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2020-08-10 [長年日記]
_ 残念ながらジムの休日スケジュールのヨーガには参加できず。人数制限が入ったらしい。ある程度予想してたので、そのままジム自慢の某温泉地直送の湯のお風呂を楽しんで、明るいうちからビール。アウフヘーベンされつつあるような特に何にも変わらないような魔窟でくつろぎながら多少物品の整理をしていると、なんと中学の頃の卒業文集が出てきたという奇跡。弁論大会で、内容はともかく持ち時間を全く無視して(というよりも、監修してくれた先生がその辺の指導をしてくれなかったんだよな)さっさと言いたいこと言って終わっちゃった時の写真とか載ってる。当時の写真見て思うんだが、俺って美少年だったなあ。良くエイヌスの処女守り通せたなあ。過去の美化はともかく、この文集にはずっと恐れていたものが載っているのだ。それはこの文集の本題であるところの、卒業にあたっての自分の思いを綴った文章。実はこの文章のことがずっと気がかりでその後40年以上生きてきた。とても出来もしないようなことを高らかに綴った身の程知らずで恥知らずな文章。いわゆる黒歴史という奴だ。できることなら無くしてしまいたい。ずっとそう思っていたのだが、今日、それに改めて向き合ったのだ。良く読もうなんて気になったなあ。自分どんだけ真性マゾなんだよ。。。なんて恐る恐る読んだ感想は、あれ。何か思ったより大人しい文章だな、という奴。確かに、「漫画家になりたい」とか「それでもうけたら世界中を旅して世界を自分の足跡でいっぱいにしたい」なんて、それは確かに身の程知らずなことを書いてはいるのだが、記憶にあったような、何か取り返しのつかない馬鹿なこと書いた文章、というほど酷いものではなかったのだ。もう感謝しかない。ありがとう、中3のオレ。ある程度の分別を持っていてくれて。お陰で今の俺はこの文集にある他の同級生の恥ずかしい文章をサカナにして良い酒飲めそうだよ。まあちょっとは泣いちゃうかもな。たくさん、かもな。
_ てなわけで、泣かないで文集読んだ。なんか、誰だこいつ我々とは違うみたいなホラーな同級生がいたり、陰キャと思ってたあの子が実はみたいな驚きに満ちてた。うん。こういう文集ってさ、後年読み返して死にたくなるような文章だけは書かない方が良いよ、今中二の人たち。