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けいりう堂日記

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2011-09-01 [長年日記]

_ 9月になった。蒸し暑い。ので、手ぬぐいが重宝する。

_ [新聞を読んで] ヤフー、「永久保管」サービス

ユーザーのデータを半永久的に保存するサービスというのが始まる。日本マイクロソフト、グーグル日本法人なども。

ネットを始めたころ、数年間パソコン事情から遠ざかっていたために多くの雑誌を読んだ。そのときに涼元悠一という人の「青猫の街」という小説の存在を知って、面白く読んだことを思い出す。この小説と永久保管サービスの話の関連を深く述べると小説のネタばれになるが、まあ事実は小説より奇なるところは、このサービスがある程度までは無償で提供されるというところだろうか。小説の冒頭には、PC8801が登場する。98だったかな?そしてディスプレイには不気味な文字列が浮かび上がっていた…

「How many files?」

このシーンにすっかりまいってしまったんだったっけ。そして同時に、このころはすでにNECパソコンにはN88Basicは搭載されてなどいなかったんだった。私がお古の98を捨てられず、あまつさえ88をヤフオクで買ってしまったりする理由の一つになっている。


2011-09-02 [長年日記]

_ 「ロケみつ」の録画見ながら夕食取ってた。「忘れてるし、結婚記念日…二の腕ぶるん!」(キャベジンのCMの常盤貴子)。台風近付いてる。蒸しっとする。雨はまだ。風鈴がけたたましい。日よけシート外した。


2011-09-03 [長年日記]

_ 風は強いが雨は無い。トレーニング行った。先週のモーチベーションの無さは何だったんだというくらい調子良し。

_ [アニメ] 「カウボーイ・ビバップ」#22「カウボーイ・ファンク」

「君の瞳に 映った僕に乾杯。」うふふふふ。


2011-09-04 [長年日記]

_ [アニメ] カウボーイ・ビバップ(完結)

スパイクの嫌いな話=「百万回生きたねこ」。最終話の前にエドちゃんがいなくなっちゃったのは良かったと思う。元ネタ探しのために何回も見るほど暇じゃない。次は「悪魔くん」(実写版)を見る。

_ [特撮] 海賊戦隊ゴーカイジャー

フォーゼ始まってるんだが、その前にゴーカイジャー見てて強烈な問題意識を感じている。この番組を楽しむためには、過去の戦隊シリーズの知識がなくてはならない。早く悪魔くん見てしまわなくては。

_ [特撮] 仮面ライダーフォーゼ

始まった。でもなんでこんなところに東方仗助がいるんだろ。きっと髪型けなされたらブチ切れるんだぜ。。。オープニングが賑やか。ライダーの舞台が学校っていうのは初めてかな。青い制服がまぶしすぎる。

第1話今終わったとこ。全身軍事兵器。仮面ライダーとしての過去作品との連続性がかなり希薄。ライダーと学園。ライダーと不良。ライダーと宇宙。これが違和感バリバリに見える理由なんだと思う。たぶんテーマは「つきぬけろ」だと思うが違うかもしれない。

_ [特撮] 「悪魔くん」(実写版)#1

とりあえず第1話を見た。一見古臭い映像なのだけど、なかなかの脚本なのだ。水木しげるの原作の設定がうまいこと生かされているからだろう。悪魔メフィストは子供好きで「悪魔の中では一番良い男」(←自称)。今はチョコレートに夢中さ。妖怪ガンマは妖怪百眼と呼ばれたりもしていて、ルックスはのっぺらぼう(肉の塊みたいやつ)にたくさん目をつけたような感じで、お花を摘んでいる女の子を襲うシーンはまるでフランケンシュタインの怪物のよう。

_ [特撮] 「悪魔くん」(実写版)#2

「化烏」(ばけがらす)。巨大カラスもカラス人もかなりトホホな感じの造形。化烏の叫び声が凶悪。「魔力(メフィストは"まりき"と呼ぶ)・絶対零度」と「魔力・重力落とし」が炸裂。そしてカラスにされた人たちに対して「魔力・復元!」を行使。あー良いねえ、魔力って何でも出来て。メフィストはセスナの操縦しながら「それ信じなさい」とか植木等の歌を歌ってたりする。たぶん大の大人が子供のいいなりになってるというのはこの番組の魅力の一つだったと思う。遊びに来た叔父さんなんかと悪魔くんごっこする子供は相当気分がよいであろうと思う。もっとも叔父さんが悪魔くんの世界観をよく理解している必要があるのだが。

この作品1966−67年のもので、見ていたとしても自分は4歳か5歳というところで、記憶は全然定かじゃない。でも主人公山田真悟役の金子光伸くんの舌足らずなしゃべり方はなんとなく懐かしい気もする。この後に続く「河童の三平妖怪大作戦」の金子吉延はすごく芸達者な子役(仮面の忍者赤影の青影とかどっこい大作のどっこい大作とか)だったのでコントラストが際立つ。もしかしたら後年の「ジャイアント・ロボ」の記憶がやや混ざっているのかもしれない。そういえばジャイアントロボも録画してDVDに焼いてあったっけww

そいでEDの前に次回の予告編が入るのだが、もう予告編で次回のストーリーが半分以上わかってしまうというサービスの良すぎさ。

見ながら思ってたんだけど、いつの頃からか、特撮に対するツッコミをあえて緩くしている自分がいる。真面目に考証すると滅茶苦茶なところがたくさんあるのは十分わかっていて、なおそのことを了解して心中で冷笑していながら、それでもあえてその世界観に寄り添ってみることによって、描かれた世界をやや上方からの視線で楽しむ快感を知ってしまったのである。それが特撮を愛好するものの性(←"さが"と読んでくれ)となる。このようにして特撮番組の歴史は永遠に続いていくのであった。

_ [特撮] 「悪魔くん(実写版)」#3。

ミイラの呪い。オープニングの歌詞が全然聞き取れなかったので調べたらこんな感じだった。

_ 悪魔くんオープニング(作詞:水木しげる、作曲:八手穀雄、歌:水島早苗)

んーんんんんーんんんんー

エロイム エッサイム

エロイム エッサイム

地の底よりふみ出でて

タマハリ タムハリ カビオラス

エロイム エッサイム ダギソロモン

我が聖なる要求に答えよ

エロイム エッサイム

エロイム エッサイムー アッー!

(冒頭の"んー"と最後の"アッー!"はけいりう堂の聞き取りによる)

_ 今回冒頭、警官が犠牲者となる。宙より現れた白い布に絡まれて「ギャー!」みたいなことになっているが、あんたそれ自分で巻きつけてるでしょ。これが初期・東映特撮技術の典型的な例の一つである。つまり、

特撮技術の拙さを極力役者の演技力でカバーするw

今の特撮でもそういうシーンって結構あるよね。

それにしても、真悟の友達には情報屋とかトップ屋とか胡散臭い奴が多いな。

三回目ともなると、悪魔くん・真悟のメフィスト操縦術も慣れたものとなっている。調子に乗ってソロモンの笛にモノを言わせまくる真悟。メフィストも「いやな子供」とか言いつつまんざらじゃなさそうなとこが良い。

ミイラ登場。なんかすごくきびきび動く鮮度のいいミイラ男。高速で移動するゾンビみたいなものか。そして魔力・金縛りでやっつけられたと思いきや、巨大化して再登場。見よ諸君。後年のスーパー戦隊シリーズの萌芽である。

ミイラ男を倒すにはその歴史を紐解く必要があるというメフィスト。そこで真悟はチョコレートを餌にメフィストを働かせてエジプトに飛ぶ。大人を相手に好き放題やっているとそのうち痛い目にあいそうで子供心で見るとちょっとはらはらする。もしかするとメフィストは別段チョコレートなんて好きじゃないのかもしれない。でもこれが弱点だという振りをすることで、真悟がいつまでも遊んでくれるのである。そういう少年愛の物語で無いと誰が言えよう。

魔力・象形文字によってピラミッドの中のひつぎに書かれたヒエログリフを解読する悪魔くんとメフィスト。なんと、ミイラ男の名前はビアンカ…。ちょっとー。

_ 今回の魔力:魔力・金縛り(鞭でミイラ男を締め付ける)/魔力・やめた(←別に魔力じゃない。巨大化したミイラに形勢不利と見たメフィストの捨て台詞)/魔力・象形文字解読(おいおい^^;)/分身(←"魔力"と叫ばなかった。アップにするとみんな同じ顔なんだけど引きのときよく見るとみんな顔が違うというw)/輝ける神を呼ぶ呪文(単に壁を壊して日光が指すようにしただけなんだけどね。こうしてみるとメフィストはどうも神を崇拝しているふしがある。そういえばゲーテのファウストでも神と親しげに話してたような気がする。それが物語の始まりだった)

_ 事件解決。こんなとこまできてチョコレート1枚や2枚じゃ足りないとか特別にたくさんやるとか言いながら飛んで帰っていく二人。チョコレートくらい魔力で出せそうなもんだがな。まりき・チョコレート、とか言ってさ。

_ [特撮] 「悪魔くん(実写版)」#4

「大海魔」

いきなり海から手が現れて船の乗組員に対して「ひしゃくをくれー」。ふ…船幽霊!水木先生のアイディアに違いない。

この回で、悪魔くんのお父さんが歌奴(現・圓歌)でタクシーの運転手であること、お母さんがビンちゃんこと楠トシ江であること、可愛い妹がいることなどが判明する。

船幽霊を退治しに行こうという悪魔くんに、「今日は寝て曜日」(←この言い方、ガキの頃大人の口から散々聞いたっけなw多分高度成長期を特徴づける流行語だ。死語だと思ったらブログ系のネットの住人さんたちはいまでも結構使ってるんだなーw)と言って出勤を渋るメフィストさん。どうせまたチョコで釣るんだろうと思ったら、今回悪魔くんはなんと、エロ本でメフィストを釣る。毎回チョコで言うことを聞かせるのは難しいと気付いたのだろうか。さすがファウスト博士の後継者たる天才児だ。私には予想できないことを平然とやってのけるところにディオ並みにしびれる。「悪魔なんて単純なんだな…古い週刊誌で釣っちゃった!」とか言ってドヤ顔する真悟。

歌奴のタクシーに乗り込む真悟の友達とメフィスト。メフィストはお母さんに花束、シャネルの五番、口紅、若返りクリームと次々にプレゼントを渡して点数を稼ぐ。さすがに悪魔、人を誘惑する術には長けている。

目的地に到着。釣りを始める(そういう名目で歌奴父ちゃんに連れてきてもらってる)一行。メフィストは三途の川の釣り大会で優勝したことがあるとのこと。何が釣れるんだろう…。帽子を海に落としたメフィストはつりざおで取ろうとする。すると、"お化け魚"が釣れる。お化け魚に潮を吹きかけられる子供たちとメフィスト。次のシーンで、大海魔の全身が映る。お化け魚と大海魔の関係が分からない。お化け魚=大海魔なのか、妖怪としての眷族であるのか。たぶん特撮技術の未熟さが物語の不整合を生んでいる。こういうケースは多くの作品に見受けられるので、一考に値することかもしれない。

タクシーが動かなくなった一行のもとに鐘の音とともに尼さんが訪れ、この辺一帯には魔人の呪いが掛かっているという。そんなら退治しようと船を出す一行の前で正体を現わす尼さん=魔人=大海魔。大海魔に対して魔力で火焔を浴びせると巨大化したので「焼け太りする体質なんだな」とか言うメフィストさん。いや、焼け太りって体質のことじゃないから。尼さんの姿に戻った大海魔はメフィストを誘惑。「あなたは私のものよ…」。そして大海魔の目的が明らかに。海に進出してくる人類への警告だったのだ。操られるメフィストは子供たちを襲いだす。緊張感の走るシーン。真悟はこれに対抗してソロモンの笛を使い、メフィストは正気に。なんか印象的な話になってる。ラスト前、海を見ながら「あの女の気持ちもわかるよ…」とつぶやくメフィストに対して、なにセンチになってんだ的な発言をする真悟はあくまでクールなのである。ウルトラセブンにもこんな話あったよね。大海魔のフォルムはネクロノミコンに出てくる古い種族かなんかのようだ。

_ 今回の魔力:魔力・軽気球(渋滞に巻き込まれたタクシーを釣るして飛んでく。最初から使わなかったのは速度が遅いとかコントロールが難しいとかいろいろあるんだろう、きっと)/魔力・××××(聞き取れなかった。突風をふかせる技のよう)/魔力・ファイヤーストーム(火焔である。悪魔くんがメフィストを家族に『英語の先生』と紹介したので英語を使ったのか?)/魔力・干ばつ(なんというパワーなんだ!)

