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2008-12-03 ファミコン。 [長年日記]
_ [コンピュータ] ちゃっくんぽっぷ。
とある漫画家さんのHPの日記に「ちゃっくんぽっぷ」のことが書かれてたのですえ。このゲームは大学院時代に講座のパソコンでさんざんやり倒したものでした(でもそれ以上にやりこんだのは一番初めの三国志とかザナドゥとかオランダ人妻は電気ウナギの夢を見るか?とかチョビンとかニュートロンとか…あー、キリがねえよ)。
そのPC版のゲームのSEがどんなだったっけ?という話題。ホントは88MarkIIが欲しい。次善の策はエミュレータなのかもしれないけど…そういえばファミコン版のちゃっくんがあったっけ、と思いだして、コントラストが悪くて使ってないアイワのTVにファミコンくっつけてみたら、ちゃんと動いた。
思わず「燃えろ!ツインビー」なんかやってしまったら面白かった。でも肝心の「ちゃっくんぽっぷ」のカセットがどこに行ったかわかんない。しかたないから「いっき」でもやるか。
そういえばこないだ帰省したとき、実家でもファミコンは現役で活躍してたな。弟の奥さんが結構熱中してたっけ。
2008-12-04 カーボン山。 [長年日記]
_ [夜へ急ぐ人] カーボン山に初めて登った。
妙蓮寺・菊名近辺の人にはおなじみのカーボン山というところがあって、ここは最近菊名桜山公園となることが決まったのです。この付近にもう15年以上住んでいるというのに、この場所を知らなかったのですが、上記を通知する掲示に描かれた地図を見て、今日の会社帰りに訪ねてみたわけです。
付近はマンションなどの住宅に囲まれているけど丸見えというほど肉薄しているわけでもない。春は桜がきれいなんでしょう。水場もあり、木々の間にいい感じの平らかな地面がある。
まあ要するに、野宿ポイントとしては割と良いかな、なんて思ったわけでして。まあしないと思いますが。でも、エスビットストーブ持ってコーヒーの野点くらいはやりに行くかもしれませんね。
2008-12-05 不義密通はお家の一大事。 [長年日記]
_ タイトルはさらっと流してください。人づきあいとか公の席とかそういう社会人的の行為をどうしてかないがしろにしてしまう私なんである。きっと偏屈な老人に向かってGo!のまっ最中なんだろう。おかしいな、まっしぐらに目指してたのはダンディたる生き方のはずだったのに。どうしてこうなってるんだ。
2008-12-06 かの悪名高きVARDIA [長年日記]
_ 熊野詣のための準備でザック新調。明日テスト運用の予定。鶴見のIBS石井スポーツにて。
横浜に出て300GBのHDDを2台購入。これは、調子が悪くなって放置状態にしていたRD-XD92Dの換装のため。これは一応うまくいったようだが、デジタル放送を録画してみないと効果があったかどうかはわからない。それよりも、DVDドライブもおかしな動作をしていたことを忘れてた。トレーが閉まったり閉まらなかったりするんだ。これも換装してうまく動作するようになったら、引き取り修理の半額くらいで治ったことになるはずなんだけどな。とりあえずこの悪名高い機種の600Gの容量を何に使うかというと、昔撮ったビデオテープの中身をDVDに入れ替えて、空いたスペースにこれまでのDVDライブラリを収納するという壮大な計画なのだったんだったん。うまくいくかどうかしれん。まあ失敗しても、300Gのハードディスク2つととDVDドライブが1つ増えるだけのことだけど。
2008-12-07 下田街道・天城越えその1 [長年日記]
_ とある方の訃報を聞き、それでなお喪に服すこともなく自らの気持ちに決着を付けんとして出で立ちました。詳述は後ほどということにして、一言。
「満天の星。朝起きるとメスティンに張っていた水がすっかり凍っていた。」
_ 「玉鉾の 天城の道や峰の道 紅葉踏み分け鳴く鹿の道」
_ 寒いけど寝袋の中は暖かい。つづく。
2008-12-08 下田街道・天城越えその2 [長年日記]
2008-12-09 だるい日。 [長年日記]
_ だるいのは仕方ないよね。昨日一昨日、伊豆の天城峠近辺で遊びまくってたわけだし。
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暮れのウォーキングは熊野古道・中辺路を本宮まで。暮れも近づいてきたし、大体熊野大社は神社なわけだから、伊勢神宮や明治神宮並みに参詣者でごった返してしまうんじゃないかな。宿を取れるんだろうか…。
なんて心配しながらあちこち電話したら、割と問題なく宿が取れた。ちょっと強硬軍になりそうではあるけど。
