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2012-11-24 [長年日記]
_ 串本に入った。
10:44。オシャレなエッチ用のホテル前で休憩中。どんだけ海が綺麗と言っても、海の画像ばかりではつまらないな。でも海。
_ ウォーキングの後は焼肉。
串本に着いたら18:00過ぎて真っ暗。冬の旅のやなところは、日が短いこと。明日は列車が混むので、もう串本観光もなにもせずに、今夜の宿をとった新宮から帰ってしまう。
どうしても焼肉が食べたくて串本みさきやで食べた。肉とノンアルコールビールだけで満腹食べて4500円は良い。味も。この後電車で新宮へ行くと言ったら、遅れないようにとあわてて用意してくれて、わざわざ来てくれてと感謝されてかえって恐縮した。
_ ところで、横浜なんかからポッと来て、楽しく古道行脚ができるためには、事前の調査や体力作りなんかよりもずっと大事なことがある。それは地元の有志の方々のたゆまざる活動なんである。対象が次第にマイナーな古道だったり険しい路になってくるとともに、そのことを痛感せずにはおられず、「どなたか存じ上げませんが、道普請をしていただいてありがとうございます」なんて時につぶやきながらこちらは単に楽しんでいるだけどころか、倒木や不法投棄なんか見つけて「ケアが甘いな」なんて道のソムリエにでもなったつもりでいたりもしばしば。だが、今日は、まさにそんな地元の有志氏に偶然会うことができたのだった。ああ、やはり地元の有志は実在するんだ、と思った。そういう人の顔が歩く人一人ひとりの脳裏に具体的に浮かぶようになれば、古道の未来はもっと明るくなる。私もまた、数々の恩恵受けた「ミチ」に、なんらかの恩返しがいつかはしたい。が、当面はただただ歩くことを続けたいと思う。人が歩かなくなることこそが、ミチの寿命をもっとも縮めることに他ならないからだ。