_ 楠トシ江とかビンちゃんとか言ってもなんのことかわかんないよね。ごめん、昭和中期のネタで。

次回、ペロリゴン登場。今日はもう寝る。


2011-09-05 [長年日記]

_ ダイソーの手ぬぐい。

ダイソーの手ぬぐい そっか、手ぬぐいは中国製か…。色は悪くないな。カメラの色調がいまいちだったけど、結構鮮やかな赤と朱色。

_ サクサクの録画見てる。今週の三原勇希ちゃんはデニム。屋根の上に座ってるの見ててつくづく思った。「うーん太ももとお尻って一体なんだなあ…」俺のまなざしってかなりやらしいよな。。。

_ すっかり忘れてた。トップページ更新しました。

_ [特撮] 「悪魔くん(実写版)」#5

「ペロリゴン」。しまらない名前(悪魔くん・談)。お地蔵さまで封じられていたのが復活した。歌奴父ちゃんべろんべろんになって帰って来る。そんなこととはかかわりなく物語は進む。ペロリゴンの舌はめちゃくちゃ長くて消化液のごときをだらだら垂れ流す。「これで逃げよう」と言って悪魔くんが乗り込んだのは遊園地のコーヒーカップ。おまえは本当に1万年に一人の天才なのか?

メフィストを呼び出すのは番組後半に入ってから。ペロリゴンが出たという悪魔くんに「なんだ、あの食いしん坊か」と答えるメフィスト。有名な怪物らしい。公園の管理人家に代々言い伝えられる池の主なんだそうで。髪の毛をお団子にした足の長い女の子(エリ子ちゃん)が気になる。健闘空しくペロリゴンに飲み込まれるメフィストと悪魔くん。先にのまれていたキン太くんと再会。消化されそうになり、魔力・ボーリングでおなかに穴をあけて脱出。よだれまみれで最後の戦いを挑むペロリゴンはしかし、おなかの穴から出てきた自分の消化液に溶かされて倒れるのである。なかなか情操教育的な回ではあった。次回、「首人形」。うわなにこれすごく期待できちゃう。続く。

_ 今回の魔力:魔力・裏口入園(悪魔くんが使用。悪い子だなあ)/魔力・地獄の火よ(先回くらいからだろうか、最初"まりき"と呼んでいたのにこの回では明らかに"まりょく"と呼んでいる。きっと子供の視聴者から投書があったに違いない)/魔力・復元(よれよれになった服装がキチンとなる。便利だな)/魔力・岩石落とし(←これを唱えるときのメフィストはちょっと滑舌が悪いようだ)/魔力・ボーリング(穴あけるほう)


2011-09-06 [長年日記]

_ トウシバ犬は「もう少し夏休みが欲しかったワン」とか言ってる。その通りだけど、朝も夕もうすらさむいくらいの今が良い。

_ 東映チャンネルでは浅香唯のスケバン刑事3を放映中なのだ。風間3姉妹めっちゃ可愛いぜ。EDで鼻をこする唯に涙出そうになる。

_ [特撮] 「悪魔くん(実写版)」#6

「首人形」捨てられたマネキンが積み重ねられた倉庫。夜中、マネキンたちは動きだし…って、その後ろ姿は明らかにあんた、人間だね!その後バイクの男にナンパされたり、バレエ教室で先生と生徒を操って踊らせたり(もちろん俳優の演技力による特撮技術の底上げという伝統的テクニックに他ならないw)しながら人間をどんどんマネキンに変えていき、マネキンはなぜか一つ目と化す。

メフィスト登場。風邪(メフィストは"ふうじゃ"と読んでる)で調子が悪いと言ってサボろうとしている。閻魔大王の診断書を見せると、天才悪魔くんはそこにはメフィストが五体満足であると書いていることを見破るのだった!それにしても神様の信奉者だったり閻魔大王に袖の下使ったり、メフィストの住む地獄はなんか楽しそうな感じがする。

大群のマネキンに襲われついに悪魔くんも全身を固められてしまう。ここぞとばかりにメフィストのうっぷん晴らしが炸裂するかと期待したのだが、メフィストは『もう少しそのままでいるか』といっただけで、わりとあっさりと助けてしまう。やはりメフィストは子供には甘いのだ。

_ さて、なぜマネキンたちは一つ目に変化せねばならなかったのか?それはこの回のテーマがズバリ「子供だまし」だからなのであると見た。夜中のマネキン、一つ目の顔、「ヒヒヒヒヒ」という不気味な笑い声、マネキンにされる恐怖。これらが子供だましを意図していなくてなんであろうか。

_ 今回の魔力:魔力・石崩し(人をマネキン化する息をかけられて固くなった下半身を元に戻す)/魔力・マシンガン(ステッキをマシンガンとして)/魔力・針と糸(←とは呼んでいない。木の枝を針に変えて糸をどこからともなく出すすごい魔力。マントをダメにされて、悪魔くんのお母さんのスカートを加工してマントを直すときに使用された。ということはこのスカートは楠トシエが履いてたんだな。しかも表現がいまいちでよくわからないのだがどうもそれは飛行中にまたほつれてしまったようだ。つうかこんな時こそ以前の回で使った"魔力・復元"を使うべきではないのか…こういうの子供は良く覚えてて、メフィストばかだなあとか思うわけだが、それこそ製作側の意図するところなのかもしれない)/魔力・…(『魔力!』と言いかけたときにマネキン化ガスを吐きかけられて中断したためにどんな魔力を使おうとしたのか不明)/とっときの魔力(←とか言ってもったいつけてるがさっきも使った『魔力・石崩し』。マネキン化した被害者に恩を着せるためにわざとそう言ったと思われる)/魔力・クモの巣(大群のマネキンたちを一網打尽にする。攻撃されたマネキンたちは『イヤーン』とか言ったりするわけで。。。んっんー、良ーい時代だぁ!)/魔力・石崩し(三回目。悪魔くんを救う)/"小さくなる魔力"(←『魔力』と呼んでいない。マネキンのボスから身を隠す。悪魔くんたちが画面左から右に柱の陰を横切る拍子に、柱を境目として画面右側に小さい人物の映像をはめ込むというホンマモンの特撮技術。やるときゃやるなあ)/魔力・口封じ(マネキン化ガス=というかメフィストは"粉"と言ってるんだが…を封じるためにマネキンの口にガムテープを貼る魔力)/魔力・????(聞き取れない。巨大な換気扇に突っ込まれそうになった悪魔くんを引き戻す)/魔力・山嵐(突風でマネキンを巨大換気扇に突っ込む。柔道の技ではないらしい)

_ メフィストはもっとMPを大事に使うべきじゃないかと思う。


2011-09-07 [長年日記]

_ [漫画] 「ディスコミュニケーション」植芝理一、第11巻。

変な漫画だなーと思ったから興味を持って読み始めたのだが、読めば読むほど変なマンガだということが実感される。この巻では、少年と少女が思春期を迎えた瞬間、彼らは無機的な天使たちにより撃ち殺され、子供の心(というか子供であった存在そのもの)が滅んでしまうのだ、という人間の成長の秘密がついにあばかれたのであった! ショックだ、アイアンショックだ。大人になることは象徴的な意味ではなく本当に子供時代の心身を喪失することなのだという主張。こんな漫画読んだこと無い。

_ 紀伊半島が台風十二号のために悲惨なことになっている。かつて訪ねた熊野古道も那智熊野大社も被害にあっている。道普請が大変だろう。慙愧に堪えない。なかなか遠出をしようという気になれない。

_ [特撮] 「悪魔くん(実写版)」#7

「魔の谷」山間の村に現れた3人組の強盗。サントリーレッドと思しき酒を飲みはじめ浮かれだし、祠を冒してしまう。調子に乗ってお札をはがすと、高速で回転するぼろ雑巾のような神様?が現れ、木に変えられてしまう。

そこに、ハイキングにやってきた悪魔くんと友達。メフィストは休養中。「鬼の居ぬ間に洗濯といくか」この場合鬼とは悪魔くんのことを指しているのである。

謎のおばあさんが現れてぼろ雑巾の正体は山彦さまであると告げる。おばあさんも相当恐ろしい形相である。悪魔くんは、山寺の和尚さんが解決のカギを握っていると思いついた。さすがは一万年に一人の天才だ。荒れた山寺に行くと、中で読経している坊さんが振り向く。顔が真っ黒なのっぺらぼう。メフィストを呼びだそうとソロモンの笛を吹く悪魔くん。ひどい子供だ。長持ちの中からメフィスト登場。そこに山彦さまがやってきて、分身の術を使って襲いかかる。メフィストの魔力にほぼ互角に対抗する山彦さまはぼろ雑巾のくせになかなかやるのでメフィストは戦いを放棄しようとする。例によって悪魔くんはソロモンの笛を使おうとするのだが、メフィストは戦いのどさくさのなかで笛をかすめ取っていたのである!さあどうなってしまうのだろうか!

こういうとき悪魔使いは呼びだした悪魔に八つ裂きにされてしまうのだが、「これでもう勝手放題に寝ていられるってよ!」と小市民的幸福を選ぶメフィストである。そこにまた現れる山彦さま。助けを求める子供にしぶしぶというか見捨てることができずにまた戦うメフィスト。良い奴だな。その後今度こそはと悪魔くんたちを見捨て井戸の住み家に戻るメフィストは、それでもやはり悪魔くんたちが気がかり。泉の鏡で悪魔くんたちが自力で山彦に戦いを挑んでいることを知り、なんとまたしても救いに向かう。「腐れ縁だな、まあしょうがない」とか憎まれ口を叩いているがもう子供が好きでたまらないらしい。しかし山彦さまは強く、またもやピンチ。

「真悟、なんとか良い知恵はないのか!?」「山彦は雷に弱いんだ」さすが一万年に一人の天才、なんでもわかるのだ。稲妻を呼び寄せるメフィストに破れた山彦は自ら祠にこもるのだった。そしてどこまでもお人よしで少年愛マゾなメフィストはソロモンの笛を悪魔くんに返すのだった。ラスト、山に向かって「ヤッホー」と叫ぶ子供たち。しかしこだまは帰ってこない…このことに重要な意味は無いかもしれないが、山彦が倒されたことの暗示なのかもしれないがどっちでもいい感じの終わり方ではある。つづく。

_ 今回の魔力:魔力・地獄の火よ!(どうも"地獄の火よ!"と"よ"をつけているみたいだ。)/魔力・××切り("ひざぎり"と言ってるように聞こえるがよくわからない。もしかすると源氏に伝わる名刀にちなむのかもしれない)/魔力・つるべ打ち(つるべ打ちとは銃を連射することだそうだ)/魔力・隠れ岩(岩に変化して身を守る)/魔力・雲よ起これ。稲妻を呼び寄せ木を砕け!(魔力とは言ってない)

_ 今回の魔力はいくつかの時代考証に基づいているような。私も勉強が足りない。


2011-09-08 [長年日記]

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ネットでお手頃な手ぬぐいを4種求めた。上から「寿」「ひょうたん唐草」「亀」「招き猫」。やはり和物の生地が良い。

_ 「おひさま」の録画を見てたら、番組最後に木曽の寝覚の床が映った。懐かしいなあ。ドラマの舞台とはずいぶん離れているけれど、たしかにここも長野なのだよな。もっとも、過去には信濃だったり美濃になったりしていたことと思うが。木曽川の中にあんなに巨大な豆腐のような岩がごろごろしているというのは本当に得難い風景と思ったっけ。


2011-09-09 [長年日記]

_ 悪魔くんの続き見ようと思ったけどちょっと見て寝てしまう。レビューしながら見るというのもちょいめんどうだわ


2011-09-10 [長年日記]

_ [特撮] 「悪魔くん(実写版)」#8

「水妖怪」。池に石を投げ込んで遊ぶ子供たち。その石が、なぜか池に浮かんでいる戸板にあたる。その拍子にひっくり返った戸板の反対側に付いていたのは…お岩さま!ではなくておどろおどろしい姿の水妖怪なのであった。ちょっと半魚人風でもあり、BGMもウルトラQっぽい。ちなみにウルトラQのほうは1966年1月から7月までの放映、悪魔くんは同年10月から翌3月の放映で、時間的には大変近い。

次のシーンで水妖怪はなぜか解剖室にいて解剖の結果「これは人間ではない」ということになった。心臓も消化器もないんだって。とりあえず朝まで放置することになったんだが、オープニングでは生きているように見えた水妖怪をどのようにとらえて解剖したのかのいきさつは省略されている。まさか生体解剖…。

さて、放置された水妖怪さんは当然のようにその後ベッドを抜け出し、病院だか警察だかの窓を破って逃げる。シーン変わってまた池。釣り人が釣りあげたのはまたしても戸板にくっついた水妖怪さん。今度は

何やら消化液のようなものを吹きつけて釣り人を殺してしまう。そこにあらわれたのは池の管理人。騒ぎをみて「ん?、くそーこい泥棒だな」などという。一瞬『恋泥棒』かと思ったが、どうも状況にそぐわないのでやはりここは『鯉泥棒』ということだろう。管理人、こらと一括したうえでそれが水妖怪さんだと気づいてぶっ倒れる。どうやら水妖怪さんは管理人にとりついてしまったようだ。

その管理人の家族。お母さんと孫かな。帰るなり布団にもぐりこむおじいちゃん。いつもはお灸をしないと眠らないらしく、不審に思った家族がお灸すべくろうそくの火を近づけるとどうやら火を恐れる水妖怪さんは正体を現して逃げる。