近露の宿に電話したとき、宿の方が、雨具と杖と塩の携行を勧めてくれた。冬といえど汗をかくので塩分を失って動けなくなる人がいるということだった。これは有名な熊野の「ダル」であろうか。
というわけで会社帰りにカモシカスポーツでストックとかいろんなものを買った。ついでに参考図書。
「山でクマに出会う法」「全図解クライミングテクニック」「誰も知らない丹沢」の3冊。2冊目のやつは、今回沢にかかる旧道があちこち崩壊していて通れなかったので、なんとかそこをクリアする方法がないかという模索のつもり。ただ、岩登りのことは書いてあっても、柔らかい土の道が崩落しているところをどう通過するかなんてことは書いてない。これは別のアプローチが必要なんじゃないのか?なんて。
2008-12-10 本いっぱい買った。 [長年日記]
_ [読書][交通史] 横浜そごうの紀伊国屋書店で。
1)「廃道をゆく」
2)「廃道本」
3)「三浦半島の史跡みち」
4)「技術者に必要な地すべり山くずれの知識」
5)「ハイグレード登山技術」
すべて最近の街道ハイキング(これまではずっと街道行脚とか街道ウォーキングとか言っていたけど、最近たどる道が険しくなってきたのでハイキングとかトレッキングとかいう方がよりふさわしく思われる)に関連した本な訳です。すべてに購入の動機があるのですが、やはり先に歩いた下田街道の天城の道を歩いていろいろ思ったわけですね。古道が廃道化していることは良くあることで、意識的に地元の方々などが道普請をしてくださればこそ古い道が残っているわけでして、これが30年も放り出されてしまうともう廃道になってしまうわけです。廃道がどのようにして作られるか、とかそういったことをマニアックに調べている人たちの知識に触れたくて1)2)を買いました。この分野の火付け役になったのは堀淳一さんで、この方はもともと物理学者さんでもあった人ですが、地図に関する著作が多数あるので有名ということです。
3)は、最近の「かながわのハイキングコースベスト50」めぐりと歴史街道とをつなぐための参考になれば、ということで。存在はずっと前から知ってた。
4)ええ、そうなのです。天城峠を南に下る旧道の一つを行こうとして、崩落個所に阻まれて引き返した経験から、土の力学的性質を知っておくべきじゃないかな、なんて思ったのです。旧街道に対してこういうアプローチができるというのは理系出身の街道マニアの面目躍如ということになるんじゃないんだろうか?ちょっと無理があるかな。
5)とくにオフラインの私のことをよくご存じの人々、中でも故郷の親族の皆様がたのために弁明させてください。私は決して、こんな本を読んで、危険なことをあえてしようとしているのではなくて、危険を回避するためのこれは予知訓練なのです。KYTって奴なんです。
だってさ、メジャーな街道から踏破していってるもんですから、私の訪れる道の方が勝手にどんどん険しくなっていくんだもん。だから、崩落個所に杭を打ちながらロープとハーネスで踏破するとかいうような真似は絶対にしないつもりです(実はそういうことも可能なんじゃないかなんてちょっとかんがえちゃいましたけど)。地形図をしっかり読んで、可能な限り安全なルートを進むことを心掛けたいと思います。
2008-12-13 DVD換装。 [長年日記]
_ RD-XD92DのDVDをとっ換えた。おかげで、閉めても閉めてもDVDのトレーが開いてしまう不具合は解消。しかし、このマシンはどうやら他にもいろいろな不具合を抱えているようだ。ネットで調べた感じも、この機種は史上最悪のトラブルメーカーであるようだ。うぬぬ。
2008-12-15 休んでねまくり。 [長年日記]
_ 蒲団にくるまって寝続ける。なんか作る気もしなかったので、アウトドアの店で買ったフリーズドライの味噌煮込みうどんとか袋ごと煮るだけで炊きあがるお米とか食べて過ごす。どっちもそれなりにイケることがわかったので、非常食として適量常備しておくことにしようかな。
2008-12-18 長の休みとなる。 [長年日記]
_ 結局3日ほど会社を休んで静養していた。時折HDDレコーダーの整理をしてたりしたのはまあ良しとしてください。
風邪の失調とそれに少し影響を受けた精神的の失調。まあどれもこれも季節の患いのようなものだ。何とか乗り越えられる。乗り越えられたのだと信じたい。
横浜で見る星空は、残念なことにこの間天城で見た星空には遠く及ばない。
_ しかし、つながっている。
天城でみたオリオンは同じ形で横浜の空に輝いている。
_ この間のハイキングでは、稜線歩道の途中でいかにもキャンプに相応しそうな平地を見出したのだった。昔何かの建物が建っていたその基礎の部分が残っていた。その心ばかりの平地にペグを穿ち、わずかな面積を占有して夜を明かすことには罪があるだろうか??
