RSSフィード:http://alpha-ralpha.com/diary/index.rdf
2013-12-28 [長年日記]
_ 今日はタモリ倶楽部がないので年に一度の検索ちゃんネタまつりなんぞ見てるの。友近のアシカショーのお姉さんがまずは天才。アシカの芸の最中ときどきアシカに餌の小魚やってるとことかがねー。そのあとのオリラジの新ネタは行くとこまで言ってる感じがする。こんなのやっちゃったらあと何やるんだろ?と言う感じ。
_ 今朝ゴミを出した帰りにポストを見ると、昨日チェックしてなかったらしく、往復はがきが入ってた。都内某所で行なわれる「バオーンの夕べ」に参加しないかと言う誘いだ。バオーンとは何か?そしてこの抽選に当選することはできるのか?謎は深まるばかりでございます。
_ [新聞を読んで] 日本人は何を学んだのか?
安倍さんの靖国参拝にアメリカは失望を表明した。そのことに対する日本人の反応には、先の大戦前夜のようなナショナリズム台頭の兆しが感じられる、と日経は報じる。動機はそれぞれであるにせよ近隣国の、ときとしてより強いナショナリズム指向にさらされている日本では、昨今の景気回復気分と、あるいは、俺には今年最大の愚挙のように思われる倍返し礼賛も一助となって今の高揚感があるやに見える。
アトムの子供の一人である俺はこの流れには与する気はない。次の戦いはAIが効率的に人を狩る凄惨なものとなる可能性が高い。しかもそれが実現するためのハードルは、ヒトが直接殺人に手を下さなくて済むため極めて低い。その次がもしあるならば、AI同士がヒト、あるいはそれ以外のなにかを王将のように扱う真の意味で非人道的なものとなり、地上の活動の主体は既にもはやヒトではないのかもしれない。
ヒトをヒトたらしめる最大の特徴であるところの「共感」そして「想像」という二つの能力は今この時にこそ十二分に高められねばならない。多様性を認めることは悪夢の実現を避けるためのヒントとなるだろう。子供にもよく教えてやるべきだ。それができない大人であるのなら、さらに学ぶより他にない。歴史的に節度を重んじてきておりながら過去に多くの過ちも犯した日本人ならではの行動の示し方は多いはずなのだが、その背景知識を少なくとも俺はもっと必要としていて、更には安易に人に与えられた回答に飛びつくことを良しとすることもできずにいる。だが、可能な限り模索は続けよう。学ぶべきことの多さに対しても、ジェボンズのパラドックスが成り立つように見えて、目眩のする思いだ。
_ [音楽][カムバック!マイ中二時代] 井上陽水「氷の世界」
NHK BSでその誕生に関するドキュメンタリーを放映しているところ。日本初のミリオンセラーとなったアルバム。陽水のアルバムではよく見る編曲者「星勝」を見たのはもしかすると初めてかもしれない。昔から奇跡のようなアレンジだと思って聞いていた。星勝というのは架空の人物なのではないのかと。
タバコやめてからは俺も「帰れない二人」はキーを落とさずにカラオケで歌えるようになった。清志郎さん陽水さん二人で作った曲。これがどう作られたのかを推理するのはみうらじゅんとリリー・フランキーとサンボマスター・山口隆だが、こいつらwwwいつもといっしょだしwww 「断絶」聞きたくなったよ。歌いたくもなった。
それにしても、なかにし礼の陽水礼賛は同時に強烈な自己否定のように聞こえる。陽水や拓郎の出現によって職業的な音楽作家は不要となった。彼らは当時の若者に対して何の解決も与えられなかった。。。
「氷の世界」のイントロはスティービー・ワンダーの「迷信(Superstition)」の影響を受けている。あーそうか!このように陽水さん自身が記憶していたり、データとして残っていることに対しては調べがついて解釈を広げることができるのだが、そうでないものをいろいろな人たちがいろいろな角度から読み解こうとしているのに、誰一人全貌を捉えているように見えず、陽水さん自身だってなぜ「窓の外ではリンゴ売り」なのかなんてわからない。本人含めて誰一人把握のできない井上陽水。番組はその後、ズリ山の見える陽水の故郷の映像となる。「氷の世界」のあと日本は初めてマイナス成長となり、真に氷の世界を迎えることになる。中沢新一とか伊集院静ばかりかみうらじゅんとリリー・フランキーなども出演して、番組もまた陽水さんと言う人を捉えきることができずに終わる。
陽水さんとさん付けなんだね。私も陽水さん好きですね〜 <br>