管理人の孫は悪魔くんのお友達だったらしく、事件は悪魔くんの知るところとなった。昼寝してるメフィストをこき使おうとする悪魔くんに対して「これが人間なら労働基準法違反だ」とゴネるメフィスト。そうとうこき使われているようだ。まあ契約書には最低賃金とか有給のこととか多分書かれてないだろう。例によってソロモンの笛によるパワハラが始まるが、今回のメフィストは一味違う。耳にコルク栓を詰めて対抗する。が、霊験あらたかなソロモンの笛の力でそれもすぽんと外れてしまう。現場に行く二人。嫌がってたのに現場に着くなり「腕が鳴る」とか言い出す少年愛マゾのメフィスト。それに対して「おお、いつも変らぬメフィストさん。頼もしーぞー!」などとおだてる悪魔くん。前にもまして悪魔のあしらいが上手になってきている。恐ろしい子…。一方悪魔くんのお友達は悪魔くんが来る前に妖怪を捕まえようとボートを漕ぎだし、ビンを拾って岸辺に捨てる。が、どうやらそのビンの中に水妖怪がいたようだ(特撮表現が拙くていまいち伝わらないのだがw)。そこに悪魔くんたちが近づいてくることに気付いた水妖怪さんは通り道に柿の実を生やす。メフィストが取ろうとすると、ちゃんと料金を払わなくてはいけないという悪魔くん。誰に払えというんだろうか。しかもメフィストのエクスキューズがまた世知辛い。「今月は働きが悪いと言って、閻魔の野郎はこれだけしか月給袋に入れなかったんだぞ」。いくらだかわからないが硬貨を見せるメフィスト。再度悪魔くんに責められてその硬貨を柿の木の枝にぺたっと貼りつけるメフィスト。硬貨の表は菊の花。これは…1955年に発行された穴なし五十円硬貨のようだ。月給五十円でどうもメフィストは地獄からの派遣社員ということのようである。派遣業者に断りなくメフィストを酷使する悪魔くんは確かに法律に触れている可能性が高い。メフィストを足止めしておいて悪魔くんに化ける水妖怪であるが、どっちが本物?的なひねりとか一切無くあっさり正体がばれる。逃げ出した水妖怪は子供を一人襲い巨大化。しかし魔力ファイアストームに逃げ出す。メフィスト池に落ちる。泳げないらしい。服を乾かしつつコーヒーを飲む悪魔くんたちのところに泡に化けて(というかこれが本性らしい)忍びこむ水妖怪。泡のままコーヒーの中に身をひそめ、そのコーヒーを飲んだメフィストは次第に変貌していき、凶暴になる。メフィストの体から水妖怪を追い出すために悪魔くんのとった方法は、スチームバスにメフィストを入れて2時間ほど蒸す、という乱暴なものだった。逃げ出した水妖怪との戦い。魔力消防自動車で出した消防自動車に水妖怪を閉じ込めて、水もろとも火災現場に噴出すれば一石二鳥という悪魔くんの作戦は今一つ効果を発揮せず。「やい妖怪!水臭い奴め」というメフィストはたぶん言葉の使い方を間違えてる。

再三池に逃げた水妖怪はメフィストの魔力連発によりあえなく倒される。

<今回の魔力>

魔力・ファイヤーストーム/魔力・消防自動車(悪魔くんの発案なのだがいまいち効果なし。メフィストのやる気がなかったためにおんぼろ自動車になってしまった)/魔力・花火地獄/魔力・稲妻(水妖怪は光に弱い)/魔力・干ばつ/ドラム缶・山崩し・魔力マシンガン(もういちいち"まりょく"って言ってられるかみたいな勢い)


_ [特撮] 「悪魔くん(実写版)」#9

「吸血鬼」。夜道を帰る若い女性に物陰から現れて「お嬢さんお送りしましょう」と声をかける変質者。これが吸血鬼である。その吸血現場に来た警備員に「見たな!」とこれまた古めかしいセリフを言う吸血鬼。さらにそこに悪魔くんの父ちゃん・歌奴が現れて驚いて逃げ帰る。「ごはんじゃなかった…あの…ママ」とか「ちょいとしたイロノーゼなんだよ」とかうわごととしか思えないダジャレを口走る。

一方メフィストは夜の散歩に出かけている。悪魔くん曰く「お金もないくせに」ほっつき歩いているのである。情報屋が魔法陣で呼びだそうとして「エフレーエム」とか適当な呪文を唱えると蛙が出てくる。メフィストは吸血現場を目撃。「正義の味方メフィストだ」と名乗りを上げる。完全に正義側である。魔力(今回は"まりき"と言った)・地獄の火で吸血鬼を追い払うも、助けた女性にモノを投げつけられて池に落ちる。先回も池に落ちた。メフィストは吸血鬼のことを「時代遅れの化け物」と言っているのだが、ヴァンパイアという語が現れたのが1700年代かそれ以前、ファウスト伝説が16世紀なのでどっちも時代遅れでは負けていない。

悪魔くんは子供だけで「吸血鬼捜査隊」を結成。しかしメフィストは「あなたもハンサムになれるドクトル・キューラ美容研究所」が気になって仕方がない。この研究所の前が被害現場だというのでメフィストは客を装い(というか客になりたいらしい)潜入。出てきた女性は最初の吸血鬼の被害者。待合室の人がすべて死んでいるのに驚くメフィストだが、先生(=吸血鬼なのに全く気付かない。牙が出てないからか)と確認すると皆生きている。

メフィストは言う「この頭のカッコ治るでしょうか?」メフィストの頭には角ともコブともつかない突起があるのである。どうやらこれはコンプレックスになっていたようだ。気付かなかったなあ、そんな悩み。手術のために帽子とマントとステッキを預けるメフィスト。それをポリバケツに入れて外に持って行ってしまう看護婦。ここで吸血鬼の名がドクトル・キュラーであることが判明。CMのあとゴミ収集車にマントその他が運ばれてしまう。ちょうどビルにラーメンの出前(ラーメン屋の名は来来軒)が来たので、それを運ぶのを口実にキュラーの研究所へ乗り込む子供たち。「うちでは何も頼まないわ」「でも、あの、メフィストという人に注文されたんです。スマートになるのにはおなかがへるだろうからって」「じゃあおはいりなさい」真悟、君は本当に1万人に一人の天才なんだろうね。でも納得されたからまあいいのか。でも待合室に入ったとたん「ここの秘密を探りに来たのね」と、すでにばれていたことがわかってしまう。そりゃあそうだろうさ。待合室の人々(みな吸血鬼になっている)にとり囲まれる悪魔くんたち。しかし、「僕たちの代わりにこの料理でがまんしてくれない?」と悪魔くんが出前のおかもちを開くと、そこにあったのは餃子3人前。あ、さすが!悪魔くんの下手な良いわけより餃子の方が効果があったわけだ。吸血鬼がニンニクに弱いことは悪魔大辞典に書いてあるらしい。悪魔くんは調子づいて「魔力・餃子手裏剣」と餃子を吸血鬼たちに投げつける。だが敵もさる者。みないつの間にかガスマスクを装着して逆襲してくるではないか!情報屋が「しっかりしてるなあ」とつぶやくのもうなづける。

吸血鬼たちを撃退してメフィストを救う悪魔くんたち。そこにキューラが現れて対決。キューラは情報屋を人質にとり何だかわからない怪しいスプレーをまき散らして逃げていく。じりじりと追っていく悪魔くんたち。両者はいつしか分電盤のそばで対決。そこに情報屋は、魔法陣で呼び出したガマガエルを思わずポケットから出す。驚いたキューラは分電盤で感電して消滅。今回は悪魔くんの魔力のみが炸裂した回である。

ラスト。ゴミ処理場で自分のアイテムを見つけるメフィスト。無事見つかったが臭くなってしまって「なんて運の悪い悪魔なんだ」と独り語散るメフィストであった。

<今回の魔力>魔力・地獄の火(地獄の火よ、と言ったかもしれないが聞き取れず)/魔力・餃子手裏剣(悪魔くんが使用。このさい本当の魔力かどうかなんてもうどうでもいいや)


_ 鉢呂さん辞任。さっそくかよ。ここんとこずっといろんな失言が問題になり続けてるというのにどうしてこんなことがすぐまた起きてしまうんだろうか。発言をしなくてはならない立場というのはわかるが、寝言は寝て言えというか、口のきき方にはホントに気をつけないとなーと思う。


2011-09-11 [長年日記]

 9.11である。もう10年たったのだ。とりあえず事件と言えば加護ちゃんが自殺未遂したくらいでしょうか。。。
 先日、DVDレコーダーの調子が悪いと書いた(S-301)。その後DVDドライブが一個余っているのに気づいて換装を試みるもうまく行かず、今日リトライした。一番初めに買ったレコーダーでも一度換装してその後、それ以外の不具合によってしばらく使っていなかったものがあったので、そこからDVDドライブをかっぱらって取り替えた。機種はSW-9576C。爪のところの形が違ってるが、なんの問題も無く動作するようになった。こういうことをした以上はメーカーのサポートは受けられないんだが、まあその気は多分起こらないのでいいかな、と。
 向井理とか宮崎あおいとか、才能ある役者がすり切れんばかりに使い倒される様を見ていると大変だなあと思うんである。役者は腐るほどいるのにお金に直結する役者は多くないということだろか。
 この日記、ボーダーラインが短かったのでcssをちょこっと調整した。

_ [特撮] 「悪魔くん(実写版)」#10

「シバの大魔神」。シバの女王の聖域を荒らしてしまい、呪いを受けた学者さんたちが次々と襲われる。3人目の学者のもとに予告状が届いて、いきなり場面はメフィストの洞窟。メフィストは何やらごちそうを食べており、給仕しているのは潮健児さんだ。食べようとしてたのは石や木の枝である。食べ物がない。そこに「お見舞い」と称して悪魔くんたちがやってきて、潮さんはメフィストの弟であることが判明。それはともかくとして(笑)お見舞いのチョコレートケーキの箱を開くと、なんとキン太くんの頭。おお、シュールなり。

さて、シバに仕えるザンバなる人物を追って、メフィスト(弟)が飛んでいく。兄弟はトランシーバーで連絡を取り合っているのだ。なかなか見事な連係プレーである。

実はこの回より後、メフィスト兄はドラマに出てこない。役者の吉田義男さんが肺病のため降板したのである。が、この回では兄から弟への役割の引継ぎの如きがなされており、脚本の苦労の跡がうかがえる。

さて、悪魔くんたちはシバの魔人と対決することになるのだが、悪魔が天の神によって全滅させられそうになったときかばってくれたのがシバの女王である(『魔法大全集』第13条に、シバの女王の神殿で魔力を使うと禁固刑に処されるとある)。なのに悪魔くんときたら自分の論理だけで対決姿勢を緩めようとしないのである。争う悪魔くんとザンバ。さらに神殿の鬼みたいな三つ目も加わり、槍で悪魔くんを狙うが完全に外れてザンバ死す。メフィスト兄もついに少年愛マゾヒズムを隠すことができなくなり「魔力さえ使わなきゃいいんだろ」と参戦を決意。止める弟。戦ううちにメフィスト兄のマントにたいまつの火が引火。泉の火で消すと、巨大な魔人が現れた!泉を汚すと現れるらしい。三つ目を倒した二人に魔人が襲いかかる。この魔人かなり雑なつくりだがそれがなんとなく恐ろしげでもある。二人を倒すためには神殿が倒壊することなど気にもかけない魔人。そこについにメフィスト弟も参戦。魔人の頭上に象の像を落とすが魔人はひるまない。とうとうメフィスト兄は「魔力・退散」と言って逃げ出すが逃げた先が魔人の肩の上。踏みつぶされそうになる二人は「魔力・バズーカ砲」にて反撃するも魔人の光線に反撃され防戦の一手。しかしさすがメフィスト兄。魔力・反射鏡で光線を跳ね返す。倒れる大魔神。襲われた学者3人も逃げる。魔力・救命ボートで逃げ帰る悪魔くんたち。シバの神殿のある島は海にのまれる。第13条違反で兄は禁固刑となり逮捕となる。悪魔くんは別れにチョコレートを渡し、無事ストーリーの破たんも無く(笑)役割を弟に引き継ぐのであった。兄弟もとってつけた設定とも思えず情愛を漂わせる良い演技である。続く。

備考:兄の名はメルセデス・ニーチェ・メフィスト。弟の名はシラー・サルタン・モメット・メフィストとか言ってた。

<今回の魔力>魔力・退散(単に飛んで逃げただけみたいだが、逃走成功率が上がる魔力なのかも…)/魔力・バズーカ砲(わーんそんなんなしや)/魔力・反射鏡(魔人の光線を跳ね返すために使用。見事な攻撃だな)/魔力・救命ボート(メフィスト兄が靴をボートに変える。きっと汗臭いボートだったに違いなし)


2011-09-12 [長年日記]

_ [読書] 「ダイエット・セラピー」アレン・カー

すでに故人となった著者は、朝はフルーツだけ食べよという。彼は肉も乳製品もジャンクフードと呼ぶ。およそ科学的・栄養学的な記述とは言い難い内容ではあるが、いろいろインスパイアされるような部分も無いわけではない。確かに無理して肉や卵を食べてるようなところが最近の自分にはあるわけで、ちょっとアレン・カーのメソッドを試してみたい部分はある。シリアルに牛乳ではなくオレンジジュースをかけて食べるとか。


2011-09-13 [長年日記]

_ おひさま、アンドロイド育子ちゃんがブタ箱に放り込まれる。満島ひかりも好きだけど、しかし私は見逃してはいない。少女時代の杏子ちゃん、あんた、地味な格好してるが実は良いからだしてるな!(ビシイ)金澤美穂さんとおっしゃる。1994年生まれで16歳。なんて末恐ろしい子…!恐ろしいのは自分のまなざしか。でこの子のブログを見てみるとこのプロポーションの秘密が明らかになったのである。ジムで筋トレしてる。画像のあるとこだけ拾い読みしてみると結構がっつりやってるみたいだ。うむむ。。。俺もモーティベーション上がってきた!

