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けいりう堂日記

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2025-02-01 [長年日記]

_ 夕刻ジムに行って帰宅、日曜からは具のほうがスープより多い野菜スープを食べ続ける。途中で飽きたら野菜ジュースでも入れて味変する。
 明日は久しぶりに箱根にでも行こうかと思ったのだが雪の予報と言うこともあるのでやめた。日々乾燥していて指先のあちこちがあか切れで地味に痛い。明日はたい焼きでも作りたいなあ。


2025-02-02 たい焼き焼いた(回文) [長年日記]

_ [食べ物・飲み物]  たい焼き焼いた

画像の説明 作りました。「泳げたいやきくん」がヒットした時はみんなあんなに食べてたじゃない。これでしばらくおやつはたい焼き。ベーキングパウダーが無かったのは失策だったか。あとでまた作るときのためにレシピを書いとく:
<レシピ>
  • 小麦粉150g
  • 卵1個
  • 重曹(もちろん食用)5g ← ここにベーキングパウダーも追加したい
  • 砂糖15g
  • 太白油小さじ1
  • 牛乳75g
  • 水75g
     これらを溶いて餡をたい焼きの数の分だけに分けておき、弱火で型に大匙1ずつ液を入れて片面を焼き、固まったら反対側に液をやはり大匙1ずつ入れたら餡を置き、その上からさらに液を大匙1ずつかけて両面重ねて片面3-5分ずつゆっくり焼いて出来上がり。
  • 本日のツッコミ2 [ツッコミを入れる]

    _ きだ [なんと、たい焼きも作られるのですね、さすがです。 すると、今川焼きとか大判焼きとか人形焼きとかペコちゃん焼きもいけ..]

    _ けい [思えばツッコミどころの多い歌でした。同じくたい焼きを毎日焼いたら焦げるだろとか、海に入った時点でふやけるだろとか針が..]


    2025-02-03 戯(ざ)れ歌 [長年日記]

    _ 昨日はたい焼きを作った他に、近所のコインランドリーで布団を選択した。コインの入れ方を間違えて100円損した模様。いつの間にか店内での飲食禁止と言う注意書きは消えており、缶・ビンと通常の屑籠が置かれていた。時間はだいぶ遅くなり、あまり人は来ない。いつもならここで読みかけの本『ヴァギナ』を読みふけるのだが、眠いのもあっておやつ食べながらドラム式の中ででんぐり返りする布団をただ眺めていた。歌を作りながら。

    大いなる いと大いなる乾燥機の
    中の敷布団でんぐり返り す

    万年床を嫌い 三月(みつき)の度洗ふ
    飽かず一時間眺めおるなり

    掛布団の 前転後転したる様
    飽かず眺めつ もなか食ふなり

    見渡せば 客は他にはなかりけり
    コインランドリーの 日曜深夜

    短歌と言うか狂歌と言うか、まあ歌心は無いのでいずれ戯れ歌。でもこんなものでも残しておくと記録にはなる。最初のと最後のは本歌取り、というか盗作、だな。
     本歌を書こうと思ったが第一首のオリジナルはネット上には見当たらなかった。

    見渡せば花も紅葉も なかりけり
    浦の苫屋の秋の夕暮れ
    藤原定家

    _ 今日はお片付け休暇(何のことは無い年休)。機能していない棚を取り外した。廃材は土曜に片づけることとなる。


    2025-02-04 [長年日記]

    _ [読書] 『自堕落にもほどがある』黒木香、文藝春秋、1987。

    ふと思いついて図書館で借りてきた。なかなかの美文である。NHK「朗読の時間」で朗読してくれてもいいのではないか。例によって古書で買えば高い。


    2025-02-15 [長年日記]

    _ 暖かくなってきた。野暮用で11時ころ横浜駅周辺へ。その後、県立図書館西口カウンターに行こうとして、業務開始が15:00ということに気づく。昼食を取ってもまだ1時間半ほどあったので、高島屋の屋上に久しぶりにのぼる。初めて気づいたが、屋上にはバーベキューやるところがあって、それなりに人が入っていた。フットボール場なんかもある。屋上階下の催事場もやけに場末感がある。そこに隣接して、古き良きデパートのレストランなんかがある。休日に家族みんなで訪れてちょっと贅沢して帰るという昭和の百貨店然としたところってもうかなり珍しくなってしまったのでは。適当に屋上をスケッチしてたら時間は良い感じに過ぎていった。借りた本の一冊は黒木薫対談集『女と男の間には』であった。

    本日のツッコミ4 [ツッコミを入れる]

    _ うにゃ [今度一緒にバーベキューしませんか?]

    _ けい [良いですねえ。そう言えばバーベキューってやったことない。野外でジンギスカンはガキの頃からやってたのに。]

    _ うにゃ [函館も屋外で肉焼くのは、ジンギスカンでした。 高島屋のも気軽に行けそうなら、来月行きましょう。お誘いしますね]

    _ けい [お腹を整えておきます。]


    2025-02-23 [長年日記]

    _ [戯れ歌] 東逗子あずま湯八首。

    どうせいつものことをするのなら少しは連休らしいことを、という訳で電車で片道1時間、東逗子のあずま湯ヘ行った。神奈川の中だから回数券が使えるのである:

