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2012-04-21 [長年日記]
_ 今朝がた自転車に乗って出かけようとしたら今度は後ろのタイヤの空気が抜けていた。やむなく電車で出かけて帰宅後エアチェック(←用法間違ってるな。エアチェックってラジオ番組録音することだろ)。ピンホールが見つかったので手当てしたが、どうもチューブが劣化してきているようだ。新しいチューブの手持ちがない。
_ [アニメ] 「∀ガンダム」
「THEビッグ・オー」見かけてたんだがDVDどこか行った。なので∀ガンダム第1巻を見始めた。第1話なんておよそガンダムらしくなくてまるで世界名作劇場。ロランはブリキの金魚のおもちゃが好き。第1話のサブタイトルは「月に吠える」。言うまでも無く萩原朔太郎のオマージュと思うのだが、月に吠えると聞くと思い浮かべるもう一つのイメージがある。それもまた朔太郎をオマージュして名づけたもののようだが、狂言師・野村万作が20世紀末頃に最期の「釣狐」を演じた際の狐の演技である。4つんばいの状態から膝立ちとなり背を伸ばして空に向かって「ワーイ」というような声で一声叫ぶ万作さんの狐。その頃の春分の日にNHKで流れた番組であり、なぜか物悲しい思いで誕生日を迎えていた私には大いに慰めとなったために良く覚えている。襲名前と思うが、息子の萬斎さんが隣で、自分ならよつんばいのまま背をそらして空に吠える、とまた一つの演技を提案していた。万作さんもそれをやってみるのだが、いや、これは苦しくて上に向き得ない、おまえは俺よりも体が柔らかい、などと会話していた。ガンダムそのものにはまるで関係が無い。続く。
第2話見て続き。EDは谷村新二の「AURA」。アウラ、と読み、古代ギリシャ語で「夜明けに吹く一番最初の風」とかいう意味なんだそうな。でも俺にはこれは「アウラ」ではなく「ああ浦!」に聞こえたのだった。第1話が「月に吠える」でEDが「ああ浦!」であれば朔太郎でまとまるんだが。朔太郎「猫の死骸」ともう一つ「沼沢地方」に現れる浦という女性。これはウラニアと言う一種の天女であり、芸術家にインスピレーションを与えるという。善意のサッキュバスと言っても良いかもしれない。この女性にずいぶんと憧れた。「オール・ザット・ジャズ」という映画でロイ・シャイダーのベッドに現れるのを見た記憶がある。