_ というわけで今宵ジム行ってヨガ。そしたらインストラクタの先生が今月いっぱいで辞めるんだってさ。ときどき難しいアーサナやるヨガ応えのあるクラスなので残念至極ではある。


2011-09-14 [長年日記]

_ SAKUSAKUの録画見てたら回文が出てきた。「パン粉とコンパ」もりあがらねえだろ、みたいなやつ。自分も思いついたぞ。

「こんちわちんこ」

最近ズボンのチャックがいつの間にかあいてることが時々あるからな。こんちわちんこにならないように気をつけないと。

我ながらよく思いついたと思ったがネットの世界では結構著名な回文であった。ちぇ。「なんて躾いい子 いいケツしてんな」←結構好きな奴。「カニニカ」←小林よしのり作。「長き夜の遠の寝ぶりの皆目覚め波乗り船の音の良きかな」←有名な長い奴。これ以上長い奴は中野美代子先生に任せた。

_ 帰宅したら部屋にカナブンがいた。追うのもめんどくさくて今もパソコンのあたりでがさがさしてる。まあ朝になったころにはどこかでひっくり返ってるんだろうと思う。今日は会社でちょっとした安全関係の仕事が入って大変緊張してたのでやや呆然。呆然って、阿呆面してる状態ということかな。


2011-09-15 [長年日記]

_ SAKUSAKUの録画見てたら(←昨日もこんな感じの書き出しだった)、「安八先生の歌」ってのが出てきて、ロケ地は綱島の鶴見川土手だった。綱島来てるな。


2011-09-16 [長年日記]

_ [漫画]「すでにもう善人」河あきら

アマゾンで第2巻買ったのでまとめ読み。最終話はまさかの人格入れ替えエピソード&夢落ち。打ち切られたのかもな。


2011-09-17 [長年日記]

 ジムさぼった。

_ [特撮] 「悪魔くん(実写版)」#11

「幻の館」。今回からオープニングに出てくる悪魔はメフィスト(弟)に変わっている。恐ろしげでもありまた惹かれもする湖畔の古い館。物語冒頭の不可解な事件に続き、館が無償で貸し出されていることを知らせる新聞広告。それを見た悪魔くんたちはメフィストを連れて行くべく魔法陣で呼び出す。「エロイム・エッサイムわれは求め訴えたり 朽果てし(?)大気の精霊よ、万人の父の名のもとに行うわが求めに応えよエロイムエッサイム!」時代がかった呪文にこたえて現れるメフィストはエレキギターを弾いて踊る。ザ・ベンチャーズは1959年結成、62年に初来日、66年の二度目の来日で人気が確定、その後「京都の恋」など親日的な作曲も行われた。それはともかくメフィストの軽快な踊りを見よ。ノリノリのはずが曲の最後にエレキを投げつけ「やな音楽だ!ここんとこ地獄の亡者のガキどもにエレキが流行してな…地獄も住みにくくなったもんよ」とぼやく。

湖畔の館に来た一行。陰気な黒衣の美人(細身ですげえ綺麗wどうやら北原しげみさんとおっしゃるらしい)に迎えられ。「どんよりと曇った悪魔日和の良いお天気で」と女のご機嫌をうかがうメフィスト。ここでもフルネームで名乗りを上げてる。そこにもう一人の客が現れ「ガキはお帰り!」と追い払われる。が、さすが一万年に一人の天才悪魔くんは、その客の人相がペテン師みたいだと見抜く…というか見かけで判断する。そこでメフィストの魔力が炸裂。「魔力・腐った卵!」でもそれはただの意趣返しに過ぎなかったのであった。しかしペテン師は本当にペテン師だったのである。夕食をとるペテン師たちはポルターガイストに襲われ部屋を逃げ出す。メフィストの魔力であった。

別の部屋に逃げ込んだペテン師たちはそこに異形の老婆を見て驚く。暗転ののち彼らの悲鳴を聞く悪魔くんたち「まだ騒いでるよ」「ん、おかしい!あれは断末魔の悲鳴だ!」鋭いメフィスト。どうも老婆は館を訪れる者たちの魂を食らって生きているようである。魔力・槍で戦うメフィストに鎖鎌で立ち向かう老婆。アップで見ると男みたいだけど。臭い息(?)を吐いて逃げる老婆。黒衣の美人が気になるメフィストは彼女を救いに。一同は食卓を囲む部屋に。壁の美人画の目が生きているように見えるのに気づいたチエちゃん(悪魔くんのお友達の女の子)。美人画は黒衣の女の自画像であり、永遠の魂があるように心をこめて描いたという。

翌朝、館を捜索する一行。廊下の突き当たりの壁の鏡が隠し扉となっており、その向こうには「燃えよドラゴン」的な鏡の間。彼らが迷っているうちに、肖像画を見ていたチエちゃんと、クモにおびえて鏡の間から逃げ出したはずみに階段の踊り場から落ちそうになる(どうしてだかよくわからない)情報屋が老婆の手にかかってしまう。二人を捜しに来た悪魔くんとメフィストは、肖像画の目からの怪光線に襲われる。テーブルの燭台を投げつけると絵の左目から血が。黒衣の女のところへ行くと、女も同じ目を負傷しており、ついに正体を現す。この女が老婆であったのだ。まあそうだろうな。階段の上に現れる老婆に魔力・逆落としをかけるも不発、やむなく魔力・槍で肉弾戦となる。あわや相打ち、と思いきやメフィストは勝利、絵も崩れ落ちる。犠牲者の魂は館の鎧の中に隠されていたらしく、全員無事に復活。と、館が消滅し、老婆も消えていく。次回、キン太がオオカミに!「狼人間」にご期待ください。←なんかこういうことをナレーターが次回予告で言うのである。

<今回の魔力>魔力・腐った卵(腐った卵が敵を襲う!)/魔力・槍(ステッキを槍に変えて戦う)/魔力・鍵壊し(シーフのスキルである)/魔力・逆落とし(不発)
 なんか唐突に昨日あたり思い出したのだが、昔実家に住まっていたころ、2枚のポスターに心を慰められていた。一つは武部本一郎のデジャー・ソリス。高校の時後輩の方々にいただいたもの。東京創元社で入手されたようだった。もうひとつは「太陽の王子ホルスの大冒険」のヒルダ。これをいつ手に入れたのか今一つ記憶がない。どちらもその頃の私には大きな影響を与えた女性像である。どこいったかなー。

 で、最近のニュースだが、バローズ火星シリーズが実写映画化されるらしい。デジャー・ソリスはリン・コリンズという人らしいですが、画像見る限りは「これは俺のデジャー・ソリスじゃない」と感じる。俺のソリス=武部画伯の絵のそれ。もう変わりようがない。
今日知った言葉。「賢者タイム」

_ [特撮] 「悪魔くん(実写版)」#12

「狼人間」。黒木生物学研究所にプロの記者が集まる中、情報屋も混ぎれこみ、「学校新聞にきっといい記事を書いてやるぞ」と意気込んでいる。スコットランドである植物に関する貴重な情報を入手してきたというが、そのことには触れたくないらしい。「実験が成功すれば20世紀の奇跡となるだろう」。場面変わってめかしこむメフィストのもとに悪魔くんとキン太くん。水鏡でその様子を見ていたメフィストが、博士のもとにあるかばんの中身が「満月草」であると見破る。一方研究所をうろついていた情報屋は博士に催眠術をかけられて捕まってしまう。夜になり逃げようとする情報屋は満月草を持って逃げだそうとするが、そこへ唐突に狼男が登場。さらにそこへ鞭を持った博士が現れて狼男をしばき倒すと、狼男は博士の助手・山本の姿に戻る。

悪魔くんとキン太くんが情報屋を救うために研究所へ。キン太くんは研究所に通じる穴に落ちる。そこで鎖に繋がれた助手を見つけ、指さす通りに満月草を渡すと助手は再び狼男に。ついでにキン太にも満月草を食べさせると、キン太も狼男と化すのだった。

メフィストは呼び出される前に満月草のことが気になり、研究所に忍び入る。前後して悪魔くんはキン太を見つけるが、狼化したキン太に襲われる。一方満月草を盗み出したメフィストは洞窟に帰り満月草を焼き捨てんとする。これが燃えてしまえば狼男はひっくり返るんだそうで…。その甲斐あってかキン太はもとにもどるが、そこに助手の狼男がやってきて満月草を取り返す。どうやってメフィストの居所を知ったのか描写がないが、たぶん匂いをたどったんだろうw

数百年間人間を呪い続けている狼男とメフィストとの戦いが始まる。と、どういうつもりか魔力でガチョウに変身するメフィストは当然のごとくやられてしまう。杖を噛み折られてメフィストピンチ。しかし「良くも俺の杖を!」とか言いながら代わりの杖を何本も投げつけるメフィスト。そして投げ縄で動きを奪われるも怪力で脱する狼男。そこにメフィストの魔力・ボウリング(玉転がす方のボウリング)が炸裂。ドラム缶が次々と転がり狼男を襲う。満月草を処分されて倒れる狼男の最後の反撃に魔力・火の海で引導を渡すメフィスト。研究所崩壊し事件は解決。と思った瞬間狼男が現れて「やい!チョコレートをよこせ!」と。メフィストのいたずらだったのである。次回、「ドクロンの踊り」にご期待ください。

<今回の魔力>魔力・ガチョウ(まったくどういうつもりだ)/魔力・ボウリング(以前ペロリゴンのおなかに穴をあけたのも魔力・ボーリングだが、今度のは単にドラム缶を転がすだけの技)/魔力・火の海(メフィスト兄の使っていた魔力・地獄の火との関連がちょっと気になる)

_ [特撮] 「悪魔くん(実写版)」#13

「ドクロンの踊り」。終業した遊園地に口笛の音。骸骨の手が振りかざされ無人の乗り物が動きだす。場面変わり、遊んでいる悪魔くんたちのもとにピエロの撒くビラが飛び込んでくる。世紀の大魔術とある。あけぼの遊園地に行く悪魔くんたち。男の子たちはここでも"魔力・裏口入園"を使おうとするが、フェンスを乗り越えようとするとマネキンの首が脅しに来る。このマネキン、首人形の買いで使ったやつじゃないかな。しぶしぶ入園料を払って魔術を見る悪魔くんたち。舞台に上げられる情報屋。無邪気に楽しんでいる悪魔くんはここではただの子供にしか見えない。次は地獄を見せようというピエロについて悪魔くんとチエちゃんがトライ。お化け屋敷としか思えないようなセットの中に入った二人。悪魔くんは「なんだか死人の匂いがする」とか怪しいことを言う。前前回使われたらしい鏡の間などもまた使われている。その先には本当の地獄が。そう、これはドクロンなる怪人の罠であったのだ!ガーン!

