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けいりう堂日記

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2012-11-18 ビデオカメラに何が写ったか? [長年日記]

 サブタイトルは楳図かずお先生の漫画のタイトルからパクってる。今朝がた、新聞配達のお方の気配を察知してさっそく我が家のwebカメラがFTPサーバーとメールに通知を配信したのを確認して、おおこいつは使えると安心したと共に、これまでにFTPにアップされていた画像に何が映ってるのかな―と気楽な気持ちで眺め始めた。当然のごとくほとんどは新聞と宅配の配達の方であるが、ごく稀に何かの勧誘であろうか妙齢の女性の画像などもある。すべてうつむき加減で人物の特定は難しい角度で映っているのだが、やはり監視中の表示が必要だと思う。ましてまかり間違ってネットに流出させる疑いなどかかってしまうとだいぶまずいことになりそうだ。ともかくも、ここまでに映っていたものは想定されていたことだった。だが、実は映っていたのはそればかりではなかった。今もとても信じたくないことなのだが、これらの画像の中には見るもおぞましい怪奇映像が含まれていたのである!それは…

    …スダレ。

 そう、あの南海の怒り・スダールの猛勇たる異形であった。そうかー、この角度ならしっかり映るよなー。しかもどうやら自覚し始めたころよりも半年くらい前からもうだいぶ申し開きが利かない様子を呈しているように見える。そうかー。独りよがりだったのかー。あの頃ちょうどローズマリーとアロエと昆布のリンスを自作し始めたんだが、悲しき独り相撲だったのだ。それももう髷が結えなくなって土俵を下りざるを得ないところまできてしまったというのか。。。なんかもうさすがにあきらめざるを得ないという感じ。だが、実はまだあきらめが悪いんである。光の加減がどうしたとか、こんなにど真ん中がかわらけ状なのは俺のスダレじゃあないとか、これは薄手の帽子をかぶってた時のかぶり方が悪くて変な映り方をしてるせいだとか…ええい見苦しい!今後はカメラに向かって我が南海の怒りの聖痕をしっかりとアップで映してくれるわ!
  それにつけても、これからハゲには辛い冬です。ときおり手紙を書きます。涙で文字がにじんでいたならわかってください。ハゲが進んだのだと…笑え、笑えよ…フハハ。

_ まあハゲをネタにするのも大概にしないとスベるから

(↑ほらまた使ってる)、この日記にちょっと細工を入れた。書きこんだ日時が表示されるようになるはずなのだが。。。どうやらpostedat.rbは当日初めての時刻だけ表示するという仕様のようですな。ううむ。


_ [特撮] 仮面ライダーウィザード

やはりどうも解せん。ヒトの記憶を守るライダーというのは電王に通じる闘いなのだが、それって正直なところ電王の売りだったわけではなかったよな。良い話はヒーロードラマの中では名目上は主たるものであったとしても、それは娯楽作品としての主たる部分ということではないのだよな。先日ドラゴンが出たことで不思議な安心感を持ったのは、ピカレスクな面の見えなかったヒーローに物足りなさを感じていたということだったのかもしれない。そういうわけで今後のドラゴンの暴走に期待したいと思う。あとはもっとエッチな女性キャラがいれば…あ、いえ、いなくていいです。


