2014-04-11 [長年日記]
_ 最近はデータマネージメントシステムとかライフサイクルマネジメントシステムの類が盛んに導入されて、ワークフローをシステム上に保存・共有することで組織全体の人の能力のばらつきを(たぶん上の方に)標準化しようとしたり、とあるワークフローがどんなものを参照してなされているかとか、甲と乙の違いはどこにあるのかといったことを管理しようとしているのである。
これらが究極的に目指す境地とは、「バッドノウハウ」や「手段の目的化」や「既得権益」にすがること、そして「秘密主義」がことごとく廃された破壊的創世であろう。もしも技術的特異点の到来を信じるのなら、それと同じくらいこのような境地が実現される確率は大きいと見えるのだが、その実現のためには比喩でなく本当の多くの血が流されるだろう。なぜなら、これら廃されるべきことによって利得を得ている者が多数派だからであり、そうでない真の実力者は少数であるため、そんな世界を目指す者は必ずその大多数から迫害を受けるからである。だか、ネットで繋がることを経験してしまった人類が、いつまでも今の境遇に満足していられるのか?こんなことをまともに信じるものは明らかに危険な革命思想家であり、若者を扇動する暴挙におよぶ前に毒杯を与えるべきである。