亡者の群れに襲われる悪魔くんは逃げに逃げ続けるが、どこからともなく出てきたフェンスに囲われる。そこにメフィストが現れるが、どことなくよそよそしい。どうやら本拠である地獄にいるために強気になっているようだ。が、ソロモンの笛の前にはどうしようもないのだった。いつもの洞窟に戻る二人。メフィスト、「やっぱり娑婆の空気はうめえや」、だって。お前ってやつは。悪魔くんはメフィストから、ピエロの妖怪がドクロン妖怪であると知らされる。地獄でもメフィストとドクロンはそりが合わなかった模様。水鏡でドクロンの様子をうかがうと、ピエロ姿で妙な踊りを踊っている姿が映る。これは「ドクロンの踊り」と言って人間を地獄に送り込む前祝いの踊りなんだとか。情報屋たちが危ないことに気づく悪魔くん。そして同じように亡者に襲われる子供たち。亡者たちはいずれも三角布を頭につけている。悪魔くんとメフィストが駆け付け、メフィストとドクロンの戦いとなるが、初戦はメフィスト負け。木の下敷きとなるメフィストは魔力・くぐり抜けで脱出。地獄の住人であるメフィストもドクロンも、それぞれ一つだけ地獄への入り口を持っているのだそうだ。それが鏡の間であると気づいた一万年に一人の天才児悪魔くんの案内でドクロンを追おうとするが、入口は閉ざされているらしい。場面変わり、ザルで水を汲む労働をさせられて泣いている子供たち。衣服も奴隷風になっている。メフィストの入り口は洞窟の魔法陣。そこから地獄に乗り込む悪魔くんたち。亡者たちはドクロンを親分とか呼んでいる。再度ドクロン対メフィスト戦。苦戦の末ドクロンはビンに封じ込められ、風船で宇宙に飛ばされる…ってそれは無理だろう。次回悪魔くん、「妖術師バラモン」にご期待ください。

<今回の魔力>魔力・裏口入園(悪魔くんたちが使用しようとするも失敗)/魔力・槍/魔力・くぐり抜け/魔力・網がらめ/魔力・鎖投げ/魔力・雨/魔力・衣替え/魔力・落雷/魔力・復元/魔力・逆封じ。だいぶ乱発気味になってきた。

_ [特撮] 「悪魔くん(実写版)」#14

「妖術師バラモン」。地獄の釜から逃げ出した妖術師バラモンは、しかし地獄のパトカー(地面を割って飛び出してくる。すげえ)につかまり護送されるが、魔法大全集を一人の男の子・鈴木君のもとに届ける。子供は魔法陣を作り悪魔を呼び出す。そうして呼び出されたのがバラモン。しかし、この子はバラモンの弱みを握っていないため、バラモンをコントロールすることができないのである。が、「そう言われると、曲がったへそがかゆくなる」と一つだけ望みをかなえることにしたバラモン。宿題をしてこなかった鈴木君のために妖術を使いまくるバラモン。とうとうクラスメートを消してしまったりする。この回はいかに悪魔を使うことが難しいか、したがって悪魔くんがいかに特別な子供であるかを描いて見せているのであろう。

場面変わり歌奴父ちゃんのタクシー登場。エンコした車に「どうしておれはカーという言葉のつくものについてねえのかな、オッカーと言いカーと言い畜生」とか毒づく。エンコってエンジン故障の略かと思ったが、「お座り」に相当する赤ちゃん言葉が由来のようだね。そこで大勢の子どもが工場の中に歩いていく姿を目撃する。話を信じないトシエ母ちゃんと悪魔くんの妹だが、悪魔くん・真悟だけは信じるという。この江戸っ子風の父親から一万年に一人の天才児が生まれたというのは偶然以外の何物でもないよね。なにしろメフィストにさえ「お前の父ちゃんはそそっかし屋のあわてんぼだ」とか言われてるくらいだ。が、そんなメフィストにくってかかる真悟。「僕は父ちゃんを尊敬してるんだぞ!」教育的だ!

歌奴父ちゃんの目撃した工場へ行く二人。近頃地獄にも規則ができて、深夜労働の特別手当は倍増しになったそうだ。規則を守らないと悪魔家業を廃業に追い込まれるらしい。しかしその手当もチョコレートなんである。そしてそれがチョコレートである理由はメフィスト自身にもわからない。どうして俺はこうチョコレートに弱いのかな、とか言ってる。地獄が派遣会社的な存在であるような表現にはたびたび出会うが、給料は現金でもらっている(ただし歩合制の色が濃い)らしく、手当がうんぬんという地獄の労働規則の根拠が何であるのかはよく分からない。子供たちは見つからずに帰る二人だが、そのあとバラモンが現れ、メフィストはバラモンを地獄の釜に押し込めた本人であると独りごちる。

場面変わり、友達ばかりか母親まで消されてしまう鈴木少年は、彼らを助けたければソロモンの笛を手に入れろとそそのかされて行動に出る。こっそり釣り竿で笛を盗み出す鈴木少年と悪魔くんの戦い、そして洞窟の魔法陣に乗り込みメフィストの寝首をかかんとするバラモンとメフィストの戦いの場面が交互に映される。メフィストとバラモンはほぼ互角に渡り合っている。が、不利と見たバラモンは悪魔くんと鈴木君を連れて逃げる。鈴木君の手にはソロモンの笛が。バラモンに笛を吹くように指示されても言うことのきけない鈴木君はちょっと杜子春みたいだ。そこで自らソロモンの笛を吹きだすバラモン。そのすきに鈴木君は悪魔くんを縛っている縄を解き、二人の子供がバラモンに襲いかかる。魔力・地獄の釜により倒されるバラモン。画面に向かって勉強は自分でするようにと諭すメフィスト。今回は教育的なのである。次回悪魔くん「妖怪年盗み」にご期待ください!

_ <今回のバラモン妖術>バラモン妖術・神隠し/バラモン妖術・金縛り/バラモン妖術・霧隠れ/妖術・縄ちぎり/妖術・霧隠れ(魔力で霧を吸い取られて破れる)/妖術・土めぐり(?)/妖術・谷崩し&妖術・谷戻し⇒二つ合わせてバラモン極意・土封じとなる。/妖術・なだれ降ろし(落とし、もしくは起こし、かも。魔力・岩返しに破れる)

_ <そして今回のメフィストの魔力>魔力・槍/魔力・金縛り(妖術・縄ちぎりに破れる)/魔力・逆流(妖術の霧を吸い取り逆流させる)/魔力・山津波/魔力・もぐら浮き(?)/魔力・岩返し/魔力・岩ちぎり/魔力・影だまし/魔力・地獄の釜(シルクハットを釜に変えてバラモンを閉じ込める)


2011-09-18 [長年日記]

_ [特撮] 「海賊戦隊ゴーカイジャー」#30

「友の魂だけでも」。今回、ライブマンの黄色登場。嶋大輔出るかと思ったんだが。

<今週のこのフレーズ使えそう>

「私の辞書に敗北の文字は無い!」

「ならば今から刻み込む!」

_ [特撮] 「仮面ライダーフォーゼ」#3

「女・王・選・挙」。今回はお父さん感涙の水着回。学園の女王・風城美羽こと坂田梨香子。身長169cm。体重46kg。佐賀出身。最近ハマっているのは煮干し。なんと素晴らしいスペック乎。

ゾディアーツの動き見てて、一体どんな撮り方してるのかなーと思ってた。やはり「悪魔くん(実写版)」の頃に比べるととんでもなく進歩している特撮技術。ちょっと見た感じではどこまでが実際の演技でどこからがCGなのかとか全然わからない。その一方で今なお、サランラップみたいなのを巻きつけて体が凍った状態を表現するとか、まったく変わらないやり方も健在だったりして。ともかく時代を追いながら特撮技術の進歩を考えてみたいと思う。なんとなくだけど。
TS3M0343  手ぬぐい。イトーヨーカドーで買ったオーソドックスな奴。
 この時期になると近所の八幡神社の祭りで騒がしい。残暑の厳しい中をたいていは出勤の前日の心落ち着かない夜に神を祭る行為とも思えない馬鹿騒ぎなんである。神輿も担いでる人間ばかりが楽しんでいるようにしか思えない。神社の境内に政治家を呼んだり落ち目のタレントを呼んだりして秋の夜長の静寂を妨げるその行為に恥じるところは無いのか。そんなことよりも、神仏を尊ぶ求心力の如きをどうしたら伝えていくことができるのか、禊でもしてそんなことに思いを馳せるがよいだろう。まあ近頃は午後9時ころには騒ぎが収まるようなので以前よりはだいぶましではある。

_ [特撮] 「悪魔くん(実写版)」#15

「妖怪としぬすみ」。冒頭いきなり夜歩く女の子の胸には矢が刺さっている!古いお堂に誘い込まれた女の子(ユキ子さん)は老婆の姿に。悪魔くんはそれを見て化け物呼ばわりする。悪魔くん一行を覗いている禿の妖怪はピンハネという名前らしい。いかにも小物という名前である。そのピンハネに狙われた悪魔くんの背中にも矢が!何と吸盤の弓であるw

井戸の洞窟に入りメフィストを呼び出す悪魔くん。呼び出されたメフィストは腹痛で機嫌が悪い。チョコレートをあげると言っても何と断る。物語初ではないか?こともあろうに人間の医者にかかるメフィスト。そこに先生に化けてやってくるピンハネ。「今すぐ楽にしてあげますよ」とか言って劇薬と書かれたビンの薬を注射しようとする。そこにメフィストを捜しに来た悪魔くんがタイミング良く現れる。逃げるピンハネは途中ユキ子さんと一緒にいる情報屋を見つけ、矢を射る。吸盤の矢を射られると、ピンハネが弓の弦をはじくことで操られてしまうのである。年を盗まれる情報屋。としぬすみはこうして若返っていくのである。

場面変わり井戸の洞窟。人間は好かないが医者だけは好きになってやってもいいなとか言ってるメフィストと悪魔くんのもとに、最初の犠牲者の女の子がきて情報屋がとしぬすみの使う光の輪に連れて行かれたと訴える。光の輪と聞いてさすがメフィストはこの事件がとしぬすみの仕業であると気づく。化け物の中でも一番の古手であるらしい。メフィストに命令しようとしてチョコレートを落としてしまったことに気づく悪魔くん。いうことを聞いてくれないメフィストに、もういいよ的な捨て台詞を吐いて自らとしぬすみと対決しようとする悪魔くんは、ピンハネの怪しげな吸引装置に襲われるが、まさかの故障。ここぞとばかりに反撃する悪魔くん。ピンハネの弓矢を使ってピンハネを操る悪魔くん。さすが一万年に一人の天才。化け物を使役するのはお手の物。としぬすみと対峙する悪魔くんは圧倒的に不利。その様子を水鏡で見ていたメフィストは一瞬助けに行こうとするが、それだからなめられるのだと躊躇する。だが、ユキ子さんが持っていたチョコレートをメフィストに渡し、メフィスト登場。「俺は怒ると怖いんだぞ!」しかしとしぬすみの光の輪に苦しめられ、首を切断される(あわわ)メフィスト。メフィストの敵は僕がうつぞと打ちかかる悪魔くん。メフィストはなんとなく元に戻って魔力・槍で反撃。としぬすみもピンハネも倒されるのだが、ここのところが画面全体に白いオタマジャクシが飛び散るような変なアニメ処理なのです。吸い取った年が解放されている表現なのでしょうけど…被害者は若返り、土の中に帰っていくメフィスト(明らかに膝をかがめているだけ。まあこれも特撮と言えば特撮なので)。次回悪魔くん「モルゴンの復讐」にご期待ください!!

<今回の魔力>魔力・脱出(手術台にくくりつけられたメフィストが脱出)/魔力・・・あた、あた、あた(魔力を使おうとしたメフィストは腹痛のために呪文を唱えそこなってしまった)/魔力・切断(なんかいろんなものを切断する)/魔力・分解(としぬすみにがんじがらめにされるのを無効化)/魔力・花火(ピンハネのお尻に…)/魔力・八つ手(マントの影から何本もの手が。ギャハハな特撮。)/魔力・つむじ(ここはちゃんと『つむじ風』と言うべきだった)/魔力・槍


2011-09-19 [長年日記]

 三連休三日目。といいつつ3日出社するとまた3連休だったりするんだが。明日ちょっと気になる会議があって落ち着かない。一日中会議しているような身分じゃなくて良かったと思うよつくづく。
 最近イチジクが好き。つっても、浣腸のほうではない。普通そうかな。かなり食わず嫌いだった。今は果物の中ではかなり好きな方になっている。なんか今までの人生否定された感じ。まあこれからが肯定的なのだからそれはそれでいいと思う。

_ [特撮] 「悪魔くん(実写版)」#16

「モルゴンの復讐」。モルゴンとは実験用モルモットがガンマエックス線(ガンマ線とエックス線を合わせたようなもんか。どっちも短波長の電磁波で原子核内のエネルギー遷移で出るのが前者で電子のエネルギー遷移で出るのが後者(Wikipedia参考)。まあ要するに高エネルギーで透過性の高い電磁波てんこもりということだと思うんだが)の作用で怪物化したものである。研究所で犠牲になったモルモットたちの復讐のために科学者の助手というか小間使いのようであるサンペイさんが研究の成果を悪用したのである。

場面変わりいつもの井戸の中。たまにはお互いの苦労を知っといた方がいいみたいな話になって悪魔くんとメフィストはまさかの役割交換。まったくの余談だが、筆者は最近男女逆転というコンセプトがかなり気になりだしている。「とりかえばや物語」という古典もあるのだし、ここは日本人研究者が網羅的に研究すべき事柄ではないかなどと思っているんだが。30数年前の女性誌の手記のなかに、我が家ではときどき夫と妻の役割を入れ替えたシチュエーション・セクス(←何気なく書いたけどこんな言葉あるのかな?)を楽しんでいるといったような記事があり、未踏のセクスの世界にそんなヴァリエーションがあることを知ってちょっとトラウマになっているようなところがある。最近読んだ『すでにもう善人』の最終話を読んでそんな記憶が鮮明に蘇ったのだ。余談終わり。悪魔くんとメフィストの場合は単にソロモンの笛と帽子・マント・ステッキを交換しようという話になっていたのがいきなり「魔力・交換!」によってコスチュームが入れ替わってしまうというサービスの良さである。悪魔くんの着ているダサい三角マークの服と、パツンパツンのスパッツみたいになった半ズボンを履いた潮健児さん(←メフィストと言えメフィストと)の姿はなんかもうここまでやるのかというくらい過激である。悪魔くんがひげ面の悪魔姿であるのがすっかりまともに見えてしまう。調子に乗ったメフィストは自分の痛みを思い知れとばかりにソロモンの笛を吹くのだが、案の定痛みは自分に跳ね返るのである。ソロモンの笛の音は角を持っているものに反応するという機構であるとここで知れる。さすが一万年に一人の天才児、抜け目のない悪魔くんだが、反対にメフィストの道具を使うことができない。きっとこっちも角がないと使えないということなんだろうと思われる。

捜索に来た悪魔くんとメフィストを迎え撃つサンペイさんとモルモット7号。モルゴンの大きさはガンマエックス線を発信する装置のボリュームでコントロールできるようだが、人間大にしてメフィスト(サンペイさんに"少し足りない顔"と呼ばれてくしゃみしてるし)を襲わせる。メフィストの反撃を感じて大きくする方にボリュームを回すと抱きついたメフィストごと巨大化する。そこで逆に回して鳥かごにメフィストを閉じ込め、池にドボン。そこに杖を持って馳せ参じる悪魔くんのおかげでメフィストは助かる。再度のモルゴン登場に戦うメフィスト。だが気をつけろ、奴の炎は放射能を含んでいるのだ!