_ [食べ物・飲み物] 中華でいっぱい。

↑「ちゅうかなぱいぱい」をオマージュしつつ。ちょこっと家の中の整理をしただけでえらく疲れてしまい、外食にした。今日はスタミナみなぎる食事をしたいものと思ったが思いつくものがラーメンとギョーザとチャーハンという貧困な発想なのだが、一度それと決めたらそれに決めるんだと良く行く中華料理屋に寄るもいずこも終業。唯一あいていたのは中国の人のやってる中華料理屋なので正に中華思想に満ち溢れた中華料理屋なのである。どういうことかというと、ラーメンにギョーザ3個半チャーハンなどというエセ中華など大人(たいじん)の食すものではないということで、3種食べたければそれぞれ1人前ずつ宜しく頼むべし、ということなのである。さすがに耳したがう年を経て(50歳ってそうじゃなかったっけ?あ、いけね、それは60歳だ。50は天命を知るだってさ。俺の天命なんて一体どっちだ)もとい天命を知るような年となって3種目制覇耐久夕飯なんて無理だ。いざとなれば残りを折りにして持って帰る覚悟で(それも駄目と言われたら弥次喜多みたいにふんどしに包んで持ち帰る…しまった、今日は意味もなくきわどいビキニだ、ええい話が進まぬ)とりそばとギョウザと五目チャーハンを頼んだ。量はともかく絶対に3種類食べたかったんだよ。しかも喉乾いてたのでキリンフリーも一本。あまり腹を膨らませないようにちびちび飲んでいると最初にやってきたのはチャーハン。うーむ。。。これはラーメンどんぶりにすり切り一杯くらいの量があるぞ。だが俺も昔は欠食学童として名を馳せた男だ、負けられん。そういえば学生街にはやたらと大盛りを名物にする店があって、通称「チャン大」と言って通常の5倍はあろうかという山盛りチャーハンを出す店なんかがあったのを思い出した。だんだん食べられなくなってきてしまいにはスプーンで端っこの方をちょいちょいいじってるだけで時間が過ぎていくというあの忌まわしい記憶。完食した覚えが無い。それに比べれば、こちらを完食するのは掌にふぐりの中身を転がすよりたやすいことだ。なんかいろんな言い回しがごっちゃになって最後にはエロくなってしまった。「掌上に運(め)ぐらす」と「嚢中の物を探るがごとし」が一緒になった。ふぐりは関係ない。そういうわけでフハハうめえうめえと食しているととりそば登場。薄味のスープが食欲をさらに増進するぜ!そしてギョウザ6個。ここでちょっとげそっとしたが一個食べてみたらうまかったのでこれを残すわけにはいかないと思った。とりそばぎょうざとりそばぎょうざちゃーはんちゃーはんちゃーはんという感じで次第に追い詰められていく俺を悲壮感が取り巻き始める。ここは鴻門の会か。俺は樊噲か。そしてとうとうすべてをたいらげたとき、店のお姉さんが言った。「壮士なり」いわねーよ。戻さないようにゆっくり立ち上がってお勘定したのだがこの時出した500円玉がまた緑青がこびりついていたりしてなんか壮士というよりは愴士という感じだった。外に出ると木枯らしが吹いていた。思わず吟じてしまう;

風は瀟瀟として鶴水*寒し 愴士一度去って復還らず…
*注:近くを鶴見川が流れているので鶴水とした
アイスは別腹だよん。


_ この土地にもずいぶん長く住んでる。

数えれば、昔会社の寮のあったころからもう22年たつ。先ほどの鴻門の会からの帰り道腹ごなしに遠回りして帰ろうとしたら、かつては地元の名物であったはずの不動の滝が見当たらない。10年くらい前にお堂が無くなって、今や滝そのものも(まあもともと湧き水の様なものだったがはるか昔はもしかしたら修験道の聖地だったかもしれない訳だし)消えんとしているようだった。こんど明るい時に見に行こうと思う。他にも坂の上に確かあったはずの稲荷社が見当たらなかったりする。地名の由来となっている寺の裏手には明治のころまで池があり、寒かった当時の冬はそこの氷を切り出して近い遊郭の綱島に仕出ししていたのだというが、ここがそうだろうかという地形くらいがよすがと思われる。富士山の良く見えた川崎坂からの眺めは新横浜の駅ビルに遮られ、途中の駐車場で今頃は目を和ませていたカラスウリなども全く見えない。道に大きく張り出していたウコンザクラが切られたのも10年以上前のことだ。今日は自分が確かに年を取っているということを痛く知らされたことだった。自分のハゲを話の種にして喜んでるようじゃもう終いだ。なのに大人毛のない俺。大人毛なんていらない。多くは言わない。


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