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2014-03-02 [長年日記]
_ [特撮] 烈車戦隊トッキュウジャー
今日の敵の幹部は棺桶を引きずって歩く、まるでみな殺しのジャンゴみたいな奴。「届けに来たぞ棺桶を。お前の入る棺桶を。」すげえ子供だましで、コワー。戦いの最中にライトとカグラは、自分たちのいた街には海があったことを思い出す。こうやって、「どろろ」の百鬼丸みたいに戦いを通じて少しづつ故郷の記憶を取り戻していくのだろうか。もし、俺が今自分の故郷の思い出をすべて失ってしまったらどんな気がするだろう。記憶だけが鮮明に残っていて故郷が消失してしまった人はどんな気がするのだろう。トッキュウ3号(黄色)の活躍はまだなの?
_ [特撮] 仮面ライダー鎧武
土星の、ジャス陰毛!←歌詞、こう聞こえる。英語の部分だから空耳アワーに出してもいいかも。
今回は重要な回だった。ユグドラシルは多国籍企業を装っているが、実はヘルヘイムを研究するための機関だった。プロフェッサー戦極凌馬が期待できる。この人のものまね練習すっかな。ヘルヘイムの森の果てには文明の存在した痕跡が残っている。ちょっと、ジャングルに飲み込まれそうなアンコールワットのように見える。タンポポの勢力圏図見てちょっと脅威を感じたが、データ正しいのか?ここでやっとライダーたちの戦うべきものが全地球に対する脅威であったということが判明した。今第20話。ここまで街中のチームの小競り合いで進めて来てここでこんなに世界観を広げちゃうんである。あと30話くらいの中でどうまとめていくのだろうか。ピエール(吉田メタル)がじゃまでまとまんないんじゃないか?という懸念もある。この先ストーリがどのように変貌していこうとも、紘汰はこの絶望的な人間不信の世界にあって、なお人の善性を信じ続けなければならない、ということは決まっている。それだけがヒーローの証明となることだからである。そういうわけで、ここ数年の仮面ライダーシリーズで希薄化しかけていた、ヒーローが正義であることへの終わらない問いかけがまた始まる。それはヒーローが誕生した時から問い続けられたこと。それに答えることが、特撮世界の哲学の究極の目的なのだ。
_ 放送大学に行って論文取ってきた。読むのこれから。そのあと英会話。なんと週に3回もやった。今日はいつもの師匠ではなくてやや緊張した。
NHK第2で、小泉武夫先生が文化講演会で話してる録音の放送。この先生は噺家みたいなしゃべり方する。「削った鰹節を一掴みバシャッ」「上品なうまみがピルピルピルピル…」。文章もこんな感じ。講義の時からそうなんだろう。日本橋の河岸には生簀があって江戸の人間たちは現代人よりもよほど生きのいい生魚を、煎り酒(梅干しと鰹節でだしをとって煮詰めた酒)で食べていたとのこと。
_ 崇高であるとは、ただ乗りに組せず、盗泉の水を飲まず、伯夷叔齊の如く主義のために餓えることを厭わず、下劣の輩に比べ惨めで見苦しい生き様をさらそうと、なお笑っていられることを言う。俺は盗泉の水を飲んだこともあれば惨めな生き様をさらけ出してなお毅然としていられるような胆を持ち合わせてもいないのだが。