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2020-12-30 [長年日記]
_ 日付変わった。NHK「岸部露伴は動かない」1、2話視聴。一生さんもうすっかり成り切っちゃって。リアル北島マヤだよ。今日、最終話。どんな風に作られてるのか。楽しみなことこの上なし。原作はとてもいい話だった。主人公(露伴ちゃんじゃなくて)、きっといい奴だった。内容教えて欲しい?だが断る。
_ 朝。朝から雨。こんなこともあろうかと思って雨樋を掃除しておいたのが役に立ったよ。ただ、雨樋自体が傾いてて端からべしゃべしやと水が垂れる。雨の中応急処置。髪が短いので雨が頭皮を直撃する。晴れたらちゃんと取り付けよう。
_ 夕刻になってからのウォーキング。何度も歩くコースでいつも看板の気になっていたお店で、途中で夕食。入るとすぐ「何飲みますか」と聞かれて、慌てて食事だけを注文。1キロ頼んだら一箱届いてしまったというミカンを一つくれた。次は本当に飲みに行きたい店。こういう居心地の良さそうな店は体に触るんだが、これも一種の出会いだ。帰宅して夜。『岸部露伴は動かない』ドラマ、完結。今回は脚本に感服した。原作のちよっと分かりにくいところを巧みに説明しつつもテイストの妙は全て盛り込んでいる、と感じた。印象的なセリフ「きっといいヤツ」なんかも。これを外したら荒木さんのファンは納得できないだろうな。飯豊まりえがとても良かった。高橋一生は色々すごかった。岸辺露伴なら絶対喜んでるだろうという場面場面での演技は、もう演技なんてもんじゃなかった。
ずっと煮込んでたうま煮も煮しめも具材の形が崩れそう。久しぶりだ、こんなに煮物に時間かけたの。適当に作ったうま煮が、それでも亡き母の味を再現しているように思えたのは「D.N.A」というものだろう。生前入院してた母に正月見舞いに行った時、雑煮を携えていったのを思い出す。あまり食欲の無いようだった母の人は、それでも少し食べる、と言って二、三口にしてくれて「うちの味だ」と言ってくれたのだった。それもD.N.A。くちはばったいことだが、俺も「きっといいヤツ」だったのだ。年末らしく寒くなってきた。