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2018-09-15 [長年日記]
_ [熊野街道] 新宮へ。その1
まず地図が見つからない。それから電池とメモリーカードを入れたポーチが見つからない。おまけにハイドレーションシステムまで。やがて地図は見つかった。が、残り2つが見つからないまま眠り、そして朝。明るくなれば、と思ってまた探すも見つからない。ポーチはともかく、長いホースのついたキャメルバックを見誤るはずもないのに、見つからない。諦めてペットボトル3本ぐらいリュックに入れて歩けばいいやと家を出ようとしたとき、玄関の片隅にそれはあった。紙のバッグの中。ポーチもあった。今後は定位置を決めておかなくては。良かった。何も失ってはいなかった。というわけでもうすぐ名古屋。乗り換えだ。つづく。
_ つづき。南紀81号の中は前回のように酒盛りしてたりもしないので静かで快適。窓も広いし。ここで持参した装備を確認…しまった!那智から宇久井までの地図、家に置いてきてしまったじゃないか。かくなる上は、和歌山観光協会のPDFの地図をiPadで見ながら歩くか。この間小狗子峠・大狗子峠という2つの峠がある。iPad(しかもProで大きい)見ながらの峠越えはちょっとエクストリームな感じがする。エクストリーム街道歩き。おお、新ジャンル誕生の予感…。つづく。ここから那智まで長い。
_ 11:00。三瀬谷を過ぎた。渓谷が美しい。流れに磨かれた白地の勝る大岩。その流れに沿って水面すれすれを鷺が飛ぶ。日本、と感じる。つづく。
_ 11:25。紀伊長島を過ぎた。海が見え始め、いよいよ南紀に向かうのだと感じる。長く座り続けていたので右の梨状筋が痛い。幸い座席のスペースが広いので、コッソリ鷺のポーズで伸ばしてみる。うん。いい。つづく。
_ 12:29、新宮駅に着く。この後那智駅まで行く電車の時間待ちで一旦改札を出る。宿の最寄駅でもあるので少し荷物をロッカーに置いて荷を軽くした。この間の帰りは那智の道の駅で入浴して楽しかった。天気、かなり晴れた、
_ 13:05。そろそろ紀伊田辺行きが出る。駅員の若い女性が、「那智ですね、先頭の車両しかドアが開きませんので」と教えてくれる。中国か、香港か、台湾か、から来たらしい若い男性が笑顔でこちらを見る。こちらも軽く会釈する。ホームの電線には小型の猛禽類。「トンビに注意」という注意書き。遮光グラス持って来て良かった。つづく。
_ その猛禽。
_ 峠の入り口。
ゆっくり歩いて14:35。林を抜けるのでヤマビルファイターを使う。悲しいことがあった。持ち歩いてたiPadを落としてしまって、電源スイッチが動かない。まだバッテリーあるし画面はあかるいが、オフになったらもうオンできないかも。とりあえず宇久井に着けば何とかなる。また修理か…。ケースがショボかったな。
_ 大狗子峠。
_ 白い彼岸花。
_ 小狗子峠。入口わからず登り返した。涼しい風。
_ 赤い彼岸花。
_ 佐野王子跡。
16:44。近くに山城跡がある。踏み跡はあるのだが枝刈りなどが今ひとつと見えたので敬遠。新宮市に入った。体温メチャ上がって汗だく。あと1時間余りで日没。祭囃子が聞こえる。
_ 佐野の一里塚。残念ながら復元。でも一里塚見るの久し振りで嬉しい。
_ 18:12。かくして三輪崎駅。新宮まで一駅のとこまで辿り着いた。あす、またこの駅に戻り、最後の行程を行く。その後は時間まで新宮観光。ふなずし食べてみるかな!
_ 宿。何とビデオオンデマンド見放題だ。やったー。エロいの見よう、と思ったらバラエティでナイツの独演会とかあって延々見続けてしまう。お札でやる紙芝居(制作費9万2千円)がすごく面白い。ベトナムのホーチミン紙幣とか聖徳太子の5000円札とか出てくるし。タイトルは「野口英世物語」。