ピンチを切り抜けて、サンペイに狙われている東宮博士のもとについた悪魔くん一行。そこに警察になり済ましたサンペイさんが現れる。東宮博士はモルゴンを操れるというコントローラーを用意して対抗しようとする。夜となり、インスタントコーヒーに一服盛るサンペイ。しかしそれを悪魔くんが見ていた。みんなが飲もうとするのをなぜかもじもじして言い出さない悪魔くん。と、コーヒーを勧めるサンペイの指に先ほど格闘した時に悪魔くんがかみついた傷を見つけ、飲むふりをしてかわす悪魔くん。みんなが寝たすきにコントローラーを壊すサンペイさん。再三のモルゴン登場。やりたい放題の大暴れでサンペイさんも破壊の犠牲に。メフィストは魔力・消火液で対抗。「真悟、もっとほかにい手は無いか」。どうやら魔力のネタを求めているらしい。そこで出たのが「魔力・ロケット」。このロケットは「魔力・点火」で火をつける。メフィストがモルゴンの注意をひきつけ、そのすきにモルゴンにロケットを打ち込む悪魔くん。今回は巨大怪獣の特撮と悪魔くん・メフィストの連携の巧みな空中戦という見ごたえのある話であり、子供心をかなりわくわくさせるものであった。次回悪魔くん、黒猫館にご期待ください!!!

<今回の魔力>魔力・交換/魔力・復元(悪魔くんが使おうとして不発)/魔力・軽気球/魔力・ロケット/魔力・点火 ちょっと回りくどいな、今回。

_ [コンピュータ] Rうまく動かせず。

統計計算ソフトRのスクリプトが読み込めず。セキュリティの関係みたい。Win7にしてからこの手の問題で結構悩んでるのでまとめの知識が必要と思う。


2011-09-20 [長年日記]

_ 今朝がたからなまら涼しいんでないかい。東海地方は水浸しだそうでたいへんなようですが。

_ [特撮] 「悪魔くん(実写版)」#17

「黒猫館」。悪魔くんのレビュー、いつも実物を見ながら書いてるため気がせくせいか誤字脱字の類が多い。あとで気になったら直すかもしれないけどとりあえずどんどん行くZ!夜道で美女の拾ったタクシーの運転手はノートルダムの人を思わせるような不気味な形相の男(ユウキチと呼ばれている)である。道が間違っているという美女の言うことなんか無視して催眠ガスで眠らせてさみしいとこに連れてくんだもんね。というわけで呼び鈴が般若の形をしててお洒落な館に到着。美女を連れていく先にはかなり雑なつくりのじゃじゃ丸くんのような化け猫がいて、美女は冷凍しておけと命じるのである。おお、出た。冷凍されていることを表現するビニールに包まれた人・人・人。

場面変わりいつもの井戸の底。こないだの地獄がエレキブームだとかいう話を蒸し返している悪魔くん。さすが一万年に一人の天才児、記憶力は抜群だ。しかし、今日は年に一度の地獄のお祭りの日だと言ってサボろうとするメフィストを使役しようとして、家にソロモンの笛を忘れてきたことに気づいて愕然とする悪魔くん。鬼の首を取ったように「笛がなければ天下だ」とか言って調子づく大人げないメフィスト。すると突然メフィストのおつむが煙を吐き出す。家に置いてきた笛を悪魔くんの妹がいたずらして吹いているのだが、これがいたずらにしてはかなり上手に吹いているのである。仰天したメフィストは「油断のならないガキだな いつのまに新しい術を覚えやがったんだ」などと自分の尺度で物言いをするのである。

とまれ連続する失踪事件を解かんと館に忍び込む二人である。なんでここまで事件の概要を知っているのか今一つ説明が足りないように思うが、「こんな大事件がひっきりなしに起こっているのに」という悪魔くんの一言だけで事件の全容の説明に代えられている省エネ脚本なのである。そういうことで黒猫館に忍び込む。ちょうどヨウキチさんは次の獲物を連れてきたところ。館に住むおばばと呼ばれる老婆がそれを迎えつつユウキチさんに耳打ちする。どうやら悪魔くんたちの侵入に気づいたらしく、手裏剣で攻撃してきたのち迫りくる壁に押しつぶされんとする悪魔くんたち。しかしこんな仕掛けもメフィストの魔力・脱出の前には無力である。両側から迫る壁の一方を通り抜けているように見せかけているんだが、壁と壁の間を撮るシーンの画面奥は明らかに隙間のあるスペースであり、上から見ると

上から見ると

_ な感じになっているのを横から覗くように撮影すると

横から見ると

_ となっているのである。すごい特撮だ!

そして悪魔くんたちは小さくなってユウキチさんのバッグに忍び込む。この辺もあまり説明がないが、しかもユウキチさんは唐突に運転をミスして事故って倒れてしまう。今回はスピード感があるな。いちいち説明しないからついてこい!的な展開である。さてユウキチになりすまして館に戻る悪魔くんとメフィストは例の冷凍庫に閉じ込められてしまう。誘拐された人を冷凍庫に見出した二人は、犠牲者たちが凍っているにもかかわらず心臓が動いていることに(!)気付く。さて二人はどう逃げるか。ここは魔力・脱出だろと思ったら意表をついて魔力・電気洗濯機。しかも二層式で今は見なくなったが、すすいだ後に衣服をローラーに挟んで水を絞るタイプの奴。なんか見てて泣けてくる。で、どうしてこれを出したかというと、冷凍庫のドアにマントが挟まって隙間があいているので自分たちの体を洗濯機のローラーで薄っぺらく延ばしてペラペラになった体をマントを挟んでできた隙間から外に出すという見事な作戦なのである…。おばばとの死闘を経て、腕を負傷して逃げるおばばの運転する車のトランクに忍び込んだ悪魔くんは、車もろとも池に落ちる。おばばは車に仕掛けられている催眠ガスの噴射スイッチを誤って押してしまったのである。なんか誤動作による事故が連続して起こってるな、今回は。池に落ちた真悟に呼び掛けるメフィストが萌えである:

「こんなことって初めてだもんな。おまえがいないとどうしていいかわからないじゃないか。第一おれは金槌なんだよ。今にきっと泳げるようになるからな。真悟、死なんでくれよ」などとおろおろするんである。挙句の果て

「俺はお前と良く喧嘩するけどな、本当は、本当は真悟が大好きなんだ」と愛の告白をしてしまうメフィストである。そこに悪魔くんが登場。車をはい出してきたようだ。そしてメフィストを言葉責めする…。この辺の二人の心の交流をたっぷり撮るために他の部分がやや説明不足になってしまったのだろうか。

そして館の主人である化け猫との対決。捕まる二人だがタライとかそろばんとか出して悪あがきした挙句串刺しにされてしまう(真悟に、じゃなくてw)が、実は全然平気なメフィスト。やられたふりをして油断を誘ったのち見事化け猫を倒すのである。喜び合う二人を映してエンド。

というわけで今回はっきりした真悟×メフィスト。うん、ありだな。次回悪魔くん、怪奇雪女にご期待ください。

<今回の魔力>魔力・脱出(いや、それはただ普通に通路を通って行くだけだろ)/魔力・電気洗濯機(そういえば子供の頃よくこのタイプの洗濯機のローラーでいろんなものを挟んで延ばして遊んでたような記憶がある自分は存在自体が古い。後年、脱水機構はジャイロ・ツェペリの発明で回転式にとって代わられることとなる)/魔力・放水


2011-09-21 [長年日記]

 台風の接近で暴風雨がこの関東でもはじまっている。会社は早い帰宅を勧めていたので帰ってきた。だいぶ激しくなってきてる。とりあえず風鈴はずすか。BSの番組にもノイズが入りはじめた。ちょうど今クリント・イーストウッドの「アウトロー」の録画してるが、だめだ。ブロックノイズが入った。消そう(;д;)せっかく時間ができたのでWikipediaを紐解いてみると(←webページを”紐解く”ってかなりしっくりこない言葉!):「…使用電波帯域がSHF波であるがために、受信世帯周辺もしくは送信施設周辺において大雪や大雨などの荒天で電波が遮られやすい(特にkuバンドで起きやすい。一方、Cバンドは荒天による影響はほとんど受けない)ため受信障害のリスクが大きくなる点である。これが一部で言われていた「衛星放送が地上波放送を駆逐する」論の破綻の大きな原因の1つになった。ただし、それもBSではデジタル放送開始により降雨荒天用のノイズに強い送信を行い画質が低下しながらも内容を確認できる降雨対応放送を実施できるようになっているのである程度克服していると言える(画質は地上デジタル放送のワンセグに近い)。たとえば一年のうち完全に衛星放送が受信不能になることは合計しても1日以下であり、(関東平野での実験)地上波よりは劣るものの安定した放送を実現…」とある。そういうわけでしかたない、おひさまとsakusakuの録画でも見るか。
 そんで実家から食料品の荷物が届いた。自宅で作ったジャガイモと玉ねぎ、お隣から頂いたというニンジンのほか、イカ飯を含む北海道物産。お礼の電話でしばし話してちょっとぼーっとしてたら、イカ飯、ぬこさんにやられた(;д;)レトルトパックで匂いがしないだろうからと安心しきってた。どんだけの吸引力なんだ<イカ飯。イカなんか食べて耳が腐り落ちても知らないよ。あ、それはアワビか。イカは腰抜かすんだっけ。そういうわけで父の人、母の人、ごめんなさい。けいりう堂はイカ飯を一口も味わうことができませなんだ。

_ [特撮] 「悪魔くん(実写版)」#18

「怪奇雪女」。今回かなり怖そうなんだが。黒谷気象観測所と看板のある建物から一転していきなり雪女登場。そこらへんの大木なんかよりずっと大きい巨大な雪女である。等身大でも怖いんだから巨大化したら10倍は怖いだろ。観測所は冷気に閉じ込められる。雪女が寒波を呼んだようである。「山はあたし一人のもの…」とか言いながら等身大となった雪女が観測員たちを凍らせる。一方悪魔くんたちは福笑いに興じている。メフィストはことごとく失敗しているらしく顔が墨だらけ。水鏡をふと覗き込むと凍っていることに気づき、溶かすといきなり雪女が映る。「山は寒いんだ妖怪なんて出るはずが…」と渋るメフィストをせかす悪魔くん。いつもの恰好で飛んでるが「寒いねえ…」そうだろうな。ただでさえな。マントが凍りついて落下する二人は黒谷小屋と書かれた山小屋に避難。「真悟、やっと悪魔心地がついたな」。そこに山小屋の管理をしている女性が登場。メフィストはさっそくコナをかけるのだが軽くあしらわれて3人は山小屋で一泊と相成る。

メフィストはチョコレートの夢を見てる。寝てる二人を襲ってつららが落ちてくる。つららに胸を突かれるメフィスト(←生きている)。山小屋の女性は案の定雪女である。猫みたいな声を上げて威嚇する雪女に魔力・ファイアーで対抗するメフィストだが、効かない。巨大化して襲ってくる雪女。何度か書いてるが、同じキャラがサイズを変えて何度も襲ってくるという趣向は後年のスーパー戦隊シリーズに継承されている、キャラクタの経済である。魔力・火の矢で地上から雪女を攻撃すると暴れる雪女のために雪崩が起こり、二人は飲まれるが、無事に朝を迎える。帰ろうとするとメフィストは足にかすり傷をしている。しかしこれは傷の大小にかかわらず重大な出来事であった。悪魔の血が大地を汚したときは悪魔の魔力は翌日の真夜中まで失われる(魔法大全集第8巻80ページ8行目参照。なぜ8に関係しているのかは一考に値しそうなしなさそうな)のである。あまりに魔術が無敵すぎるためにこんな縛りがときどき現れるのであろう。運良く通りかかるジープの一行は観測所の人々らしく、メフィストは眼鏡のお姉さんにクラクラ。一行は観測所へ。

