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2012-11-13 [長年日記]
_ [漫画] 「鉄の旋律」「メタモルフォーゼ」「ボンバ!」手塚治虫
手塚全集しばらく読んでなかった。手元にある奴三冊読んでみたが、どれも虫プロの調子が悪かったりいろいろして先生も非常にストレスを溜めながら書いてたものが多かったようだ。鉄の旋律は劇画超で、高校の時にこの作品と「ペーター・キュルテンの記録」など読んでこの先生は恐ろしいことを考える人だったんだなあと正に戦慄したもんだった。ボンバには妄想の馬があらわれて世界を、そして妄想の主たる主人公をも滅ぼそうとする。激しいリビドーの表現には馬がふさわしいと全く思った。以前不調から回復しかけていたときに、牧場から逃げ出そうとする太った馬と共にどこからか逃げ出そうとする夢を見たことを思い出す。そういう激しさに身を任せるのは今ではない。今は違う問題にあたらなくてはならない。