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2008-12-10 本いっぱい買った。 [長年日記]
_ [読書][交通史] 横浜そごうの紀伊国屋書店で。
1)「廃道をゆく」
2)「廃道本」
3)「三浦半島の史跡みち」
4)「技術者に必要な地すべり山くずれの知識」
5)「ハイグレード登山技術」
すべて最近の街道ハイキング(これまではずっと街道行脚とか街道ウォーキングとか言っていたけど、最近たどる道が険しくなってきたのでハイキングとかトレッキングとかいう方がよりふさわしく思われる)に関連した本な訳です。すべてに購入の動機があるのですが、やはり先に歩いた下田街道の天城の道を歩いていろいろ思ったわけですね。古道が廃道化していることは良くあることで、意識的に地元の方々などが道普請をしてくださればこそ古い道が残っているわけでして、これが30年も放り出されてしまうともう廃道になってしまうわけです。廃道がどのようにして作られるか、とかそういったことをマニアックに調べている人たちの知識に触れたくて1)2)を買いました。この分野の火付け役になったのは堀淳一さんで、この方はもともと物理学者さんでもあった人ですが、地図に関する著作が多数あるので有名ということです。
3)は、最近の「かながわのハイキングコースベスト50」めぐりと歴史街道とをつなぐための参考になれば、ということで。存在はずっと前から知ってた。
4)ええ、そうなのです。天城峠を南に下る旧道の一つを行こうとして、崩落個所に阻まれて引き返した経験から、土の力学的性質を知っておくべきじゃないかな、なんて思ったのです。旧街道に対してこういうアプローチができるというのは理系出身の街道マニアの面目躍如ということになるんじゃないんだろうか?ちょっと無理があるかな。
5)とくにオフラインの私のことをよくご存じの人々、中でも故郷の親族の皆様がたのために弁明させてください。私は決して、こんな本を読んで、危険なことをあえてしようとしているのではなくて、危険を回避するためのこれは予知訓練なのです。KYTって奴なんです。
だってさ、メジャーな街道から踏破していってるもんですから、私の訪れる道の方が勝手にどんどん険しくなっていくんだもん。だから、崩落個所に杭を打ちながらロープとハーネスで踏破するとかいうような真似は絶対にしないつもりです(実はそういうことも可能なんじゃないかなんてちょっとかんがえちゃいましたけど)。地形図をしっかり読んで、可能な限り安全なルートを進むことを心掛けたいと思います。