魔力が回復するまであと二時間という真夜中。「俺様をこき使うことができず、残念でしたな」「早く十二時になんないかなあ」などとなれ合っている二人であるが、そこに襲い来る寒波。窓の外は雪。これはこの場所には珍しいことであるようだ。発泡スチロールの雪を踏み分ける3人の観測員はここで巨大雪女を目撃。「おいで…こちらへおいで…」と手招きする雪女。いやだよ!しかし隊員の1人は誘われるままに雪女のもとへ行きやられる。魔力回復まであと1時間というとき雪女が小屋に侵入してしまうがたき火で撃退する。あと10分!というところに先ほどやられたはずの隊員が戸をがたがた。油断して戸を開けるとそれはやっぱり雪女だったのです。クラシカルな展開である。たいまつを凍らせて迫る雪女。あと3分!ついに奥の部屋の扉を開いたその時、時間はちょうど0時。「全知全能なるわが魔力は今メフィストに蘇(れ)り。魔力・地獄の火!」しかし不発。「大魔王さま、この哀れなメフィストをお見捨てになりたまえりしか!(←聴き取ったママ)」とキリストの最期のようなセリフを吐くメフィストのもとに女性隊員が来て、「今が十二時よ、あの時計は狂ってたわ」。なんじゃそりゃ ┐(´〜`)┌ 。そうこうしてるうちに杖を凍らせられて苦戦。「真悟、なんかいい手は無いか」と尋ねるも真悟にも、火に強い雪女への対抗の知恵は出ない。巨大化して迫ってくる雪女は観測所を壊しにかかる。「ずいぶん荒れとるわい…」。「メフィスト、毒には毒を!」という苦し紛れの悪魔くんのアイディアに、つららを何本もロケット弾のように雪女に打ち込み、ようやく雪女は倒れる。これ以降メフィストの魔力の封じられる機会が何度もあることだろう。次回悪魔くん、地獄脱出作戦にご期待ください。水木さんお得意の地獄めぐりの回である。噂の閻魔大王(メフィストの上司みたいな位置づけになってたと思うが)にも会えるぞ! シュ!( 〆^ー゜)☆←響鬼の決めポーズ

_ <今回の魔力>魔力・ファイア/魔力・地獄の火(どう違うのかな。さらにメフィスト兄の使う魔力・ファイアストームというのもあるが)/魔力・火の矢/(魔力・つららロケット←とは呼んでいないが今回の勝利の決め手となった魔力)

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ うにゃにゃ [無事に帰ってたんですねー安心しました^^]

_ けい [なんか渋谷のほうでは太い街路樹が倒れてタクシーが下敷きになったとなむ語り伝えたるとや。]


2011-09-22 [長年日記]

_ 久々に夜遅くの帰宅。23時まわって眠たい限り。3連休はじまるな。


2011-09-23 [長年日記]

_ [特撮] 「悪魔くん(実写版)」#19

「地獄脱出作戦」。場面はいきなり地獄、である。ユキちゃんちの宝を探しに来た子どもたちは連れてきたメフィストに置き去りにされる。連れてくるまでが約束で、生きた人間を連れているとメフィストもしょばつされてしまうんだそうだ。悪魔くんは「お前がいないと…」みたいなことを言うが今度ばかりはメフィストも冷たい。連れてきてもらえばこっちのもの、みたいな計算が悪魔くんにはあったに違いない。当てが外れてしかたなく子供だけで捜索に出かける。途中首さらしの刑を受けている生首に襲われるが、やはり子供らが気になるメフィストが引き返してきて撃退する。メフィストは魔力で一行を亡者の姿に変える。潮健児さんはどんな格好してもさまになるなw ちなみにメフィストの変名はヨネハラ・チヨだが、三途の川の鬼に見破られそうになる。その後に続いて通る悪魔くんの口の達者なこと。さすがは一万年に一人の天才児であるが、体臭が死んでいる人間のそれではないために気づかれ、逃げ出すが、怪しげな術で呼びもどされ、岩の牢にぶち込まれる。救いに来るメフィスト…しかも兄の方!そうか、以前シバの神殿を破壊したために禁固刑に処されていたんだった。そしてメフィスト兄は脱獄を企てていたのだ。何と好ましいアナーキストであろうか。一話完結なのに物語の連続性を意識している構成というものは大変好ましい。子供であっても、続けて見ていて良かったという気になるものだ。

ここで宝の意味が判明。ユキ子ちゃんの一家は欲深のおじいちゃんが金の仏像を地獄に持って行ってしまった報いで熱病にかかっているのであった。そこにメフィスト弟が現われ一行を解放。兄妹涙の対面である。魔力・変身で鬼の子に姿を変えてもらった悪魔くんと情報屋は鬼の機動隊のあとを付いていき、閻魔大王の面前へ。鬼の恰好の悪魔くんは、脱いだら結構ムチムチしているw 大王さまの肩が揉みたいという悪魔くん。マッサージのすきをついてメフィスト兄の杖を盗み出す。ここでも達者な口を利用してまんまと杖をメフィスト兄に渡し、自らも逃げだす。メフィスト兄は天国にでも行って昼寝でもすると去る。機動隊が追いかけてくる中を一行は針の山に追い込まれる。FFのサボテンダーの攻撃みたいなのを受ける子供たちはメフィスト(弟)の魔力・石崩しなどに救われながら、宝物殿へ。そこにブラッカーという妖術師が現れる。彼は妖術師バラモンの弟である。今回は兄弟の因縁含みの対決である・魔力対妖術の戦いはメフィストが一枚上手で、兄同様釜に閉じ込められる。この辺も以前の回との連続性を示している。

魔力対妖術のあいだに捕まった悪魔くんたちを囲み踊る亡者たち。そこにメフィストも紛れ込み、悪魔くんたちを解放。亡者姿の襟元からネクタイがはみ出している。そこに天からメフィスト兄の救いの綱が垂れてくる。それにつかまり地上に向かう悪魔くんたちを追って機動隊が昇ってくる。綱を切り、我が身もろとも地獄に落ちていくメフィスト。ここで物語はジ・エンド。な、なにー!メフィストは大丈夫なのか?まあもともと地獄に住んでるのだから何でもないんだろうと思いつつ、次回悪魔くん、未来ゾーンにご期待ください。君は伝説の魔力を見る。

<今回の魔力>魔力・変身/魔力・石崩し
蒲原の風呂敷と手ぬぐい  手ぬぐいと風呂敷を購入。広重の東海道五十三次の蒲原。手ぬぐいの柄は話のきっかけになることもあるので目立つほどいい。公序良俗に反しない範囲でではあるが。

_ 光より早い粒子!?

 ニュートリノ、第3の変化の兆候捉える 宇宙の謎解明へ一歩「ミュー型」から「電子型」 高エネ加速器研など 。すごいかも。どんなふうに到達したんだろう。学生時代に「光より速い粒子」という本を読んだことがあるが、相対性理論と光より速い粒子が矛盾するわけではない、ということだけ記憶に残っている。勉強しなおしてみようかな…。
 今年はすごく久し振りに年賀状を作ったんだが、その時に用意した住所録がどこにあるか分からなくなってる。もっと言うと、なんのソフトで作って印刷したかがわからない。なんたることよ。これではデータベースとして機能しないではないか。魔力・グーグルデスクトップで調べてるが見つからない。

_ ずっと買うことを躊躇していた電動コーヒーミルをとうとう購入。10秒足らずで5杯分の豆が挽ける。手回しで立ち上る豆の香りを楽しみながら挽くのが正しいと思うのだが、堕落した。そんなこと言いつつ我が家には電動ミルがもう1台あってこれは10年以上使っている計算である。しかしこれはコーヒーを挽くためには使ったことがなく、カレーのスパイスを挽く専用器具なのである。スパイスの香りのするミルでコーヒーを挽くわけにはいかない。その昔はすり鉢で挽いていたが、あまりにも労力がかかるため電動にしたのだ。


2011-09-24 [長年日記]

_ 今日買った手ぬぐいさんたち。

手ぬぐい  なんかこのウェブカメラ、左側のピントが合わない。左から桜、山、トンボ。トンボは勝虫とも呼ばれる縁起物。何枚か用意しておいて勝負パンツと併用すると効果グンバツと見た。

おトンボを勝虫と称す由来は雄略天皇の頃にさかのぼるとのことである。狩りに出た雄略帝がアブに刺された時、そのアブを加えて飛び去ったトンボをたたえた故事にちなむのだとか。不退転(後戻りをしない)ことも武士に好まれた理由という。日本の古称である秋津島の秋津とは蜻蛉のことであった。

2011-09-25 [長年日記]

_ [特撮] 「悪魔くん(実写版)」#20

「未来ゾーン」。パトカーに追われる強盗団(トリオ・レ・ポンコツだってw)の車がトンネルに入る。追うパトカー。しかし、トンネルの出口から出てきたのはパトカーだけだったのである!単なる別撮りをつないだだけなのだが、これだってトンネルの中で強盗団の車が消えたと言い切ってしまえばもう立派な特撮である。が、今回はもっとすごい特撮が出てくるから期待していい。さて、強盗団の車はトンネルの中で宙に浮かんでいる。強盗の皆さんもなぜか固まっている。そこに現れたのは奇抜な格好をした少年少女。「これは20世紀の自動車かも」みたいなこと言ってる。この子たちこそが25世紀の未来人である。強盗のアジトに同行することになった兄妹。「俺たちゃギャングトリオのギャングかばんの中には札束だらけ」なんて歌い出す強盗。未来少年少女はどんなに監禁してもあっさり抜け出てくる。妹の名はピッチとかいうみたい。閉じ込めても抜け出すシーンのは二重写しである。未来少年たちが仕えることに気付いた強盗たち。

一方井戸の中の洞窟。メフィスト登場。と、悪魔くんは片足で立ったまま固まっている。ストップモーションではなくてよく見るとぴくぴく震えている。魔力・目覚ましでその状態から解放された悪魔くんは時が止まっていることに気づく。彼ら二人が時の流れ(未来少年によって止められた時の流れ)と独立に存在していられる理由はうまく説明できない。運動する物体にはそれぞれ固有時間があるとか適当な言い訳もできなくはないが、ニュートリノの観測で特殊相対性理論が破綻しかけているのでそういう理屈も通りにくくなってしまった。「これは時間を盗む妖怪の仕業かもしれないぞ」と主張する悪魔くん。そういえばちょっと前に「年盗み」という妖怪が出てたからな。メフィストはそんな妖怪聞いたことないと言って使役に従おうとしない。原因を調べに飛び立つ二人。飛んでいる最中に、さすがは一万年に一人の天才たる悪魔くんはわれわれと同じ疑問を抱き、メフィストに問いただす:

「どうして僕たちだけ動いているんだろう」
「へへ、そりゃ俺様が悪魔だからよ」
「ふーん」

もっとちゃんと答えろよ。真悟も納得してるんじゃない。地上はすべてが止まっている(実はこれみんな役者の一生懸命な演技でありみんなときどきふらふらしたりぴくぴくしたりしている。そういうエキストラがたくさんいるのだから人件費はかかる特撮になっていることだろう。今ならば画像処理で実現するのだから技術の進歩は確かにコストを下げるのである)。そこになぜか一台だけ動く車を発見。例の強盗団であった。あわや戦いとなる寸前、騒ぎ散らす強盗団の口に「STOP」とか「ストップ」とか書かれたテープをメフィストがぺたん。どうやって時間を止めたかと詰問するメフィストのところに未来少年が来る。このホクロがキュートな未来少年はどうやら妹ピッチを人質にされているので強盗団に従っているようである。タイマーをひねって悪魔くんたちの時間を二倍にするという結構ひどいことをするんである。メフィストと悪魔くんはそういう特殊な状態にあることをこれまた一生懸命演技力で表現する。ゆっくりした動き、「まーてー」という低く延ばしたセリフ。そう、この回は、つねづね問題としてきた「特撮技術力の低さを俳優の演技力でカバーする」というこの時代の特撮の特徴を大変良く残している作なのである。ちょっとこの特徴に仮の名称をつけないと後が大変なので、とりあえずこういう特撮を以下では「反・特撮」と呼ぶ。

再び強盗団のアジト。今気付いたが兄と妹は同じところにホクロがあるんだな。そこに悪魔くんたちがやってくる。どうやって見つけたかって?メフィストが嗅覚を使ったのだ。ケルベロス並みだな。さあいよいよメフィストの魔力炸裂である。というか「反・特撮」の炸裂である。まずは強盗団の撃ったピストルの弾を空中でつかみ取るしぐさ+別撮りで手のひらに握った銃弾の映像=飛ぶ弾丸を素手で取る悪魔メフィスト。さらにそれを飲み込む演技+むしゃむしゃ食べるSE。次いで、魔力・首つり。唱えると天井からロープが人数分降りてきて、強盗団に絡みつく…というか、自ら絡まっていく演技。しかし調子に乗っていると、強盗団の一人が未来少年を捕まえて魔力を無効化させる。ここ、どういうメカニズムかわからない。時間をコントロールするだけが未来人のスキルではないようだ。魔力・金縛りが無効化され、ブチ切れるメフィスト。「魔力がだめなら腕力で行くぞ!」そして魔力なしでもかなり強いメフィスト。すると普段の魔力の乱発とは腕力を節約することと同義だったのだ!すきを見てタイマーをひねる未来少年。おお、強盗団の時間が止まった!この機に乗じて反撃に出るメフィスト。魔力が復活したのでここぞとばかりに構えるメフィストに強盗団が口々に

「あっ、魔力! Σ( ̄д ̄)」
「魔力 (^^;)」
「魔力 (;д;)」

などと叫びビビりまくっている。これにメフィストはまず「魔力・逆立ち」を唱える。すると画面が180度回転して逆さ写しになった強盗団たちがもろ手を挙げて「あーさかささかさー!」「助けてー」などと阿鼻叫喚となる。もちろん映像が逆さになっただけなのにそれをさらに怖がっている演技で表現した反・特撮である。続いて、「魔力・玉突き」によって、強盗団メンバーはこれがほんとの玉突き衝突を起こす。調子の出てきたメフィストはさらに「魔力・火の雨」(どうやらホントに火花を振りかけているようだ)「魔力・タイヤ転がし」(自らタイヤの穴に体を挿入するだけ)そして、ああとうとうこの時が。

「魔力・阿波踊り!」のひとことで全員「えらいこちゃえらいこちゃヨイヨイヨイヨイ」と踊り出す。ちょっと画像ひずませる効果なども加えてやや本来の特撮っぽいが、やはり反・特撮の有名なシーンと位置付けるべき名場面である。そして「魔力・手榴弾」が爆発。そして「魔力・投網」で一網打尽として、さらに逃げようとする強盗団に「魔力・引き戻し」をかける。25世紀に帰っていく少年たち。止まっていた巷の時間も流れだし、ジ・エンド。次回悪魔くん、化石人にご期待ください。あー眠くなった!

