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2009-01-25 三浦はいいな。続。その2。 [長年日記]
_ [かながわのハイキングコースベスト50から][関東ふれあいの道][かながわの景勝50選] 城ケ島〜宮川〜毘沙門〜剱崎
城ケ島の夜明け。風は強かったようだけど良く眠れた。人の気配で目覚めた。テントの横っちょにどうやらベストポジションがあったようで、一眼レフ持ってきてる人が夜明けを待っている。特に私に声を掛けようともしないのは、やはりなるべく関わりあいになりたくないということなのだと思う。 それにつけても。昨日の雲も雪も今日は名残をとどめていない。良い襞!違う、いい日だ。朝からごめんなさい。機嫌がいいと下ネタが出ちゃうんですよ。ちょっと大村昆みたいでしたかね。ぜんぜん違いますね。さて、またしても城ケ島大橋を越えるわけですけど、その前に見るべきものがあります。城ケ島側の橋のたもとに北原白秋の「城ケ島の雨」の歌碑があるのですね。
さ、橋渡りましょう。富士山よく見えるな。どこまで格好良いんだ、富士!
八景原の崖に揺れ揺るかずらの葉
かずらに照るあきらめきれず
ここにも死にに来たのでしょうか?この付近、遊女の身投げを供養する塔や、馬頭観音・牛頭観音の牛馬供養塔などあります。そして、昨夜城ケ島から眺めていた大きな二基の風車がここにありました。遠くに気になるものがあると、しばらくの後にはそこにたどり着いている、ということがよくあります。旅の非日常性を感じる時です。あちこちで風力発電の風車を目撃するたび思うのは「なんだ。『未来少年コナン』のハイハーバーみたいな未来に、ちゃんとなっているじゃないか。」ということ。
まあそれでも砂浜よりはずっと歩きやすいんで良いです。
さらに三浦半島南端の海岸を東進すると毘沙門湾に出ます。ところが、ここから毘沙門洞窟に至る途中湾岸工事につき通行止めとあります。県道215号を行けとさ。ええー?工事いつ終わるのさ?
まあ仕方なく行きましたよ。途中大嫌いなトンネルも抜けましたよ。トンネルがどうして怖いかって?車が轟々と通っていく横を万一の時の逃げ場も無く進むのが嫌なのさ。それにときどき上の方から滴っている水がトンネルの壁を濡らす形が、なんだか浮き上がった死人のように見えることがあるからさ。悪い気がこもっている気がするからさ。熊野の湯の峰で会ったサイキック・プリーストならきっとわかってくれることだろうさ。で、トンネルを出ると江奈湾ですが、白秋の歌じゃないけど「あきらめられず」に、トンネルの真上に出る道を西に戻る。トンネルの上だから当然登り道。海岸から離れてるから当然周りは大根畑です。まあ良いじゃないか。お昼ごろですけど、白浜毘沙門天に到着。
しかし結局のところ工事は本日お休みだったようです。弥生時代の遺跡であるところの毘沙門洞窟もちゃんと見ることができましたが、弥生の住居址はどうやら現在も同じ機能で使われているようでありました。
お昼過ぎた。もう腹減った。しかもまた大嫌いなトンネルを通って歩く訳ですな。この悔しさを思い切り昼飯に叩きつけるのです。江奈湾の岸辺にたたずむスーパーでおにぎり二つとハムカツと鶏のから揚げとお茶購入。干潟を眺めながら食べてると、三脚を持った好事家と思しき方が声をかけてきた。たぶんものすごく長い旅をしてるんだと思ったのでしょうけど、「いやあ、昨日今日の旅でして。ちょっと大げさなんです」と笑って答えるわけです。ここで少し照れた感じを出すのがポイントですよ、全国の野宿ファンの皆さん。いや、まあ悪意があるわけじゃないんですけど、こんな恰好してまで野に遊び野に寝ることを望んで止まない気持ちをどう説明したらいいのかホントにわかんないんですよ。
「こうして飲めない酒を飲んでみるのも…」
なんて言いながら、猫の肉球を瞼に充てたりしながら。。。それにしても、つげ義春のこういう漫画、なんてタイトルだったっけなあ?
レイアウト変えたんですか??写真いっぱいだけど、日記部分。ちょっと縦長になっちゃったね。
今たまたまsafariで見てるんですけど、確かにブラウザの横幅狭めたりすると日記部分見にくくなるね。もとにもどそうかなー。
ケータイ画面で見るともう最悪ですねwやっぱり元に戻します。