_ というわけで、わたしの遊びの時間は終わらない。
2008-12-19 転機が来る。。。のだろうか? [長年日記]
_ 転機という言葉にはなんだか輝かしい未来へのステップじみた感じがあるのだが、必ずしもそうならない転機と言うものもあるだろう。
易の言葉で言うと何だったっけ?良く分からないので、何年ぶりなんだろうか。自分のページの「易占の部屋」でコインを投げて占ってみることにした。
_ 初爻 二爻 三爻 四爻 五爻 上爻
少陰 少陰 老陰 少陰 少陰 少陰
_ 本卦:二番 坤為地 地の徳をもって大いに吉。貞節を心がけましょう
之卦:十五番 地山謙 謙遜の心があればどこに行っても大丈夫。終わりをまっとうできるでしょう。
_ 非常にお利口さんな感じの卦が出たようだ。こんな卦に対して不平を洩らすのは「高い城の男」の中にあったような気もする。
_ 「ピンチはチャンス」と言って、そんな転機に向かって飛び込んで行った人がいた。そうでない人もいた。四十路を過ぎて環境が変わってしまうことには恐れを感じざるを得ない。
_ だが、これを思え。私には、自分とは比べようもない偉大な先例がある。ローザムステッドのフィッシャーであり、ギネスビールのゴセットがそれであるのだ。統計学は実学としてその輝かしいサンプリング理論を編み出した。ピンチがチャンスになるのなら、そういう機会が与えられるということなのかもしれない。
_ まあ何にせよ年明けのことだろう。わたしのまずすべきことは家を清浄な状態にすることだと思う。
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_ そうか。日記のネタのないときはこうやって占いの結果とその解釈を書き込めばいいんだ。
2008-12-21 ぶり返し! [長年日記]
_ どうも風邪をぶり返した見たい。今の方が先週より重篤な感じもしてる。
薬食いとて、関内のインド料理屋に行かんと欲せども時逢はず、野毛町、桜木町、高島町と歩き嫌な汗をかく。
横浜西口の良く行く焼肉屋で豚タン・キムチ・ホルモン・ニンニク・ハラミなど食べる。ぽかぽかしてるのでこのまま寝袋にくるまって寝てしまおうという魂胆。
ショーソンの「愛と海の歌」とカントルーブの「オーベルニュの歌」の入ったCDを買ってきた。聞きつついねるかな。歌ってるのはヴィクトリア・デ・ロスアンヘルス(スペイン風の読みかたかな。フランスだとド・ロサングレだろうし、英語だとドゥ・ロサンジェルスだ)。ジャケットの写真見ると、非常に胸囲の大きい女性。お肉と言うよりも骨格ががっしりしてる。
2008-12-24 暮れともなるといろんなことが起こる。 [長年日記]
_ まずは自分にとって一番重要な事件。
早帰りして久しぶりに横浜市立図書館に寄り、統計関係の本を仕込んできた。そのあと行きつけの飲み屋に行こうと思ったら、なんと無くなっちゃってた!!