<今回の魔力>魔力・目覚まし(空中に無数の目覚まし時計を召喚する技である)/まーりょーくー…(←時間を二倍にされたメフィストが唱えかけて力尽きた魔力)/魔力・首つり/魔力・金縛り(無効化されたので不発)/魔力・逆立ち/魔力・玉突き/魔力・火の雨(メフィストさんたちは火系の魔法が得意だ)/魔力・タイヤ転がし/魔力・阿波踊り/魔力・手榴弾/魔力・投網/魔力・引き戻し

今回メフィスト弟は調子に乗っている。
 「江」が佳境に入ってきたように思う。につけてもお江の方はまあ犬の子のように何人も子供を作り、二人の姉にそれぞれ養女として預けた挙句、第3代将軍を生むに至る。番組最後に京・伏見の御香宮が映る。京大阪街道を歩いた時に立ち寄った場所である。

 伏見の思い出で最も強く残っているのは「みのぶの道の記」の著者・元政上人の竹三本の墓である。80歳になる老母を連れ、京から日蓮宗の本山である山梨の身延に行く紀行は、私の身延道行脚の参考書となった。質素を望んだ上人は墓には好きな竹三本だけを備えるように言い残して亡くなる。竹であるから、もちろん江戸時代初期のものはとうに失われたことだろうが、私が訪れたその寒い日にも、土饅頭の上には竹が三本植わっていたのだった。

_ Webカメラで監視。

 Webカメラが安いということは以前書いた。これをLiveCaptureというソフトで使うと、画像の中のモーションを検知してフォルダに画像を保存したり、メールを送信したりできるらしい…のだが、メール送信が旨く行っていない。よくわからず。とりあえずカメラが動作して被写体が動いただけでもアラームが鳴るので、呼び鈴を補助する使い方ができると思う。一番問題にしているのは、お風呂に入ってるときに宅配の人が来ても気づかずに持ち帰られてしまうことがよくあること。チャイムの発声部をお風呂に持ち込むというのも手かもしれないけど…

_ [特撮] 「悪魔くん(実写版)」#21

「化石人」。日本アルプスが異常気象で雪崩が頻発している。山小屋に来ている悪魔くんは、遭難した人が何者かに首を絞められていることに気付く。その山小屋に足を負傷した学者が現れる。子供たちが東京に帰ると知り、自分の発見した「氷の化石」(←ここなんかおかしい)を託す。

学者「考古学者の藤波博士は知っているかね」

悪魔くん「ええ、名前だけは」

ここで問題にすべきなのは、悪魔くんが藤波博士のことを知っていたことではなく、なぜこの学者は悪魔くんが一回の考古学者に過ぎない藤波博士のことを知っていると思ったのか、であろう。そういうわけで氷の化石を取り返そうと化石人が現れるが、なんとその見かけはアマゾンの半魚人である。雪深い山にこんな種族が適応できたとは到底思えないのだが。。。

東京に向かう列車。なぜか悪魔くんたちの乗った客室はスチームが入らない。これが氷の化石のせいと気づいた悪魔くんは荷を解いて、一瞬体表が凍る。と同時に化石から電波の如きが発生して化石人に情報が伝達される。

東京・藤波博士宅についた悪魔くん一行は博士とともに研究室へ。それを追う化石人の被害で多くの人が凍らされる。凍った人を表現するのに、サランラップのような透明な樹脂を人にかぶせるという苦肉の策を用いたこの特撮は、しかし現在の戦隊物などでもときどき使われることがある。このような手法を用いたのは技術力の問題ではなくてコストの問題であったかもしれない。ともあれあちこちを凍らせて大暴れの化石人である。メフィストの助けが必要と井戸の洞窟に行く悪魔くんだが、召喚呪文を唱えているところに化石人があらわれ、キン太と情報屋はたちまち凍らされる。「こら真悟、今の呪文の唱え方は何だ」とか小言を言いつつメフィスト登場。この作品にはメフィストのテーマというべき音楽があるのだが、それは「いい湯だな」と植木等の「ホレ信じなさい」(←曲名は『学生節』。このフレーズは当時流行していたようだ。初期の回でもメフィストが使ってた)を足して二で割ったようなとぼけた音楽である。何だか寒いと魔力で寒暖計を出してびっくりするメフィスト。そこに化石人の攻撃で悪魔くんは凍りつき、メフィストも足元を凍らされるが、魔力・ガラスカーテンで冷気を遮断する(←ガンと言う効果音がするのと、冷気がメフィストに届いていない映像に切り替わる程度の軽い反・特撮である)。ついで魔力・熱線銃で反撃するメフィスト。倒れる直前にテレパシーで遠くの仲間に通信を送る化石人。メフィストは魔力・氷解けで悪魔くんを救い、二人は藤波博士のもとへ。

氷の化石を調べる博士。博士の娘クミ子は化石人を怖がっているが、メフィストがなだめる。「お嬢ちゃん、このメフィストさまがいる限りは大丈夫よ。」「やさしい悪魔さんね」「へいへい、僕、怖い顔しているけどホントは優しいのよ」メフィストのフェミニズムに対象年齢制限は無い。

ついに博士の家に現れた化石人たち。油断したメフィストは凍らされるが、悪魔くんがスチームで追い払いスチームの熱でメフィストを救う。「真悟、おまえなかなかやるじゃないか。いい子ちゃんだぞ」と言って悪魔くんの頭ナゼナゼするメフィストさんである。一方氷の化石からも化石人が蘇生。ここで化石人がジュラタンという種族であるとわかる。クミ子がどこに連れ去られたかわからず悩む真悟だが、ここでメフィストが言う:

「お前不勉強だぞ。魔法大全集の444ページの4行目を忘れたのか?」
「そうか、『悪魔は魔法の玉で妖怪の居場所を知ることができる』」小さい視聴者はここで、悪魔くんがやはり一万年に一人の天才であることと、魔法大全集に記載されていればなんでもありであることを知るのである。日本アルプスにいることを知る二人は敵地に乗り込む。ここでどういうわけか魔力でステッキをでっかくするメフィストなのだが、いまいちそれで何をしようとしたかわかんないのである。そうこうするうちまたも凍らされるメフィストは今度は自分に魔力をかけて助かる。小さい視聴者は、実はメフィストは悪魔くんの助けなど借りなくとも一人で何でもやっていける存在であり、いつも悪魔くんに助けられているのはフリであり、悪魔くんと一緒にいたいための口実なのではないかという疑問を持つことであろう。凍ったクミ子ちゃんを救うメフィストは冷たい手をほっぺたに充てたり、化石人に魔力を放つときにも「見ててね」とか愛想を振りまくこと振りまくこと。やはり危険な嗜好の持ち主なのである。調子に乗り始めたメフィストは「魔力・導火線!」「魔力・ダブル導火線!」と続け、最後にはあろうことか「魔力・活火山!」である。日本アルプスが活火山となった…。

悪魔くんとクミ子ちゃんを抱えて飛行で帰還するメフィストに、さすがの天才どS少年悪魔くんも「これはちょっとオーバーじゃないかなあ」とつぶやく。「これはちょっと魔力が効きすぎたかな」と笑いあう三人であった…って、おいお前ら。

はたして日本に未来はあるのか?次回悪魔くん「呪いの森の魔女」にご期待ください。この物語の中の日本に未来があれば、だが。

<今回の魔力>魔力・ガラスカーテン/魔力・熱線銃/魔力・熱分解/魔力・ダブル氷解け(キン太と情報屋を救う)/魔力・錠前破り/魔力・ビッグステッキ/魔力・復元/魔力・火攻め/魔力・火矢/魔力。導火線/魔力・ダブル導火線/魔力・活火山


2011-09-26 [長年日記]

_ 家の階段のところにセンサーライトをつけた。

昨日設定した監視カメラはとりあえずちゃんと動作して何枚もの画像がキャプチャーされてた。宅配の人と夕刊の人と自分くらいしか映ってないけど。メール設定ちゃんとやりたいな。

REGZAテレビからレコーダーにダビングできなくなってしまった。再設定がいる。スイッチングハブが怪しく点滅していて不安である。


2011-09-27 [長年日記]

_ 110927_2335~01

秋の手ぬぐい。カラスウリ。会社の昼休みに社を抜けて郵便局に行った帰りに仏壇屋で見つけて買ったもの。カラスウリは好きなのだけどあちこちから種を拾ってきて庭に植えてもなかなか根付かない。一度は見たことも無い緑の凶悪な面構えの芋虫の類が付いて葉を食い荒らされたことがある。葉っぱとまったく同じ色をしてるのが不思議だった。
いつしか秋だ。そろそろあちこちのカラスウリが色づいているのではないか。種を求めにそぞろ歩きと行こうかな。まだ早いかな。


2011-09-28 自分の目は信じられない。 [長年日記]

_ この目で確かに見た。でも一体何を?

原画

点線は目のガイド

_ 何本点線を引こうと同じことだ。


 おひさま、今日の回を見てたら、陽子の語り口が急速に若尾文子化してきたような気がする。もうすぐ終了。次はカーネーション、10/3から。
 今日の手ぬぐい。 110928_2255~01  今日とか書いたけど買ったのおとといだと思う。これで、綱島イトーヨーカドーにあった手ぬぐいは全種類買ったことに。あ、待てよ。

_ 110928_2259~01

_ これもだ。よく見る柄なので部屋の風景に溶け込んでた。これでイトーヨーカドーにあったやつ全部そろった。これで日常生活の分には十分と思う。あとは気に入った柄をちまちまと見つけたら買うという感じで行こうかな。こないだの仏壇屋にもよさげなのが結構あったし。


2011-09-29 [長年日記]

 特撮の歴史を語るためには古典的な演劇や芸能についてもかじっておく必要があると気づいた!どうしよう。

_ おれんちに「Water fruits」が届いた。

 何のことかというと、樋口可南子+篠山紀信のヘアヌード写真集なのである。日本のヘアヌードはこの作品をもって事実上の解禁とされている記念碑的作品である。全頁モノクロなのだが、現在であっても十分に実用的である。問題のヘアは「一糸乱れぬ」という形容がふさわしい光沢ある上品さ。このヘアーはいいものだ…。1991年。樋口可南子33と言うところであろうか。なのに少女を思わせるような贅肉の無さである。

実は樋口可南子に関しては気になることがある。「おひさま」での息子・和成の口真似をして男言葉でしゃべるそのしゃべり方がとても板に付いているのである。関係ないかもしれないが、映画「卍」では高瀬春菜とのレズシーンが話題であった。それもいいけど、もっと気になっているのは「北斎漫画」におけるタコとの絡みのシーンである。このシーンはエロチシズムと特撮という稀有な組み合わせの例としてもっと人口に膾炙されていい…のではないか?まずは見てみること。それ以外にない。ちなみにWater fruitsはアマゾンの中古で251円だった。だいぶ黄ばんでるように見えるが、そこがまた20年の歳月を思わせる何とも言えない風合いである。

_ そういうわけで上記に関連して劣情を催しつつ「おひさま」の録画を見てたんだが、ひなちゃん台所でまさかの事故!?思わず「あぶなあぶなあぶなーい!!」と声が出ちゃった。明日はどうなるんだ!仕事が手に付かないんじゃないのか!?俺。


2011-09-30 [長年日記]

 おひさまの続き。ひなちゃんは手にやけどしただけで済んだようで、いやあ不幸中の幸いでしたな。

_ [映画]「北斎漫画」

そういうわけでエロスと特撮というテーマに惹かれ北斎漫画」を求めようとしたのだが、なぜかわたしのDVDコレクションの中にその1枚があったのである。そこでとりあえず問題のシーンだけちょっと見てたのだが、うむむむ!これはすばらしい。タコの腕は多分操演という技法で動かしていると思われるのだが、その絶妙の動きの向こうには樋口可南子の白い女体、美にして微なる乳房、艶めかしい唇…。これはまた充実した週末になりそうな予感が。


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