    寒雨水 無人の駅に降り立てば 日曜の夜のカレーの香り

    駅前の 蕎麦の閉め時早ければ 風呂ゆく前に鳥蕎麦啜る

    鳥蕎麦の 薄く削がれし胸肉は 調理次第でパサつかず好し

    水風呂も露天、サウナも有らねども 炭酸泉の浸みるゆかしさ

    緩(ぬる)くあれど 深と芯迄浸み通る 炭酸泉は有難きかな

    さて麦酒(ビール) いやフルーツの牛乳か 悩み阿呆らし 硬水を飲む

    風呂前の 蕎麦の凭れる弱き胃に ふらんすの水流れ込むなり

    気が付けば 無人にや有らず この駅は 温(ぬく)き身体に眠りの予感

    心境の変化という奴で、スケッチよりも手軽に記録を残せる短歌というものを便利に使ってみようと思い始めた。まだまだ気恥ずかしいものがあるが、一青窈が俵万智に短歌を添削されるという趣向の本(『短歌の作り方、教えてください』角川ソフィア文庫、2014)を読んでたらちょっと勇気(?)が出てきたので載せてみた。


    2025-02-24 [長年日記]

    250215ジョイナスの森 

    _ こないだ時間つぶしに描いたジョイナスの森の一角。

    _ [読書] 『アポリネール詩集』ギヨーム・アポリネール、堀口大学訳、新潮社、1954(新潮文庫)。

    かなり昔に少し目を通したアポリネールの詩はまず「ミラボー橋」。高校の時の部活の先輩が、卒業する直前か卒業後間もないころに、何かに書きつけていた詩だった。我らの腕(かいな)の橋の下を川が流れる。これはシャンソンの歌詞ともなっているのだが、ちゃんと聞いたことが無いような気がする。クリエイティブでエネルギッシュなその先輩がこんな繊細な詩を愛好するのだとは思えなかった。何かの劇的な効果を狙って書きつけたような気もするが、人の心など捉えようも無い。単純に好きな詩だったのかも知れない。この詩は僕も気に入っているが、もっと気になるのは「秘め事歌」の第1。最近拙い歌を「戯れ歌」と呼んで書きつけているのはこの詩の題の影響を受けていると思う。アポリネール曰く、自らの愛するマドレーヌには九つの戸口があり、その全てを我が軍は征服せんとしている、という猟奇的とも言える詩である。この戸口の最後の二つは第一次大戦時に歩兵として従軍していたアポリネールには未踏の戸口であって、これら二つは順にそれぞれヴェイジナおよびエイナスである。若い頃にこの詩を読んだ自分には、アポリネールはどうやら第八の戸口よりも第九の戸口の方にこそ重きを置いていたように思われ、前衛詩人の流石さに驚嘆したのだったが、今読んでみると第九のそれは単に慎み深く最後にそっと並べられたもののようにも見える。少なくとも彼はマドレーヌの二つの秘部には立ち入ったことは無かったらしい。変態は僕の方でした。ギヨーム、すまん。ウィキペディアに彼の肉声による「ミラボー橋」の朗読の音声データが上がっていた。

    _ [戯れ歌] 千歳温泉14首。


     寒気も今日までとのこと、風の強い中を1時間ほどウォーキングしてから電車で武蔵新城近くの銭湯へ出かけた。ここは露天風呂が黒湯温泉でまた炭酸泉も水風呂もある。露天が仕切られていてやや狭いが、良い湯処である:

     <光の>と断りの付く春なれば 風の寒さや黒湯恋しき

     「内省し続ける自分も好きだよ」と 風に吹かれてうそぶいてみる

     軽車両の自覚の有らぬ自転車が 轢かれ掛けてもなお逆走す

     かくとだに二足歩行が苦痛とや スマホに見入り歩くヒトども

     かくとだに情報無きが怖くてか スマホに見入り歩くヒトども

     かくとだに仲間外れは酷くてか スマホに語り続くヒトども

     ブロンドを赤に染めたる麗人の フリースの背にプアゾン香る

     名ばかりの 春に凍える人中で 我のみ汗す ウォーキングにて

     昨晩は長寿庵にて蕎麦今日は 千歳温泉 オメデタキ吾

      「今宵こそは飲んでいこうか」はや夜更け、おでん種でも買いて帰らむ

     寒き月にも 興の有るなり 具を代えて 育てし汁(つゆ)の饐えず深まる

     名ばかりの 春に震える車中にて われのみ汗す 風呂帰りにて

     おでん種は 玉子 大根 なると巻 ちょっと迷って真蛸加える

     あふりかの モーリタニアの海底は 明石に勝り蛸の渋滞

     粗製乱造気味。最後のはスーパーの魚売り場でずっと思ってたことを詠んでみた。求めていた短歌のための文法の本が届いたのでしばらく懲りることなく書き付けていこうかと思う。雰囲気出すためにわざわざ使った古語が間違ってると恥ずかしいからなあ。ちなみに「かくとだに」はほぼ「あなたのことをこれほど(思っているのに)」という恋の歌で使われる言葉だということを後で知ったが、そうであればそれもまた良いのではと思ってそのままにしておいた。異論は認める。

    2025-02-28 [長年日記]

    _ [戯れ歌] 枕辺の歌。

    -枕辺に あさりよしとおのデビュー作在り 俺も漫画家になりたかったよ

    -故郷にて浪人となりしその春に かの才人はデビュー飾れり

    -新しき事始めたるその時は 悪戯(いたずら)のよに思い、成すべし

    -この心余りて詞(ことば)顕れず 「業平病」とみそかには呼ぶ

    -染みのよな いと薄き色塗り重ね 細密画(ミニアチュール)は紙より出でぬ

    -「細密画(ミニアチュール)」といふ語を知りし はじまりは 創元文庫のケストナーなり

    -「大人なれど 子供なる者 真(まこと)なる人間也」とかの人ぞいふ

    -大人なれど子供にものを語りたる 彼(かれ)のジュブナイル 未だ読み果てず

    -この生(せい)によし悔いあらば 読み果てぬエーリヒの作 幾冊もあり

    個人名を読み込むのも面白く思う。


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