これは白楽の『前略』という飲み屋。神大のOBのドジョウ髭の人がやっていた。珍しい日本酒が飲めるから良く行ってたんだがな。これからは白楽と言うともう『世界長』くらいしかないじゃないですか。
横浜に越してきて以来無くなってしまった行きつけの飲み屋を列挙してみようか。もう知る人には知るところとなっているから隠さないけど、俺の住まいの最寄り駅は菊名だ。だから界隈に住んでる人には懐かしい名前もあるかもしれない。お世話になった人のお目に留まれば、まあお目こぼしを。
まずはランバー・ジャックなるスナック。しかしまあこれはある時を境にして寄り付かなくなってしまったから行きつけと言ってしまうのにはちょっと語弊がある。会社入りたてのころに良く行ってて、カナディアンクラブ飲みまくってた。
次は綱島駅前20秒のところにあった『ひょうたん』。いつおとづれても雑煮とドジョウのから揚げが食えるので大好きな居酒屋だった。思いで深い。しばらく無沙汰してある日行くとイタリア人顔のたぶん生粋の日本人の板さんが「会えて良かったよ」なんて言うんだ。聞くとオーナーの意向で近々閉めちゃうという。店員は系列のお弁当屋さんで働いてもらうということだったが、そんなことするために腕を磨いたんじゃないという自負があるから複雑な気持ちだ、というようなことを言ってた。もう来られなくなるからという記念に会社の仲間を連れて初めて店の名物のすっぽん鍋を食べに行った。すっぽんの甲羅を記念に持ち帰った同僚も今は違う会社にいるんだっけ。弟がアメリカ留学に発つ前の日にさんざん飲ませたのもこの店だったのでいろいろ思い出深い。
次は菊名西口の『どんたく』。九州出身のおかあさんがやってたおでん屋。この店ではなぜかおごってもらう機会が多かった。おかあさんにちょっとした漬物とか煮物とかを出してもらったりしたのも多かったけど、地元では名のある人がいきなり焼酎のボトルをいれてくれたり、一度連れてきた同僚が忘年会の二次会で入れたボトルの残りをおれの名前でキープしてくれたり…。最初のころいたバイトのあみちゃん、かわいかったよなあ。その後四国でスッチーをやってると聞いたがそれももう五年ほど前になる。
それから菊名西口にあった『つぼ八』。まあ普通につぼ八なんだけど、この店の窓からは大きな桜の古木が見えるので、まだうすら寒い桜の季節には行ったもんだった。
あと、菊名駅前改札でて15秒くらいの『菊繁』。これは本業は蕎麦屋だと思うんだが、この蕎麦がまた妙に長くて得した気分にはちょっとなるものの、蕎麦を取る時は席を立ちたくなってしまうほどだった。定食のバラエティも多かったしつまみになる料理も多かったのでよく利用してた。地下一階に座敷がいくつかあったので、一階が満席のときはそこに通された。それが結構楽しみでもあった。お座敷で一人で蕎麦屋のつまみを肴にしてポラーノ書林-この本屋も髭の店主のセレクションが妙で、国書刊行会のアレイスター・クロウリーの本とか並んでて立ち読みばかりしてましたっけ。お店は今も健在だけど相当規模が小さくなっちゃった-で買った文庫本なんか読みながらブランドがあるのかないのかわからないような燗酒飲んでました。燗で思い出したけど、一時期ここに勤めてたなかなかグラマラスな(酔眼にはそう映ったがもしかしたら鳩胸というだけだったかもしれない)お姉さんは「燗」=「とっくり」と思ってたみたいで、「お銚子2合、冷で」と注文すると店の奥に「お銚子2合、ヒヤカンで」と声を掛けて、その度に他のお店の人に注意されてた。それで今度行った時には「お銚子2合、ヒヤカンで」と注文してやろうと思っていたのだがその機会は来なかったように思う。
そんなわけで、理想の飲み屋は絶滅の危機に瀕している。その意味するものは俺の行くような店が無くなっていく、という意味にはとどまらない。
日本酒が楽しめて、適度にほっておかれて(ということは適度にかまってくれるという意味でもある)、つまみがバラエティに富んでいて、しかも高くつかない、そういう店のことだ。お座敷が適当にあいてたりして、そこに腰をおろしてだらだらと居座っていても追加の注文をせかされたりせず、でもこっちも良いのんべだと思われたくて適当に注文をしつつほんとの酒肴は文庫本だったりする。そんな店だ。いつも探してる。飛露喜が飲めたらもう言うことなしだ。そんなわけで一番その理想に近いのは福島サンルートホテル1Fの箸屋惣介なのだが、通うにはあまりにも遠すぎる。
_ 飯島愛が死んでしまったらしい。
死因とかよくわかんないみたいだが。なんかなじみの女性が亡くなってしまったような寂寥感を感じる。ギルガメッシュナイトは学生の頃。AVが出始めのその頃はビデオデッキなんか持ってなかったので、ちゃんとAV作品を見たのは会社に入ってしばらくしてからだった。普通に話してるときはちょっとトーンの低い声が濡れ場では高い声になるギャップが可愛いな、と思っていた。その後普通にタレント活動をしているのがすごいと思ったり腑に落ちなかったりそういうものかもと思ったり、、、ちょっと気になる人ではあった。年代的には美保純とか東てる美(あー古いさ古いさ)とか、それに最近ではゴーオンジャーでケガレシア(いやこの名前はすごいよな。過去がケガレシアってことかも)をやってる及川奈央とかの在り方とつい比較してしまう。もちろん一番好きなのは及川奈央です。AV作品の時からケガレシアみたいなコスプレやってたんだよね。一番笑えるのはアトムのエネルギー吸収シーンを実写でやるあたりでしたけど。ああ、無駄に語ってしまってるな。飯島愛からずいぶん離れてしまった。ご冥福をお祈りします。
_ [郷土史][交通史][下田街道] 『天城山往来雑記』佐藤陸郎。
酔った勢いでアマゾンで注文しちゃってたらしい。2日ほど前に届いた。タイトルが示す通りで天城越えを中心とした下田街道に関する本なわけです。
http://kodou.lolipop.jp/index.html
というHPには私が良く迷う(いや、正確には迷ったのは一回だけだ)天城峠周辺の探索のことが書かれているのですが、ここにこの本が紹介されていたので、つねづね欲しいと思っていたのでした。
で、今日『前略』がなくなってたので『世界長』というこれも日本酒の揃えの多く魚骨のから揚げせんべいがおいしい(いや、他にもうまいつまみはいっぱいあるんですけどこれは好きなんです)お店で飲みつつぱらぱら読んでたわけです。著者はいわゆる郷土史家の人のようで、意図的かどうか本のとあるページに刊行を紹介する地方紙の記事の切り抜きが挟んであるのを見ると、これは自費出版だということ。良い装丁だ。記事には初版は300部作ったと書いてある。奥付をみるとこれも初版なので、その300部の自費出版の1冊を今私は手にしているということだ。自らの歩きに根ざす自信がうかがえる。考証も堂々たるものなのではないだろうか。歴史を考証する本は、考証のもとになる文献の一部を多く引用するのが常なのだが、この中には『伊豆の踊り子』や『しろばんば』の一部なども引用されていて、非常に親しみやすい。良い本です。「道道(みちどうと読んで道を究める道という意味。勝手に作った言葉だが、きっとすでに誰かが同じことを言ってることだろう)」を究めんとするからには一生に一冊、このような本を上梓できたら幸せだろうな、と思う。それは"サラリーマンなんとか紀行"みたいな自費出版本(実はこの手の本は結構ある。読むと結構面白いが、それを集め始めるとみうらじゅん並みの境地に至る覚悟がいる)とは一線を画したものでありたい。
_ そんなわけで郷土史家の底力をこの本でも感じてしまった。一方でもっと大きなスケールで時代をぶった切るような歴史家もいる。飯島愛の訃報にちなんで例えるならば、繊細なヒダのひとつひとつを丹念に舐め分けることで初めてわかる愛もあれば、強靭な一閃で深奥を穿つことで感じる愛もある、という感じだろうか。
_ あんまりうまいこと言えてないですね。ごめんなさい。おやすみなさい。
2008-12-28 明日からおでかけ。 [長年日記]
_ 明日から熊野。
準備万端整ったと言いたいところだが、HDレコーダーの容量が不安。なんぎやね。
熊野の天気はおおむね良さそう。お店の少ない所を歩くらしいと言うので食料をちょっと多めにザックに詰め込んだら結構重たい。ちゃんと宿をとっていくのにちょっと大げさかな。まあいいや。いちきます。
2008-12-29 中辺路1日目:紀伊田辺から下鮎川 [長年日記]
_ 宿につき、荷を軽くすることを検討する必要があると考えた。とりあえず携行した寝酒を減らす。精進落としにはまだ早いが。
続く。
_ うにゃにゃ [私もファミコンやりたいです。。]
_ けい [ツインビーダブルプレイしますか。 おれめっちゃうまいよ!]